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📊 レビューの詳細分析
老舗旅館としての歴史と魅力
辺見旅館は、函館駅から徒歩わずか5分という好立地にありながら、古き良き日本の旅館文化を今に伝える貴重な存在だ。奥尻島出身の女将・長谷川千鶴子さんが営むこの宿は、親戚の家のような親しみのこもった温かなおもてなしで多くの旅行者を魅了してきた。函館朝市や観光スポットへのアクセスも良好で、ビジネス利用から観光まで幅広いニーズに応えてきた実績を持つ。
料理へのこだわりと地産地消の実践
辺見旅館の最大の魅力は、何と言っても女将の手作り料理にあった。「北のめぐみ愛食レストラン」の認定を受けるなど、地産地消にこだわった料理提供で知られ、函館近海で獲れた新鮮な海の幸をふんだんに使用。特に、自家製のいかめしは名物として多くの宿泊客から絶賛され、もち米がたっぷり詰まった濃厚な甘ダレの逸品は「函館に来たらここのいかめしを食べたい」というリピーターを生み出していた。
海鮮料理の圧倒的な充実度
夕食では、茹で毛ガニ、刺身盛り合わせ、ホッケの開き、ホタテのバター醤油焼き、白子の天ぷら、ツブ貝煮など、函館ならではの海鮮料理が次々と提供される豪華さ。特に毛ガニは2人分でも十分な量があり、身がぎっしり詰まっていたと評判だった。イカワタの醤油漬けをご飯にのせて食べるスタイルは、地元ならではの食べ方として観光客に新鮮な驚きを与えていた。ホヤの刺身も、苦味が少なく食べやすいと好評を博している。
朝食の充実度と地元食材の活用
朝食も手抜きなしの充実ぶりで、黒米入りご飯、イカアラの味噌汁、焼き魚、小鉢料理など、朝から函館の味を存分に楽しめる内容。特に、函館近郊の福島町で生産される黒米「きたむらさき」を使用した桜ごはんは隔週で提供され、もち米特有の食感と味わいが評判だった。合わせている白米も北海道蘭越町から取り寄せた「ななつぼし」という、米へのこだわりも徹底している。
ランチ営業という新たな試み
ビジネスホテルパックツアーなどで函館を訪れた旅行者からの「辺見旅館の食事をぜひ食べたい」というリクエストに応え、1階の食事処を改装して宿泊客以外にもランチを提供する画期的な取り組みを実施。毎週水・金曜日の12時から14時に営業し、おまかせ昼定食800円という驚きの価格設定で、焼き魚と小鉢3品、ご飯、味噌汁、香の物、コーヒーまで付いてくる充実の内容だ。赤魚の粕漬焼き、こんにゃくのたらこあえ、海藻のみそ汁など、函館らしい家庭料理が並び、コストパフォーマンスの高さで地元客からも支持を集めていた。
「和」にこだわった空間づくり
改装された1階の食事処は、シックな色調で統一され、冬はスリットごしに降る雪が見える風情ある設計。「和」にこだわった居心地の良い空間は、食事だけでなく、雰囲気そのものを楽しむことができる造りとなっている。古い建物ながら、清潔に保たれた客室や共用部分も、昔ながらの日本旅館の良さを感じさせる要素として評価されている。
アクセスの良さと立地の優位性
函館駅から徒歩5分、函館朝市にも近い立地は、観光・ビジネスどちらの利用にも便利。函館空港から函館駅への直行バスを利用すれば20分程度でアクセス可能という点も、遠方からの旅行者にとって大きな魅力となっている。棒二森屋百貨店の裏手に位置し、周囲は静かな環境でありながら、函館駅前という中心地にあるという絶妙なバランスを保っている。
リーズナブルな価格設定
素泊まりプランやランチ営業の価格設定は非常にリーズナブルで、「安くて便利」という評価を多数獲得。駐車場も無料で6台まで利用可能(要予約)という点も、車で訪れる旅行者にとって嬉しいポイントだ。高級旅館にはないアットホームな雰囲気と、お手頃価格で本格的な函館料理を楽しめるという二つの魅力が、多くのリピーターを生み出す要因となっている。
現在の営業状況と今後への期待
女将の体調により、現在は素泊まりのみの営業となっているが、口コミでは「元気になったら料理を復活したい」という女将の言葉が紹介されており、多くのファンが料理の復活を待ち望んでいる状況だ。過去の評価の高さから、料理が再開されれば再び多くの宿泊客で賑わうことが予想される。
設備面での課題と魅力の共存
トイレが共同であること、エアコンがないこと、建物が古いことなど、設備面での制約は確かに存在するが、「それも味わいの一つ」「昔ながらの旅館らしさ」として肯定的に捉える声も多い。本来涼しい函館の気候では問題にならないことが多いが、近年の温暖化により夏の盛りには注意が必要という指摘もある。しかし、これらの点を差し引いても、女将の人柄と料理の質が総合的な満足度を高めていることが、レビューから読み取れる。
総合評価
辺見旅館は、函館駅前という好立地に位置しながら、古き良き日本の旅館文化を今に伝える貴重な存在といえる。地産地消にこだわった海鮮料理の質の高さ、女将の温かいおもてなし、リーズナブルな価格設定、そして函館らしい雰囲気という多くの魅力を持つ宿だ。設備の古さという制約はあるものの、それを補って余りある人間的な温かさと本物の函館の味が、多くの旅行者の心に残る体験を提供してきた。現在は素泊まりのみの営業だが、料理の復活を待ち望む声は多く、函館を訪れる旅行者にとって、再び注目すべき宿となる可能性を秘めている。
📍 アクセス
JR函館駅・函館駅前駅より徒歩5分
〒040-0063
北海道函館市若松町4-6
無料駐車場6台完備(要予約)
大型車は1台のみ(要事前問合せ)
函館空港から函館駅まで直行バスで約20分
その後徒歩5分
旅館からのお知らせ
【現在の営業状況】
現在、女将の体調により素泊まりのみの営業となっております。
料理の提供を楽しみにされている皆様には大変申し訳ございませんが、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
【ランチ営業について】
毎週水・金曜日 12:00〜14:00にランチ営業を行っております(800円から)。
その他の日時も電話でご相談いただけます。
【宿泊のご案内】
◆チェックイン:16:00〜18:00
◆チェックアウト:10:00
◆駐車場:無料(6台まで、要予約)
◆函館駅から徒歩5分の好立地
◆函館朝市や観光スポットへのアクセス良好
アットホームな雰囲気で、まるで親戚の家のような温かいおもてなしを心がけております。
函館観光の拠点として、ぜひご利用ください。
辺見旅館は函館駅前に位置する料理旅館です。函館駅・函館駅前駅から徒歩5分という好立地で、函館朝市や観光スポットへのアクセスも良好。 奥尻島出身の女将・長谷川千鶴子さんが営む宿で、地産地消にこだわった函館ならではの海鮮料理が自慢です。 現在は素泊まりのみの営業ですが、毎週水・金曜日にはランチ営業(12:00〜14:00、800円から)も行っており、 おまかせ昼定食では焼き魚、小鉢3品、ご飯、味噌汁、香の物、コーヒーが付いてきます。 駐車場も無料で6台まで利用可能(要予約)。アットホームな雰囲気で、親戚の家のような温かいおもてなしが魅力の宿です。 函館空港から函館駅への直行バスで20分、そこから徒歩5分という便利な立地で、ビジネス利用から観光まで幅広くご利用いただけます。