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映画愛が生み出す唯一無二の空間
2025年5月23日にグランドオープンした「CINEMA KITCHEN 映画の空気 函館」は、札幌で映画上映会を企画運営してきた小笠原氏が満を持して函館に開業したカフェ&ダイニングバー。クラウドファンディングを通じて多くの支援者に支えられながら実現したこの店舗は、単なる飲食店の枠を超えた映画文化の発信拠点として注目を集めている。店内にはALTECスピーカーと大型プロジェクターが設置され、音響・映像ともにこだわり抜かれた環境が整備されているのだ。
映画へのオマージュに満ちたメニュー構成
最大の特徴は、すべてのメニューが映画作品からインスピレーションを得ている点にある。ルパン三世「カリオストロの城」をモチーフにした「お城のミートボールパスタ」(1,000円)、千と千尋の神隠しの名シーンを再現した「ハクのおにぎり」、チャーリー・チャップリンをイメージした「チャーリー茶ップリン」(440円)など、映画ファンの心をくすぐるネーミングセンスが光る。看板メニューの「女海賊のローストビーフ」は外は香ばしく中は柔らかい仕上がりで、特製ソースと新鮮なサラダとの相性が絶妙と評判を呼んでいる。
本格スパイスカレーと香り高い珈琲
料理の質についても高い評価が集まっている。特に香り高いスパイスカレーは自慢の一品として知られ、複雑なスパイス使いが絶妙なバランスを生み出している点で好評。また、自家製のバスクチーズケーキは濃厚でクリーミーな味わいが特徴で、デザートとしての完成度も高い。ドリンクメニューでは、こだわりの珈琲を使用したアイスカフェオレ(330円)が手頃な価格設定で人気を博しているほか、アイラモルトの「Caol Ila」をはじめとする豊富なウイスキーラインナップがウイスキー好きを唸らせる。
コストパフォーマンスの高さ
価格設定は非常に良心的で、ランチタイムは1,000円前後でボリューム満点の料理が楽しめる。さらにランチメニューを注文するとドリンクが半額になる特典も用意されており、コストパフォーマンスの高さが際立つ。ディナータイムでも2,000〜3,000円程度で十分に満足できる内容となっており、ノーチャージという点も評価が高い。11時から翌3時までという長時間営業(水曜定休)により、ランチから深夜まで様々なシーンで利用可能な柔軟性を持っているのも魅力といえよう。
定期開催される映画上映会
店舗の大きな特色として、定期的に映画上映会が開催される点が挙げられる。「ルパン三世 カリオストロの城」「アメリ」「ハッピー・デス・デイ」「スワロウテイル」「ゴーストバスターズ アフターライフ」など、名作から最新作まで幅広いラインナップで上映されており、映画鑑賞と食事を同時に楽しめる貴重な体験が提供されている。大型スクリーンとALTECスピーカーによる高品質な上映環境は、一般的な映画館とは異なる「みんなで一緒に映画を見る」一体感を生み出し、参加者から高い満足度を得ているのだ。
居心地の良い空間設計
店内は広々としており、カウンター席、窓側の席、スクリーン目の前の席など、多様な座席配置がなされている。シックで落ち着いた雰囲気の内装は、デートから友人との集まり、一人でのカフェタイムまで、あらゆるシーンに対応できる汎用性の高さを備えている。WiFi完備・電源席ありという設備により、PC作業やリモートワークの場としても活用でき、長時間滞在しても快適に過ごせる環境が整っているのは大きな強み。分煙対応(喫煙ルームあり)により、喫煙者・非喫煙者双方に配慮した空間設計がなされている点も評価に値する。
昼夜で変化する店舗の表情
昼間はカフェとして、夜はダイニングバーとして、時間帯によって異なる顔を見せる点も特筆すべき特徴だ。ランチタイムは明るく開放的な雰囲気の中で気軽に食事を楽しめる一方、夜になると照明を落とした落ち着いた空間に変化し、映画鑑賞やお酒を楽しむのに最適な環境へと様変わりする。この昼夜180度変わる世界観により、同じ店舗でありながら全く異なる体験ができるという点が、リピーターを生む要因となっている。
多様なニーズに応える柔軟性
貸切対応が可能という点も見逃せないポイントだ。ランチ会、各種宴会、結婚式の二次会、さらには映画上映会など、様々なイベントに柔軟に対応できる体制が整っている。料金は内容次第で相談可能という柔軟な姿勢により、幅広い用途での利用が期待できる。駐車場は店舗にはないものの、最寄りのコインパーキングの駐車券提示で会計から200円引きになるサービスも提供されており、車での来店にも配慮がなされている。
アクセスの注意点
五稜郭公園前駅から徒歩約2分(160m)という好立地にありながら、入口がやや分かりにくいという指摘が複数のレビューで見られる。シエスタハコダテとミスタードーナツの間の道をまっすぐ進む方法と、セブンイレブン隣の「函館の蔵 仁」の入口から入る方法の2つがあるが、どちらも初見では迷いやすいとのこと。特に階段を上る途中で「本当にここで合っているのか」という不安を覚える人が多いようだが、辿り着けば素敵な空間が待っているという意見が大多数を占める。
函館の新たな文化拠点として
オープン前の採用面接では35名の応募があり、その8割が志望理由に「函館を盛り上げたい」と記入していたというエピソードが象徴するように、この店舗には地域への貢献と文化発信という明確な使命が込められている。人口減少が進む函館において、若い世代がこの街に残る理由の一つとなることを目指すオーナーの熱意は、店舗の隅々にまで行き渡っている。映画という普遍的なエンターテインメントを軸に、食事と空間体験を融合させたこの試みは、函館の新たな魅力スポットとして今後さらなる成長が期待されるだろう。
総合評価
「CINEMA KITCHEN 映画の空気 函館」は、映画愛に溢れたコンセプト、高品質な料理、優れたコストパフォーマンス、上質な音響・映像設備、居心地の良い空間という5つの強みを兼ね備えた、函館における唯一無二の存在といえる。単なる飲食店ではなく、映画文化を体験し楽しむためのエンターテインメント空間として、映画好きはもちろん、美味しい料理と心地よい時間を求める全ての人々にとって、訪れる価値のある店舗と結論づけられよう。
📍 アクセス
函館市電 五稜郭公園前駅より徒歩約2分(160m)
※入口がわかりにくいため、Googleマップの利用を推奨
北海道函館市本町23-5 第7LC館 3F
※シエスタハコダテとミスタードーナツの間の道、または「函館の蔵 仁」の入口から
専用駐車場なし
最寄りのコインパーキングご利用で駐車券提示により200円引き
行啓通側のセブンイレブン隣の建物
本町側は居酒屋「美々」の隣階段を上がった3階
店舗からのお知らせ
【2025年5月23日グランドオープン!】
映画愛に溢れたカフェ&ダイニングバーが函館に誕生しました。
【映画上映会 定期開催中】
大型スクリーンとALTECスピーカーで名作映画を上映。詳細は公式サイトをご確認ください。
【お得なサービス】
◆ランチメニュー注文でドリンク半額
◆ノーチャージ
◆駐車券提示で200円引き
【施設・設備】
◆WiFi完備・電源席あり(PC作業可)
◆喫煙ルームあり(分煙)
◆貸切対応可(ランチ会・宴会・結婚式2次会・映画上映会など)
【営業時間】
11:00〜翌3:00(L.O. 料理02:00 / ドリンク02:30)
定休日:水曜日
※フードL.O.の深夜2時に来客がない場合は早期閉店する場合があります。
CINEMA KITCHEN 映画の空気 函館は、函館市本町の五稜郭公園前駅から徒歩約2分に位置する映画愛に溢れたカフェ&ダイニングバーです。 2025年5月23日にグランドオープンし、ALTECスピーカーと大型プロジェクターを完備した上質な空間で、映画をテーマにした創作料理とこだわりの珈琲、豊富なウイスキーラインナップを楽しめます。 ランチは1,000円前後、ディナーは2,000〜3,000円程度で、ランチメニュー注文でドリンク半額というお得なサービスも。 定期的に開催される映画上映会では、名作から最新作まで幅広いラインナップで大画面での鑑賞体験を提供しています。 WiFi・電源完備でPC作業も可能、貸切にも対応しており、デート・カフェタイム・映画鑑賞・宴会など様々なシーンでご利用いただけます。 函館の新たな文化発信拠点として、映画好き・グルメ好き必見のスポットです。