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📊 レビューの詳細分析
百名店選出の実力店が誇る圧倒的な前菜
ラ クチーナ ヴェンティトレは、食べログ イタリアン EAST 百名店に2023年、2025年と2回連続で選出されている実力店だ。2008年の開業以来、辻調理技術研究所卒業後に関西で修行を積んだ奥村博史シェフが、故郷函館で腕を振るっている。そして、多くのレビューで共通して絶賛されているのが「圧倒的なボリュームと質を誇る前菜盛り合わせ」である。
「前菜でお腹いっぱいになる」「メインまで辿り着けるか心配になる」といった声が続出するほどのボリュームながら、決して量だけではなく、一品一品が丁寧に調理されており、食材の旨みを最大限に引き出している点が高評価につながっている。特にナスは「しっかり味がしみていてトロトロ」と多くの客が絶賛。函館近郊の季節野菜をふんだんに使用した前菜は、シェフの食材選びへのこだわりと調理技術の高さを如実に物語る一皿となっている。
絶品と評判のウニのパスタと多彩なパスタメニュー
ランチでは3種類、ディナーではさらに多彩なパスタから選択できるシステムを採用。その中でもウニのパスタは複数のレビューで「絶品」と評される看板メニューとなっている。函館近郊の新鮮なウニを贅沢に使用したこのパスタは、季節限定ながら多くの客がリピート訪問する理由の一つだ。
その他にも、トマトの旨みが濃縮されたシンプルなトマトソースのパスタには自家製リコッタチーズが添えられ、「トマトソースとの相性が最高」との評価を獲得。濃厚なイカ墨のパスタも本格イタリアンの味わいで人気が高い。パスタは全て手打ちまたは厳選されたものを使用し、ソースとの絡み具合まで計算された仕上がりとなっている。
地元食材へのこだわりと季節感の演出
シェフ自らが函館近郊の農家を直接訪問し、目利きした食材のみを使用するというこだわりが、料理の質を支えている。そのため、メニューは手書きで日替わりとなり、その日に手に入った最高の食材を使った料理が提供される仕組みだ。
北斗市おぐに牧場の和牛を使った赤ワイン煮込み「ペッポーゾ」は黒コショウの香りが効いた逸品で、地元食材の良さを最大限に引き出している。また、函館名物のイカを使ったソテーも「新鮮でプリプリ」と高評価。手に入らない食材については、ヨーロッパから取り寄せるなど、妥協のない姿勢が貫かれている点も特筆に値する。
一軒家をリノベーションした居心地の良い空間
五稜郭公園の南東、大妻高校に囲まれた緑豊かな住宅街に佇む白壁の一軒家。築30年の民家をリノベーションした店内は、大きな窓と高い天井で開放感があり、陽の光がたっぷり注ぎ込む明るい雰囲気となっている。
アンティーク調の家具が配置され、窓から見える庭の植栽も美しく、「友達の家に招待されたようなわくわく感」を抱かせる空間演出が成功している。冬には薪ストーブが活躍し、温かい雰囲気をさらに盛り上げる。カウンター席、テーブル席、個室(4名・6名対応)と多様な席タイプがあり、デートから家族での食事、友人同士の集まりまで、様々なシーンに対応可能だ。
温かいホスピタリティとマダムの存在
シェフとマダムのご夫婦で経営されている当店。笑顔が素敵なマダムが担当するサービスは、多くの客から「丁寧で心地よい」と評価されている。料理の説明も詳しく、食材や調理法について質問すれば、惜しみなく答えてくれる姿勢が好印象だ。
デザートもマダムが担当しており、パンナコッタなど「やさしい味でシェフのお料理の余韻を思い出しながら過ごせる」と評される。玄関前での打ち水から始まる細やかな心配りが、料理だけでなく総合的な満足度を高めている要因となっている。
予約必須の人気店という現実
18席という限られた座席数に対し、「なかなか予約が取れない」という声が多数存在するのが実情だ。特にランチは12時オープンと同時にほぼ満席となることが多く、平日であっても事前予約は必須と考えるべきだろう。
また、1ヶ月単位で営業日が確定する方式を採用しているため、1ヶ月以上先の予約は受け付けていない点にも注意が必要だ。訪問を希望する場合は、訪問希望日の1ヶ月前頃に電話で予約を入れるのが賢明といえる。
料理提供のペースと滞在時間
レビューで繰り返し指摘されているのが、料理提供がゆっくりとしたペースである点だ。前菜が出るまでに30分弱、そこからパスタが出るまでさらに30分ほどかかることもあるという。これは、全て注文を受けてから丁寧に調理している証でもあり、急いで食事をしたい人には向かないが、ゆったりとした時間を過ごしたい客には最適な環境といえる。
ランチは12時から14時までの営業だが、実質的には12時スタートの1回転のみと考えた方が良いだろう。ディナーも同様に、18時30分からの営業で時間をかけて料理を楽しむスタイルとなっている。
価格設定と支払い方法
ランチは¥2,200〜¥2,999という価格帯で、内容と質を考えれば「コストパフォーマンスが良い」という評価が多い。特に前菜のボリュームとパスタの質を考慮すると、リーズナブルな設定といえる。ディナーは¥10,000〜¥14,999と高めの設定だが、コース内容の充実度と食材の質を考えれば妥当な価格帯だ。
注意すべき点として、現金のみの支払いとなっており、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済は一切利用できない。また、ディナーでは別途コペルト(お席料)として¥550/人が必要となるため、予算を組む際には考慮しておくべきだろう。
ミシュランガイド掲載の実績
食べログ百名店に2回選出されているだけでなく、ミシュランガイド北海道2017特別版にも掲載された実績を持つ。これは、プロの評価者からも高く評価されている証明であり、地元だけでなく遠方からも訪れる価値のある店として認識されている。
注意点とデメリット
いくつか注意すべき点も存在する。まず、お子様不可の店であるため、家族連れで小さな子供を連れての訪問はできない。これは、静かな雰囲気を保ち、全ての客がゆったりと食事を楽しめるようにするための配慮と思われる。
駐車場は店舗横に4台分のスペースがあるものの、テーブル数に対して少ないため、複数人で訪問する際は乗り合わせるか、公共交通機関の利用を検討すべきだろう。市電「柏木町」停留所から徒歩約10分、「大妻高校前」バス停から徒歩3分と、アクセス自体は悪くない。
また、コース料理のみの提供であるため、アラカルトで少量ずつ楽しみたい客や、前菜だけ、パスタだけといった注文方法は不可となっている点も理解しておく必要がある。
総合評価
ラ クチーナ ヴェンティトレは、地元食材へのこだわり、圧倒的な前菜のボリュームと質、絶品のパスタ、居心地の良い空間、温かいホスピタリティという5つの強みを持つ、函館を代表するイタリアンレストランだ。予約の取りにくさ、料理提供のペース、現金のみの支払いといった制約はあるものの、それらを補って余りある価値を提供している。函館を訪れる際には、ぜひ1ヶ月前からの予約を視野に入れて、この特別な食体験を楽しんでいただきたい。百名店に2回選出、ミシュランガイド掲載という実績は伊達ではなく、本物のイタリアンを堪能できる稀有な一軒家レストランである。
📍 アクセス
函館市電「柏木町」停留所より徒歩約10分
「大妻高校前」バス停下車 徒歩3分
〒040-0045
北海道函館市柳町14-23
専用駐車場あり(店舗横4台)
※複数人の場合は乗り合わせ推奨
五稜郭公園南東の閑静な住宅街
大妻高校近く
店舗情報・ご利用にあたって
【完全予約制】人気店のため必ず事前予約をお願いいたします。
【営業日について】1ヶ月単位で営業日が確定するため、1ヶ月以上先の予約は承っておりません。
【お支払い】現金のみのお取り扱いとなります。カード・電子マネー不可。
【コース料理】ランチ・ディナーともにコース料理のみのご提供となります。
【お子様】大変申し訳ございませんが、お子様のご入店はご遠慮いただいております。
【メニュー】旬の食材により日替わりで変更されます。手書きメニューをご用意しております。
【受賞歴】食べログ イタリアン EAST 百名店 2025・2023選出、ミシュランガイド北海道2017掲載
函館近郊の新鮮な食材を使用した本格イタリアン。辻調理技術研究所卒業後、関西で修行を積んだシェフが故郷函館で2008年に開業。一軒家をリノベーションした温かみのある空間で、ゆったりとお食事をお楽しみいただけます。圧倒的なボリュームの前菜盛り合わせと、季節限定のウニのパスタが特に人気です。
ラ クチーナ ヴェンティトレは函館市柳町にある一軒家イタリアンレストランです。食べログ イタリアン EAST 百名店に2023年・2025年と2回選出され、ミシュランガイド北海道2017特別版にも掲載された実力店。 2008年開業以来、辻調理技術研究所卒業後に関西で修行を積んだ奥村博史シェフが、函館近郊の旬の食材を使った本格イタリアンを提供しています。 圧倒的なボリュームと質を誇る前菜盛り合わせ、季節限定の絶品ウニのパスタ、北斗市おぐに牧場の和牛を使った料理など、地元食材へのこだわりが光ります。 築30年の民家をリノベーションした店内は、大きな窓と高い天井で開放感があり、冬には薪ストーブが活躍する温かい雰囲気。18席の小さな店ですが、カウンター席、テーブル席、個室(4名・6名対応)を完備。 完全予約制のため、訪問希望日の1ヶ月前頃の予約をおすすめします。函館市電「柏木町」停留所から徒歩約10分、駐車場4台完備。デート、記念日、特別な日のお食事に最適なレストランです。