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スナッフルスブランドの新境地
函館で長年愛されてきた洋菓子店「ペイストリースナッフルス」が2024年3月26日に新業態として開業した「すなっふるすダイニング」は、スイーツの枠を超えて本格的な食事も提供する意欲的な店舗だ。1998年の創業以来、函館の地で心を込めた手づくりのおいしさを追求してきたスナッフルスが、その理念を「一皿と共に心に残るひととき」を提供する場所へと拡張させた画期的な試みである。函館蔦屋書店の2階という絶好のロケーションに位置し、書店利用者だけでなく、遠方からわざわざ訪れる客も少なくない。
革新的なオーダーシステムと顧客配慮
店舗の特徴として特筆すべきは、QRコードを読み取ってスマートフォンで注文する最新のシステムを採用している点だろう。紙のメニューを廃止し、デジタル化を推進することで、メニューの更新が容易になり、常に最新の情報を提供できる体制を整えている。しかし、ここで注目すべきは、デジタルデバイスの操作に不慣れな顧客への配慮が十分になされていること。スタッフがタブレットを持参し、操作が困難な顧客のサポートを積極的に行っているため、「スマホ操作ができないデジタルデバイドの方も安心してお店に行くことができる」という評価を獲得。この柔軟な対応が、幅広い年齢層からの支持につながっていると考えられる。
多彩なメニュー構成と本格派志向
メニュー構成は、カフェダイニングとしては異例なほど本格的な洋食メニューを揃えている点が印象的だ。数量限定の「本日のランチプレート」は、デザートとドリンクが付いて¥1,200〜¥1,500という価格設定で、コストパフォーマンスの高さから人気を博している。特に注目を集めているのは「ブーシェアラレーヌ・えびブロッコリー」という、小さく切った具材を濃厚なベシャメルソースでからめてパイ生地に詰めたフランス料理。函館のカジュアルダイニングでこのような本格的なフランス料理が提供されることは珍しく、「見たことのないメニュー」として新鮮な驚きを与えている。
人気メニューの分析
レビューから浮かび上がる人気メニューの筆頭は、「ディップするタイプのフライドポテト」。3種類のディップソースが付いてくるこのメニューは、「前評判にもあった通り特に美味しい」という評価を得ており、多くの客が必ず注文するサイドメニューとして定着している。鴨のコンフィは低温調理で柔らかく仕上げられ、¥1,800という価格設定ながら「本格的な味わい」として高評価。サーモンとサワークリームのパスタは北海道産サーモンを使用し、クリーミーな味わいが女性客を中心に人気を集めている。
スイーツへのこだわりと品質維持
スナッフルスの本業であるスイーツ部門では、その伝統と技術が遺憾なく発揮されている。「苺のミルフィーユ」は¥486という価格ながら、「もちっとふんわり柔らかで、甘さは控えめ」という評価を獲得。過度な甘さを避け、素材の味を活かした繊細な味わいが、洋菓子店としての矜持を感じさせる。クレームキャラメルはランチセットに付いてくるデザートとしても提供され、なめらかな食感とほろ苦いカラメルソースのバランスが「ランチの満足度を高めている」。季節のパフェは¥780〜¥980と幅広い価格帯で展開され、旬のフルーツをふんだんに使用した贅沢な仕上がりとなっている。
スナッフルス名物クレープの魅力
クレープは「発酵バター&シュガー」をはじめとする複数のバリエーションを展開。「ここの生クリームの入ってないものが好き」という声からも分かるように、シンプルながら素材の質の高さが際立つ商品構成となっている。¥400〜¥600という手頃な価格設定も、リピート購入を促進する要因として機能していると推測される。
グルマンカンタとの協業による相乗効果
ドリンクメニューにおいて注目すべきは、グルマンカンタのドリップバッグコーヒーを使用している点だ。グルマンカンタは同じペシェ・ミニョングループが運営しており、この協業により、質の高いコーヒーを¥300という手頃な価格で提供することを実現。「これ何かな〜?と思ったら、グルマンカンタのDRIP BAGでした。なるほど、グルマンカンタのここのグループでした」という発見と納得の声は、ブランド間のシナジー効果が顧客にも認識されていることを示している。
店内環境と雰囲気の評価
店内は「オシャレな空間、落ち着いた空間」として評価され、ソファー席も配置されているため、長時間の滞在も快適。無料Wi-Fiの提供により、書店での本選びの合間にゆっくりと食事やカフェタイムを楽しむことができる環境が整っている。27席という座席数は決して多くないが、個室(6名様まで)も用意されているため、プライベートな空間での食事を希望する客のニーズにも応えられる体制だ。
子連れファミリーへの対応
「子連れも多く家族みんなで楽しめる雰囲気」という評価が示すように、ファミリー層への配慮も十分になされている。お子様メニューの提供、乳児・未就学児・小学生すべての年齢層の子供を受け入れる姿勢、そして全席禁煙という環境が、子連れ客にとっての安心感を生み出している。蔦屋書店という複合施設内にあることで、「子供は絵本コーナーで時間を過ごし、親はゆっくり食事」といった利用パターンも可能となり、家族全員が満足できる時間を過ごせる点が支持されている。
立地の優位性と集客力
函館蔦屋書店という地域のランドマーク的存在に位置することは、すなっふるすダイニングにとって大きなアドバンテージとなっている。函館駅から車で約20分、桔梗駅からは2,070mという距離は決して近いとは言えないが、蔦屋書店の駐車場が利用できるため、車でのアクセスは良好。「以前、『FUSU』や『&』が入っていた2階のレストランスペース」という情報からも分かるように、この場所は以前から飲食店が営業していた実績があり、「また多くの人が、こちらに集う光景が見れるようになります」という期待の声が上がっている。
価格設定とコストパフォーマンス
ランチタイムの平均予算¥1,000〜¥1,999、ディナータイムで¥2,000〜¥2,999という価格設定は、函館エリアのカジュアルダイニングとしては標準的な水準。しかし、スナッフルスというブランド力と料理の品質を考慮すると、「コストパフォーマンスが良い」という評価が妥当だろう。特にランチセットのデザート・ドリンク付きという構成は、追加注文なしで満足度の高い食事体験を提供することに成功している。
混雑状況とピーク時の対策
「ブレイク間違いなしというか、もうブレイクしてます。この後、かなり混みました」という証言が示すように、オープン当初から高い人気を誇り、ピーク時には待ち時間が発生することも。「待ち客リストに記載をしなければなりません」という仕組みを導入しており、順番管理を適切に行うことで、客のストレスを最小限に抑える努力が見られる。予約が基本的に不可(リクエスト予約のみ)という点は、少々不便に感じられる可能性があるものの、カジュアルダイニングとしてのコンセプトを考えれば、むしろ気軽に立ち寄れる店という印象を強化する要素とも言えよう。
支払い方法の多様性
現金はもちろん、各種クレジットカード(VISA / MASTER / JCB / AMEX / Diners)、電子マネー、QRコード決済に対応しており、キャッシュレス時代のニーズに的確に応えている。適格請求書(インボイス)対応の領収書発行も可能であり、ビジネス利用にも配慮された体制が整っている点は評価に値する。
今後の展望と課題
オープンから約1年が経過した現在、すなっふるすダイニングは函館エリアにおいて確固たる地位を築きつつある。しかし、いくつかの課題も見えてくる。27席という座席数は、人気が高まるにつれて供給不足となる可能性があり、ピークタイムの混雑緩和が今後の課題となるかもしれない。また、「予約不可」という方針は、遠方からの客や確実に席を確保したい客にとっては不便さを感じさせる要因ともなり得る。
競合との差別化戦略
函館エリアには多数のカフェやダイニングが存在するが、すなっふるすダイニングの差別化ポイントは明確だ。第一に、スナッフルスというブランド力。長年培ってきた信頼と品質へのこだわりは、新業態であっても顧客の期待値を高める効果を持つ。第二に、「他のお店とはちょっと違うランチが楽しめる」というユニークなメニュー構成。ブーシェアラレーヌや鴨のコンフィといった、カジュアルダイニングでは珍しい本格的な料理が、食通の心を掴んでいる。第三に、蔦屋書店という複合施設内にあるという立地の妙。「買い物ついでに気軽に立ち寄れる」という利便性は、目的来店だけでなく、衝動的な利用も促進する。
顧客満足度の源泉
レビューを総合的に分析すると、顧客満足度の高さは複数の要因が複合的に作用した結果であることが分かる。料理の質の高さ、スイーツの伝統的な美味しさ、オシャレで落ち着いた空間、スタッフの丁寧な対応、そして手頃な価格設定。これらすべての要素が、「一皿と共に心に残るひととき」というコンセプトを具現化することに成功している。
総合評価
すなっふるすダイニングは、函館の老舗洋菓子店が挑戦した新業態として、見事に成功を収めつつある。スイーツの品質を維持しながら、本格的な洋食メニューを提供し、デジタル化を推進しつつも顧客サポートを怠らない。この絶妙なバランス感覚こそが、幅広い年齢層から支持される理由だろう。蔦屋書店という絶好の立地を活かし、書店利用者だけでなく、わざわざ訪れる価値のある店として認知されている点は、今後のさらなる発展を予感させる。ランチ、カフェ、スイーツと多様な利用シーンに対応できる柔軟性も、リピーターを生み出す大きな要因となっている。函館を訪れた際には、ぜひ足を運ぶ価値のある店舗であることは間違いない。
📍 アクセス
JR桔梗駅より約2,070m
函館駅から車で約20分
〒041-0801
北海道函館市桔梗町418番地 函館蔦屋書店2F
蔦屋書店の駐車場利用可能
駐車台数豊富・無料
蔦屋書店2階(エレベーターあり)
詳細はお問い合わせください
店舗からのお知らせ
【2024年3月26日グランドオープン!】
函館洋菓子スナッフルスの新業態「すなっふるすダイニング」が函館蔦屋書店2階にオープンいたしました。
【営業情報】
◆営業時間:11:00〜21:00(通し営業・年中無休)
◆ランチタイム:11:00〜15:00(日替わりランチあり・数量限定)
◆カフェタイム:15:00〜21:00(スイーツ・ドリンク充実)
【ご注文方法】
QRコードを読み取ってスマートフォンからご注文いただけます。
スマートフォン操作が苦手な方も、スタッフがタブレットでサポートいたしますので、安心してご来店ください。
【人気メニュー】
◆本日のランチプレート(デザート・ドリンク付き)
◆ディップするタイプのフライドポテト(3種のディップソース)
◆ブーシェアラレーヌ・えびブロッコリー
◆鴨のコンフィ
◆苺のミルフィーユ(¥486)
◆季節のパフェ
◆スナッフルスクレープ各種
【設備・サービス】
◆全席禁煙・無料Wi-Fi完備
◆個室あり(6名様まで)
◆お子様連れ歓迎(お子様メニューあり)
◆各種キャッシュレス決済対応
スナッフルスがお菓子の世界を飛び出して、一皿と共に心に残るひとときをご提供いたします。
書店でのお買い物の合間に、ぜひお気軽にお立ち寄りください。
すなっふるすダイニングは函館市桔梗町の函館蔦屋書店2階にあるカフェ・洋食・スイーツの店です。 1998年創業の函館洋菓子スナッフルスが運営する新業態で、2024年3月26日にグランドオープンしました。 営業時間は11:00〜21:00(年中無休)、ランチタイムは11:00〜15:00、カフェタイムは15:00〜21:00です。 本日のランチプレート(デザート・ドリンク付き¥1,200〜)、ブーシェアラレーヌ、鴨のコンフィなどの本格洋食メニューから、 苺のミルフィーユ(¥486)、季節のパフェ、スナッフルスクレープなどのスイーツまで多彩なメニューを提供。 QRコードでスマホ注文(スタッフサポートあり)、全席禁煙、無料Wi-Fi完備、個室あり(6名様まで)、 子連れ歓迎(お子様メニューあり)、各種キャッシュレス決済対応。 函館駅から車で約20分、桔梗駅から約2,070m、蔦屋書店の駐車場利用可能(無料・駐車台数豊富)。 ランチ、カフェ、スイーツと多様な利用シーンに対応できる函館の新しいダイニングスポットです。