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店舗の成り立ちと独自の魅力
HAPPY AS LARRY(通称ハピラリ)は、2021年12月に函館市杉並町の市電通り沿いにオープンしたクラフトビール専門店だ。30代と思われる女性店主によるワンオペ営業という小規模な形態ながら、その魅力は多くのクラフトビール愛好家を惹きつける。店主自身がクラフトビール好きであり、「つくり手と飲み手をつなげる仲人」として、国内のブルワリーから厳選した珍しい銘柄や新進気鋭のビールを豊富に取り揃えているのが最大の特徴。この情熱とセンスの良さが、開店から3年余りで確固たる地位を築く原動力となった。
クラフトビールのラインナップと品質
常時数種類の樽生ビールを用意し、ボトルや缶でも多種多様な銘柄を揃える。大阪の「Derailler Brew Works」による「サーカスヘイズ ミッドナイト」は、フレーバーが華やかでホップの効いた味わいが「非常に旨い」と絶賛されている。士別市の「サムライブルワリー」の「夢(Belgian wit)」はキレを感じるボディの強い味わいで、こちらも高評価を獲得。価格帯は350mlで800円から1,100円程度と、クラフトビールとしては適正な価格設定ながら、「値段を気にしないほどの経済力があるなら何杯でも飲みたくなる」という声があるほど品質は高い。国内各地のブルワリーから仕入れているため、訪れるたびに新しい発見がある点も魅力の一つとなっている。
店主の人柄とサービスの質
付かず離れずの絶妙な距離感で接客する店主の対応が、多くの客から高く評価されている。「こういう人ばかりならカウンター呑みも好きになれる」という声があるほど、話しやすく居心地の良い雰囲気を作り出す。クラフトビール初心者にも丁寧にアドバイスをしてくれるため、「どのビールを選べば良いか分からない」という不安を持つ客でも安心して訪れることができる。また、タラの芽が品切れの際には行者ニンニクの醤油漬けをサービスで提供するなど、臨機応変な対応と心遣いも評価が高い。店主自らが設計したというカウンターや照明の配置にもこだわりが見られ、細部まで行き届いた店づくりへの姿勢が窺える。
フードメニューとコストパフォーマンス
フードメニューについては「あまり種類は多くない」という指摘もあるが、100円からという手頃な価格設定が「嬉しいポイント」として支持を集めている。餃子やチーズなどクラフトビールとの相性を考えたおつまみが用意されており、少量から注文できる点も一人客にとっては利用しやすい。季節によっては行者ニンニクの醤油漬けやタラの芽といった北海道らしい山菜も提供され、「函館の春の味覚をいただけた」という満足の声も上がっている。ビールとフードを合わせても比較的リーズナブルに楽しめる点が、気軽に立ち寄れるビアバーとしての魅力を高めている。
期間限定「ハピラリ定食」の人気
2024年から始まった週1〜2回限定の「ハピラリ定食」は、新たな顧客層を開拓することに成功した画期的な試みだ。朝9:30から営業し、朝食やブランチとして利用できる。内容は毎回変わり、前日にInstagramで告知されるシステムを採用。刺身6点盛り(カツオのたたき、たこ、アトランティックサーモン、天然鯛、まぐろ中トロ、鹿部のたらこなど)を中心に、切り干し大根の煮物、水菜とチンゲン菜と揚げの煮びたしなど、丁寧に作られた和食が楽しめる。「塩味の加減も程よく、とても美味しい」という評価が示すように、店主の料理の腕前も確かなもの。定食目当ての新規客も増え、ビアバーとしてだけでなく食事処としての認知度も向上している。
店内の雰囲気と設備の魅力
レンガ色の可愛らしい外観が目を引く店舗は、1階にカウンター約10席、2階にカフェのようなおしゃれな空間を備える2階建て構造。現在は主に1階のみで営業しているが、2階には将来的な営業を見据えた設備が整っている。特に2階のサンルームは「ペタッと座ってクラフトビールを飲みたい」と評判で、今後の営業拡大への期待が高まる。店内の壁には多数のグラスが並び、おすすめのクラフトビールの名前が掲示されているなど、ビール好きの心をくすぐる演出も効果的。落ち着いた照明とおしゃれなインテリアが、まったりとした時間を過ごすのに最適な雰囲気を作り出している。
立地とアクセスの優位性
市電「杉並町駅」から徒歩約1分という抜群のアクセスは、地元客にも観光客にも利用しやすい大きなメリット。遺愛高校のすぐ近くで、お隣には「100日だけのチョコクロワッサンTonyBake」があるなど、分かりやすい立地も初訪問客にとって親切な要素となっている。定食営業時(9:00〜11:00)は斜め向かいの「ka菜ha」第1駐車場が利用可能で、11:00以降は近隣のTimesなどのコインパーキングを使用できる。市電通り沿いという好立地により、函館観光の合間に立ち寄ることも容易だ。
営業時間と利用しやすさ
平日は17:00から24:00、土曜は14:00から24:00、日曜は14:00から22:00という営業時間設定により、週末は昼飲みにも対応。「土日は13時からオープンしているので、次回はソロ活もしくは昼飲みでもできれば」という声が示すように、週末の早い時間帯から楽しめる点は大きな魅力となっている。定休日は不定休で、Instagramで告知されるため、事前にSNSをチェックすることが推奨される。また、週1〜2回の定食営業(9:30〜)は、ビアバーとは異なる時間帯の客層を取り込むことに成功しており、多様な利用シーンに対応できる柔軟性を持っている。
客層とリピーターの特徴
カウンター席中心の小規模店舗という特性上、一人客が多く訪れやすい雰囲気が形成されている。「月に1回の自由な時間」として定期的に訪れる常連客の存在が示すように、リピーターが多いのも特徴だ。店主との会話や隣の客との交流を楽しみながらビールを飲むスタイルが、このお店の魅力の核心部分を成している。一方で、定食営業時には朝食やブランチを求める客層も訪れるなど、時間帯によって異なる客層に対応できる多様性も持ち合わせる。クラフトビール初心者から玄人まで、幅広い層に受け入れられている点も成功の要因だろう。
SNS活用と情報発信
Instagramを効果的に活用した情報発信が、現代的な集客手法として機能している。定食の内容を前日に告知したり、営業日や休業日を案内したりするなど、SNSを通じた顧客とのコミュニケーションが活発だ。「通称ハピラリ」という親しみやすい愛称も、SNS上で自然に広まり定着している。こうしたデジタルツールの活用は、小規模なワンオペ店舗でも効率的に情報を届けられる手段として、特に若い世代の集客に貢献していると考えられる。
課題と今後の展望
ワンオペ営業という特性上、繁忙時の対応や2階席の活用などには制約がある。しかし、これは同時に「店主との距離が近い」という長所にもなっており、一概に短所とは言えない。フードメニューの種類がやや限られる点については、ビール専門店としての性格上、必要最小限に抑えている可能性も高い。今後、2階席を本格的に営業するようになれば、より多くの客を受け入れられるだろうし、定食営業の日数を増やせば更なる顧客層の拡大も期待できる。
総合評価
HAPPY AS LARRY(ハピラリ)は、厳選されたクラフトビール、店主の優れた人柄とサービス、居心地の良い空間、抜群の立地、柔軟な営業形態という5つの強みを活かし、函館のクラフトビールシーンにおいて独自のポジションを確立したと評価できる。ワンオペという小規模な運営ながら、店主の情熱とセンスの良さが光り、「つくり手と飲み手をつなぐ仲人」という役割を見事に果たしている。カウンター席中心という親密な空間設計、週末の昼飲み対応、そして期間限定の定食営業という多様なアプローチにより、様々な客層のニーズに応えることに成功。店名が示す通り「幸せ」な時間を過ごせる場所として、今後も多くのビール愛好家に愛され続けるだろう。
📍 アクセス
函館市電「杉並町駅」より徒歩1分(約30秒)
遺愛高校すぐ近く、市電通り沿い
〒040-0000(郵便番号要確認)
北海道函館市杉並町23-10
定食営業時(9:00〜11:00):斜め向かいの「ka菜ha」第1駐車場利用可
11:00以降:近隣Times等のコインパーキングをご利用ください
レンガ色の外観
お隣:100日だけのチョコクロワッサンTonyBake
店舗からのお知らせ
【クラフトビール専門店】
◆国内各地のブルワリーから厳選したクラフトビールを常時数種類ご用意
◆樽生(TAP)・ボトル・缶で多種多様な銘柄を取り揃え
◆ビール初心者の方もお気軽にご相談ください
【週末は昼飲み対応】
◆土曜:14:00〜24:00
◆日曜:14:00〜22:00
◆平日:17:00〜24:00
【期間限定「ハピラリ定食」】
◆週1〜2回(6月:火曜 / 7〜8月:火曜&金曜日)
◆9:30開始(朝食・ブランチにも)
◆内容は毎回変わります(前日Instagram告知)
◆新鮮な刺身盛り合わせと丁寧に作られた和食をお楽しみください
【お知らせ】
◆営業日・休業日はInstagramでご確認ください(@happyaslarry_hakodate)
◆カウンター約10席、2階席あり(将来的に営業予定)
◆一人客大歓迎!店主との会話を楽しみながらゆったりとした時間をお過ごしください
◆定休日:不定休
HAPPY AS LARRY(ハッピー アズ ラリー)は函館市杉並町にあるクラフトビール専門店(ビアバー)です。市電「杉並町駅」から徒歩1分という好立地で、2021年12月にオープン。 国内各地のブルワリーから厳選したクラフトビールを樽生・ボトル・缶で常時数種類取り揃えています(価格:¥800〜¥1,100/350ml)。 カウンター約10席のアットホームな空間で、30代の女性店主によるワンオペ営業。付かず離れずの絶妙な距離感で、ビール初心者でも安心して相談できます。 おつまみは¥100〜とお手頃価格。週1〜2回限定の「ハピラリ定食」(9:30〜)も人気で、刺身盛り合わせなど丁寧に作られた和食が楽しめます。 土日は14:00から営業しており昼飲みにも対応。一人客・カウンター飲み・ソロ活・函館観光など、様々なシーンでご利用いただけます。