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📊 総合評価と詳細レビュー
札幌が誇るミシュラン二つ星の真髄
鮨菜 和喜智は、札幌の鮨激戦区において最高峰に位置する名店だ。2012年のミシュランガイド北海道初回から連続で二つ星を獲得し続け、その評価は揺るぎないものとなっている。最大の特徴は、江戸前鮨の伝統技法と北海道の豊かな食材を融合させた独自のスタイル。東京・瀬田の名店「寿司久」で6年の修業を積んだ田村光明氏が、32歳で開業してから築き上げてきた味わいは、単なる鮨店の域を超えている。
「鮨菜」の名が示す料理の完成度
店名にある「鮨菜」という言葉は、この店の本質を物語る。つまみの完成度が異常に高く、和食料理店としても評価されるべきレベルに達している点が特筆に値する。牡蠣と湯葉の茶碗蒸し、香箱蟹を使った飯蒸し、蒸し鮑と肝のご飯、白子の擂り流しなど、一品一品が主役級の存在感を放つ。手間を惜しまない丁寧な仕事ぶりは、鮨の前菜という枠を完全に超越している。冬季限定の香箱蟹茶碗蒸しは「人生で最高の茶碗蒸し」という声が続出するほどだ。
店名の由来となったキンキの絶品握り
看板料理であるキンキ(喜知次)の炙りは、まさに芸術作品と呼ぶべき一貫。店名「和喜智(わきち)」は、このキンキの別名「喜知次(きちじ)」に由来するというこだわりよう。温かく提供される握りは、炙りの香ばしさと脂の旨味が見事に調和し、「これまでの人生で最高のキンキ」という評価を数多く獲得している。きめ細かな脂とふっくらとした身質が、独自の赤酢シャリと完璧なマリアージュを奏でる瞬間は、まさに至福の時間だ。
独自の熟成技術と二種類の赤酢シャリ
田村氏が近年特に力を入れているのが魚の熟成技術。塩や昆布、時間や季節を見極めながら、各魚種の魅力を最大限に引き出している。シマアジの5日熟成など、適切な熟成期間を経た魚は旨味が凝縮され、奥行きのある味わいを実現。そして二種類の赤酢をブレンドした独自のシャリは、やや硬めに炊き上げられ、ほろりとほどける絶妙な食感を生み出す。強めの塩加減が特徴で、ネタの旨味を引き立てつつも、シャリ自体が存在感を主張する。この赤酢特有のまろやかな酸味が、北海道の濃厚な魚介類と見事に調和している点は、他店では決して味わえない独自性となっている。
カウンター8席のみという贅沢な空間
L字型の白木カウンター8席のみという設計は、究極のプレミアム体験を提供する。完全予約制で一斉スタートという形式により、すべての客が同じペースで最高の状態の料理を味わえる。温かみのある照明と和の情緒が漂う内装は、凛とした気品に満ちており、特別な日のディナーに相応しい雰囲気を醸し出す。女性スタッフの細やかな気配りと完璧なタイミングでの料理提供は、ミシュラン店としての品格を感じさせる。
円山公園駅から徒歩3分の好立地
地下鉄東西線・円山公園駅から徒歩3〜5分という抜群のアクセスの良さも、リピート率向上に貢献している重要な要素だ。閑静な住宅街にひっそりと佇む風情ある外観は、日本の伝統美を感じさせ、訪れる者を特別な世界へと誘う。マルヤマクラスの裏手という分かりやすい立地も、初訪問客にとって親切な要素として機能している。
36,000円という価格設定の妥当性
コース料理36,000円(税・サービス料込)という価格設定について、当初は「高い」と感じる声もあったが、実際に食事を終えた客の大多数が「この完成度なら納得」という評価を下している。つまみ約7品、握り約10貫という構成で、料理のクオリティと使用食材のグレード、さらにミシュラン二つ星という付加価値を考慮すれば、むしろコストパフォーマンスは良好といえるだろう。一部で「握りの数がやや少ない」という声もあるが、追加注文も可能で、大半の客は満足感を得ている。
予約困難店の攻略法
数ヶ月先まで予約が埋まる人気ぶりだが、TableCheckでのウェブ予約が可能で、3ヶ月先まで予約できる。水曜日と土日のランチタイム(12:00-14:00)は比較的予約が取りやすい可能性がある。キャンセルが出ることもあるため、こまめにチェックすることをおすすめする。電話での問い合わせも有効で、キャンセル待ちリストに加えてもらえる場合もある。
訪問者が語る圧倒的な満足度
実際の訪問者からは「美しいお寿司、芸術品のよう」「つまみの完成度が高すぎて、お酒が進みすぎる危険な店」「2ヶ月に1度の贅沢として定期的に訪問」といった声が続出。リピート率の高さは、この店の真価を物語っている。初訪問で感動し、すぐに次回の予約を入れる客が多いのも特徴的だ。「江戸前鮨の名店で修業した技術が光る」「北海道でこれほどの鮨が食べられるとは」という驚きの声も多い。
四季折々の魅力
季節ごとの食材変化も見事。春は春子(スプリングコハダ)や桜鯛、夏は岩ウニや赤シマエビ、秋は秋刀魚や戻り鰹、冬は香箱蟹や白子、寒ブリなど、北海道の四季を寿司で表現する。特に冬季は香箱蟹を使った茶碗蒸しや飯蒸しが名物となっており、この時期を狙って訪問する常連客も多い。
札幌鮨文化における唯一無二の存在
札幌の鮨激戦区において、鮨菜 和喜智は唯一無二のポジションを確立している。江戸前鮨の伝統を守りながらも、北海道の食材で新たな価値を創造し、さらに独自の熟成技術や赤酢のシャリで個性を打ち出す。「鮨菜」という店名が示す通り、つまみの完成度は他の追随を許さず、和食料理店としても最高レベル。36,000円という価格は決して安くないが、ミシュラン二つ星の看板に恥じない料理とサービスが提供され、特別な日や大切な接待に最適な店といえるだろう。札幌を訪れる鮨好きであれば、必ず訪問リストに加えるべき名店。江戸前鮨の粋と北海道の恵みが融合した珠玉の一貫一貫を、ぜひ体験していただきたい。
📍 アクセス
地下鉄東西線 円山公園駅 4番出口より徒歩3〜5分
マルヤマクラスの裏手
〒060-0062
北海道札幌市中央区南二条西25-1-22
専用駐車場なし
近隣のコインパーキングをご利用ください
カウンター席のみのため
車椅子対応は困難
店舗からのお知らせ
【完全予約制】3ヶ月先まで予約可能(TableCheck利用可)
【ミシュラン二つ星】2012年から連続獲得
【おまかせコース一本】36,000円(税・サービス料込)
【カウンター8席のみ】贅沢な空間で至福の時間を
江戸前鮨の技法と北海道の豊かな食材を融合させた珠玉の一貫をお楽しみいただけます。
看板料理のキンキ(喜知次)の炙りをはじめ、独自の熟成技術と二種類の赤酢を使ったシャリが織りなす至福の味わいを、
ぜひご堪能ください。
【姉妹店情報】隣接する「鱗(りん)」もぜひご利用ください(7席のみの和の呑み処)
※アレルギー対応は予約時にお申し付けください
鮨菜 和喜智(すしさい わきち)は札幌円山公園にあるミシュラン二つ星の高級寿司店です。円山公園駅から徒歩3〜5分の閑静な住宅街に位置し、カウンター8席のみの完全予約制。おまかせコース36,000円(税・サービス料込)で、江戸前鮨の技法と北海道食材を融合させた珠玉の握りを提供。店名の由来となったキンキの炙りは絶品で、独自の二種類赤酢シャリと熟成技術が光ります。つまみの完成度も高く、和食料理店レベルの仕事が評価されています。2012年から連続でミシュラン二つ星を獲得し、札幌の鮨文化を代表する名店として君臨。特別な日のディナーや大切な接待に最適です。