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📊 レビューの詳細分析
海産問屋直営という圧倒的な強み
函館海鮮料理 北斗房の最大の特徴は、カニと海産物の卸問屋「三矢水産」が直営する海鮮料理専門店であるという点だ。この出自が、鮮度と品質において圧倒的なアドバンテージを生み出している。店舗前に設置されたカニとイカの生けすは、入店前から期待を高める演出として機能しており、実際に「生け簀から取り出したばかりの活イカ」「プリプリのズワイガニ」といった新鮮さを実感できる料理が提供される。津軽海峡で水揚げされた本マグロを一本丸ごと仕入れてさばくという徹底ぶりは、問屋直営ならではの贅沢といえよう。
活イカへのこだわりと季節対応
函館を代表する海の幸である活イカは、北斗房の看板メニューの一つ。生きた状態のイカを薄く細く切る「漁師切り」という技法により、イカ本来の甘みが最大限に引き立つ仕上がりになっている。さらに注目すべきは、1月から5月までは「やりいか」、6月から12月までは「真いか」と、季節に応じて最も美味しい種類のイカを提供するという配慮だ。この季節感への対応は、函館という土地の魚介文化を深く理解している証拠といえる。時価での提供となるものの、注文時に料金を明示してくれる誠実な対応が、顧客からの信頼につながっている。
伊藤若冲の美意識が織りなす空間デザイン
2022年に実施された全席個室へのリニューアルは、北斗房の大きな転換点となった。特筆すべきは、江戸時代の画家・伊藤若冲の花鳥画を全面に配した内装だろう。姉妹店「海光房」の開放的な雰囲気とは対照的に、気品ある大人の空間を実現。掘りごたつ席やテーブル席が配された完全個室は、会食から家族の団らん、カップルのディナーまで、あらゆるシーンに対応できる汎用性を備える。「オシャレな空間」「落ち着いた空間」「隠れ家レストラン」といった評価が示すように、料理の質だけでなく、空間の質にも徹底的にこだわった結果が、顧客満足度の向上に結実している。
看板メニュー「元祖こだわり蟹スープ」の魅力
姉妹店「海光房」の開業時から提供している看板メニュー「元祖こだわり蟹スープ」は、土鍋でグツグツと煮立ち、濃厚なカニダシの香りと共に登場するインパクトのある一品。長年愛され続けているこのメニューは、カニの旨みが凝縮された深い味わいが特徴で、多くの常連客を惹きつけている。このような伝統の味を大切にしながら、新しい料理にも挑戦する姿勢が、幅広い顧客層の支持を獲得する要因となっている。
道産食材と道産酒のマリアージュ
料理の素晴らしさを引き立てるのが、函館生まれの日本酒「五稜」や熊石地区の海洋深層水の塩を使う青色の「函館塩レモンサワー」といった、地域色豊かなドリンクラインナップ。自社開発したガゴメ昆布入り醤油で海産物を提供するというこだわりも、北海道という土地へのリスペクトを感じさせる。道産ワインや日本酒のセレクションも充実しており、海鮮料理との相性を考え抜かれたラインナップが、食事体験全体の質を高めている。
白老あべ牛という意外な魅力
海鮮料理専門店でありながら、料理長が厳選した「白老あべ牛」を提供しているのも興味深い点だ。サシが細かく、肉質の柔らかさと甘みを味わえるこの和牛は、海鮮だけでなく、北海道全体の食材の魅力を伝えようという店の姿勢を示している。水槽を眺めながら目の前で調理するライブ感あふれるカウンター席での鉄板焼き(1日1組限定の特別コース)は、観光や接待にも最適な特別な体験を提供している。
サービスの質と細やかな配慮
レビューで一貫して高評価を得ているのがスタッフの対応の良さだ。「お店の方の気遣いが最高」「みな対応が良く、居心地が良い」「フレンドリーで楽しい時間を過ごせた」といった声が多数を占める。料理の提供に時間がかかる場合は事前に説明し、活イカのような時価メニューはオーダー時に料金を明示するなど、顧客への誠実な対応が信頼関係を構築。複数言語メニュー(英語)の用意や無料Wi-Fiの完備など、観光客への配慮も行き届いている。
アクセスの良さと駐車場の完備
函館市電魚市場通駅から徒歩4分、金森倉庫から徒歩5分という好立地は、観光客にとって大きなメリット。函館山ロープウェイの前後に立ち寄りやすい位置にあり、観光ルートに組み込みやすい。さらに4台分の駐車場を完備しているため、車での訪問も可能だ。このアクセスの良さは、函館観光の際の食事場所として選ばれる大きな理由となっている。
予算感と価値のバランス
平均予算が¥5,000〜¥7,999(チャージ料¥660含む)という価格帯について、「お値段もそこそこ掛かりますが、納得以上の美味しい新鮮なものばかり」という評価が代表的だ。決して安価ではないものの、海産問屋直営ならではの鮮度と品質、完全個室という付加価値、そしてスタッフの質の高いサービスを考慮すれば、妥当な価格設定と感じる顧客が多数を占める。特別な日のディナーや接待、観光の思い出作りといったシーンでの利用価値は高い。
季節の味覚への対応力
活イカの季節変更だけでなく、アスパラやコシアブラの天ぷらといった春の山菜料理の提供は、北海道の季節の移ろいを大切にする姿勢の表れ。「注文したアスパラの天ぷらにコシアブラの天ぷらが添えてあり、予想外の出会いに嬉しくなった」という喜びの声は、季節の食材を取り入れた創意工夫が、顧客に小さなサプライズを提供していることを示している。
予約の重要性と混雑状況
「土曜日ということもあり、どこのお店も予約でいっぱい。やっと予約できたのが北斗房さん」というレビューが示すように、特に週末や観光シーズンには予約が必須の人気店となっている。完全個室制のため、受け入れ可能人数に限りがあることも予約推奨の理由だ。一方で、天候不良時などは比較的空いていることもあり、状況に応じた利用が可能。
北海道ハスカップソースサラダという独創性
千歳市産のハスカップジャムの酸味と甘みがアクセントの「北海道ハスカップソースサラダ」は、見た目にも華やかで、北海道らしさを感じさせる創作料理。このような独自メニューの開発は、ただ新鮮な海鮮を提供するだけでなく、記憶に残る食体験を提供しようという姿勢の表れといえる。
姉妹店との関係性と相乗効果
函館朝市で人気の本店「海光房」との関係は、北斗房の魅力を理解する上で重要だ。大型生けすを備える開放的な海光房と、個室中心の落ち着いた北斗房という明確な差別化により、シーンや好みに応じて選択できる2店舗体制を構築。三矢水産という共通の仕入れルートを持ちながら、異なる雰囲気の店舗を展開することで、幅広い顧客ニーズに対応している。
総合評価
函館海鮮料理 北斗房は、海産問屋直営という鮮度の優位性、伊藤若冲の美意識を取り入れた洗練された空間、完全個室によるプライバシーの確保、質の高いサービス、函館らしさを感じさせる地域色豊かなメニューとドリンクという5つの強みを武器に、函館を代表する海鮮料理店としての地位を確立している。2019年の開業から着実に評価を高め、観光客にも地元客にも愛される店へと成長を遂げた。函館という土地の魅力を、最高品質の海の幸とともに伝えることに成功している稀有な存在といえるだろう。
📍 アクセス
函館市電2系統 魚市場通駅より徒歩4分(300m)
函館市電2系統 十字街駅より徒歩5分(360m)
函館市電2系統 宝来町駅より徒歩8分(640m)
〒040-0065
北海道函館市豊川町13-4
専用駐車場あり(4台)
金森倉庫より徒歩5分
函館山ロープウェイ付近
店舗からのお知らせ
【海産問屋直営の海鮮料理専門店】
◆カニと海産物の卸問屋「三矢水産」直営店
◆2022年全席個室にリニューアル!伊藤若冲の花鳥画を配した気品ある空間
◆店舗前にカニとイカの生けすを完備
◆津軽海峡産本マグロ一本丸ごと仕入れ
◆活イカは季節に応じて最高の種類を提供(1〜5月:やりいか、6〜12月:真いか)
◆函館朝市の姉妹店「海光房」開業時からの看板メニュー「元祖こだわり蟹スープ」
◆1日1組限定の特別鉄板焼きコース(要予約)
◆函館生まれの日本酒「五稜」、青色の「函館塩レモンサワー」など地域色豊かなドリンク
◆個室2名〜18名まで対応可能/半個室・掘りごたつ席あり
◆英語メニュー・無料Wi-Fi完備
【アクセス】魚市場通駅より徒歩4分、金森倉庫より徒歩5分
【ご予約推奨】特に週末・観光シーズンは予約をおすすめします
※ディナーのみの営業となります(ランチ営業なし)
函館海鮮料理 北斗房は函館市豊川町にある海産問屋直営の海鮮料理専門店です。魚市場通駅から徒歩4分、金森倉庫から徒歩5分という好立地で、ディナータイムのみ営業(ランチ営業なし)。 平均予算は¥5,000〜¥7,999で、チャージ料お一人様¥660(税込・お通しサービス付き)。 活イカ、ズワイガニ、本マグロ、根ホッケなど、津軽海峡の新鮮な海の幸を満喫できます。2022年に全席個室にリニューアルし、伊藤若冲の花鳥画を配した気品ある空間で、デート・接待・家族団らん・観光など様々なシーンでご利用いただけます。 完全個室は2名から最大18名まで対応可能。函館朝市の姉妹店「海光房」の看板メニュー「元祖こだわり蟹スープ」や、函館生まれの日本酒「五稜」、函館塩レモンサワーなど、地域色豊かなメニューとドリンクをお楽しみください。