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老舗の歴史と店主の熟練技
えびきゅう・天ぷらは1980年頃に函館市大門地区に暖簾を掲げた老舗天ぷら居酒屋だ。現店主の小山内孝氏は札幌市にある天ぷらの名店「蛯天」で修業を積み、1983年に店を引き継いだという経歴を持つ。40年以上にわたり函館の食文化を支えてきたこの店は、丁寧に手入れされた店内が古き良き佇まいを見せており、時代を超えて受け継がれてきた伝統の味を今も守り続けている。店主自身は「体が動く限り、店を続けていきたい」と語っており、飾らず自然体で仕事を積み重ねる姿勢が、長年の常連客から絶大な信頼を得ている理由だろう。
薄衣の天ぷらと独自の揚げ油配合
当店の最大の特徴は、大豆油に香り付けのゴマ油を配合した独自の揚げ油を使用している点にある。この配合により、天ぷらは香り高く仕上がりながらも重たくなりすぎず、何品でも食べられる絶妙なバランスを実現。衣も薄くサクッと揚げられており、エビはプリッとした食感を、季節の野菜は甘みを、アナゴはやわらかな食感をそれぞれ最大限に引き出している。自家製つゆにつけて頬張れば、ビールや焼酎が自然と進む味わいで、これこそが長年培われた職人技の結晶といえるだろう。
市場直送の地場魚介と目利きの確かさ
天ぷら屋でありながら刺身盛り合わせが人気メニューとなっている点も、えびきゅうの大きな魅力のひとつ。店主は市内の市場に自ら足を運び、直接目利きした地場魚介を仕入れており、その確かな目利き力が新鮮な魚介の提供を可能にしている。特にホッキ貝とアワビの品質については複数のレビューで「最高の鮮度」「絶品」との評価が見られ、北海道ならではの海の幸を存分に堪能できる。函館近海で獲れるネボッケ(ブランドホッケ)は肉厚で脂がのっており、「北海道でホッケを食べたら、他では食べられない」という声が上がるほどの逸品だ。
イカの食べ比べという贅沢な体験
函館といえばイカの産地として有名だが、当店ではスルメイカとヤリイカの食べ比べができる点が特筆に値する。一般的に「ヤリイカの方が刺身としては美味しい」とされているが、鮮度が良ければスルメイカも負けず劣らず美味しく、その食感の違いを楽しめる。スルメイカはやや硬めだが、その食感こそが魅力であり、新鮮なものは甘みも十分。一方のヤリイカは「甘みがなんとも言えない」「イカ刺身の王様」という評価を受けており、両者の違いを実際に味わえる機会は貴重だ。
懐かしのクジラ料理と珍しいメニュー
メニューの中でも特に注目を集めているのがくじら竜田揚げだ。ツチクジラの赤身を使用したこの料理は、クセが少なく柔らかい食感で、「懐かしい味」という評価を得ている。天ぷら屋の技術を活かした揚げ方により、外はカリッと中はジューシーに仕上がっており、「天ぷら屋さんだから揚げ方もバッチリ」との声も。近年クジラ料理を提供する店が減少している中、このような珍しいメニューを味わえる貴重な機会となっている。
黒板メニューに見る日替わりの魅力
定番メニューに加えて、黒板に書き出されるその日の一品料理が揃っている点も、リピーターを引きつける要因だ。だし巻き玉子、銀ダラ、旬野菜のサラダ、みがきにしんなど、季節や仕入れ状況に応じて変わるメニューは、訪れるたびに新しい発見がある楽しみを提供している。みがきにしんはキュウリと味噌で提供され、「いい酒のおつまみ」として評価されており、北海道の郷土料理を気軽に楽しめる点も魅力的だ。
地元民御用達の落ち着いた雰囲気
店内はカウンター席、テーブル席、座敷の3つの空間で構成されており、一人客からグループまで幅広く対応できる。総席数は25席と決して大きくはないが、それがかえってアットホームな雰囲気を生み出している。「敷居が高いのかな〜って入る前は思ったのですが、ご主人もきさくで」というコメントが示すように、初めての客でも気軽に入れる温かみがある。静かに杯を傾ける一人客や会話に花を咲かせる仲間連れなど、気心の知れた常連客がゆっくりと晩酌を楽しんでいる様子が、この店の居心地の良さを物語っている。
観光客向けではない本物の函館の味
「函館の居酒屋さんって、観光客相手のところが多いのですが、地元の人が通う居酒屋がここ」というレビューが端的に示すように、えびきゅうは観光客向けではなく地元民に愛される本物の居酒屋だ。料金も良心的で、平均予算3,000円程度という価格設定は、質を考えれば非常にリーズナブル。「安い美味い地元の人達御用達」「穴場的なお店」といった評価が複数見られ、派手さはないものの確かな味と心地よい空間を提供する真の名店といえよう。
立地とアクセスの利便性
函館市電2系統の松風町駅から徒歩4分という立地は、函館の中心部である大門地区に位置しており、アクセスは比較的良好だ。さらに駐車場も完備されているため、車での来店も可能という点は、地元客にとって大きなメリット。ただし、日曜定休(月曜が祝日の場合は日・月曜休み)という営業日には注意が必要で、訪問前の確認が推奨される。
喫煙可という点の賛否
店内は喫煙可となっており、この点については好みが分かれるところ。喫煙者にとっては食事と一緒にタバコを楽しめる貴重な店となる一方、非喫煙者にとってはやや気になる点かもしれない。ただし、換気などの配慮はなされているようで、この点に関する否定的なコメントは少ない。
価格設定とコストパフォーマンス
メニューの多くが時価表示となっているが、実際の価格は良心的であるとの声が多い。平均予算が3,000円程度で、質の高い天ぷらと新鮮な刺身、そして職人の技術を考慮すれば、コストパフォーマンスは極めて優れていると評価できる。「値段も手頃なので、ふらーっと入れるお店」というコメントが示すように、日常使いできる価格帯でありながら特別な体験を提供している点が、地元民に長年愛される理由だろう。
常連客の存在とお土産文化
興味深い点として、「皆さん、お土産を買っていくのが気になりました」というコメントがある。これは常連客が何らかの商品を購入して帰る文化があることを示唆しており、店主と客との深い信頼関係や、店の商品の質の高さを物語るエピソードといえる。
ディナータイムのみの営業という特徴
営業時間は17:30〜21:00のディナータイムのみで、ランチ営業は行っていない。この点は注意が必要だが、逆に言えばディナータイムに全力を注いでいる証でもあり、夜の時間帯に訪れる価値は十分にある。ラストオーダーが21:00と比較的早めなので、訪問を計画する際には時間に余裕を持つことをおすすめする。
総合評価と訪問の価値
えびきゅう・天ぷらは、熟練の職人技、新鮮な地場食材、良心的な価格設定、温かみのある接客という4つの要素が見事に調和した、函館を代表する隠れた名店といえる。観光客向けの派手さはないものの、本物の函館の味と雰囲気を体験したい方には最適な選択肢だ。地元民に40年以上愛され続けてきた実績は、その品質と居心地の良さを何よりも雄弁に物語っている。函館を訪れた際には、ぜひ一度足を運んでみてはいかがだろうか。きっと忘れられない美食体験となるはずだ。
📍 アクセス
函館市電2系統 松風町駅より徒歩4分
函館駅前駅より徒歩約7分
〒040-0035
北海道函館市松風町8-14
専用駐車場あり
台数等の詳細はお店にお問い合わせください
詳細はお問い合わせください
店舗からのお知らせ
【老舗の味をお楽しみください】
◆1980年頃創業、40年以上の歴史を持つ天ぷら居酒屋
◆店主は札幌の名店「蛯天」で修業を積んだ熟練の職人
◆大豆油とゴマ油を配合した独自の揚げ油で仕上げる薄衣の天ぷら
◆市場で直接目利きした地場魚介の刺身盛り合わせも人気
◆懐かしのクジラ料理や黒板メニューの日替わり料理も充実
【店舗情報】
営業時間:17:30〜21:00(月〜土)
定休日:日曜日(月曜が祝日の場合は日・月曜休み)
席数:25席(カウンター・テーブル・座敷)
個室:あり(座敷)
駐車場:あり
喫煙:可
地元民に愛される隠れ家的な雰囲気で、落ち着いてお食事をお楽しみいただけます。
ご予約・お問い合わせはお電話にて承っております。
えびきゅう・天ぷらは函館市松風町にある創業40年以上の老舗天ぷら居酒屋です。函館市電2系統松風町駅から徒歩4分の好立地で、駐車場も完備。店主は札幌の名店「蛯天」で修業を積んだ熟練の職人で、大豆油とゴマ油を配合した独自の揚げ油で仕上げる薄衣の天ぷらが看板メニューです。市場で直接目利きした地場魚介の刺身盛り合わせ、函館近海で獲れるブランドホッケ(ネボッケ)、スルメイカとヤリイカの食べ比べ、懐かしのクジラ竜田揚げなど、北海道ならではの新鮮な食材を使った料理が楽しめます。平均予算は3,000円程度とリーズナブルで、カウンター席・テーブル席・座敷(個室)の25席を完備。観光客向けではなく地元民に愛される本物の函館の味を提供する隠れた名店として、一人飲みから仲間との晩酌まで幅広いシーンでご利用いただけます。営業時間は17:30〜21:00(月〜土)、日曜定休。