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Jolly Jellyfish|函館ソウルフード元祖ステピ1982年創業【完全ガイド】

Jolly Jellyfish

Jolly Jellyfish

洋食・ステーキ・ハンバーグ 函館 東山
3.3
⭐⭐⭐
78件のレビュー
料理
サービス
雰囲気
コスパ
🕐

営業時間・定休日

月・火・木・金 11:00〜20:30(L.O. 20:00)
土日祝 11:00〜21:00(L.O. 20:30)
定休日 水曜日
その他 年末年始など変更の場合あり
💴

価格・お支払い

ランチ予算 ¥1,000〜¥1,999
ディナー予算 ¥2,000〜¥2,999
支払方法 カード可 電子マネー可 QR決済可
対応カード VISA / Master / JCB / AMEX / Diners
🏠

設備・サービス

席数 32席(テーブル席)
個室 有(キッズルーム付き個室)
喫煙 全席禁煙
その他 貸切可(20〜50名) バリアフリー 無料Wi-Fi
📞

ご予約・お問い合わせ

電話番号 0138-86-9908
予約可否 予約可(当日予約も受付)
公式サイト 公式サイト
特記事項 テイクアウト・デリバリー可

💬 お客様の声

A
2024年6月
⭐⭐⭐⭐
函館のソウルフード、ステーキピラフ(ステピ)を求めて訪問しました。バターピラフの上に柔らかなステーキ、そしてトラピストバターを使った秘伝のソースが絶妙にマッチしています。1982年創業からずっと愛されている味というのも納得の美味しさでした。アメリカンダイナーの雰囲気もおしゃれで居心地が良く、家族連れにも最適なお店だと思います。
B
2023年5月
⭐⭐⭐⭐
出張で函館に来た際に初訪問。ジョリバーグ(250gのハンバーグステーキ)を注文しましたが、目の前でパフォーマンス調理をしてくれて、味だけでなく視覚的にも楽しめました。肉の旨味がしっかり感じられて、ボリューム満点。タブレットで注文できるシステムも便利で、サイズやトッピングのカスタマイズも簡単でした。ステピも気になるので次回はぜひ試してみたいです。

📊 レビューの詳細分析

函館ソウルフード「ステピ」の歴史と魅力

Jolly Jellyfish(ジョリージェリーフィッシュ)は、1982年(昭和57年)に函館山のふもと西部地区・宝来町で創業された、40年以上の歴史を持つアメリカンダイナーだ。地元函館市民からは親しみを込めて「ジョリジェリ」という愛称で呼ばれ、長年にわたって愛されてきた。店の代名詞となっているステーキピラフ(通称:ステピ)は、函館のB級グルメ・ソウルフードとして広く認知され、地元客のみならず観光客からも絶大な支持を得ている存在となっている。2017年(平成29年)には建物の老朽化により、現在の東山エリアにあるSouth Cedar DRIVE INN内へ移転。アメリカン テイストを残しつつも、道南杉を使用した落ち着きのある空間へとリニューアルを遂げた。

看板メニュー「ステピ」の構成と独創性

ステーキピラフの最大の特徴は、そのシンプルながらも計算し尽くされた構成にある。ベースとなるのは北斗市リッキーファームの「ふっくりんこ」を使用したバターピラフ。人参とともにバターでソテーされたピラフの上には、レアに焼かれた柔らかなビーフステーキが鎮座する。そして極めつけは、北斗市のトラピスト修道院で手作りされているトラピストバターを贅沢に使用した秘伝のオリジナルソース。このソースこそが、創業以来40年以上守り続けられてきた「変わらない感動」の源泉といえよう。肉は通常のビーフのほか、上ノ国町産フルーツポークや伊達鶏からも選択可能で、トッピングには一番人気のアボカドをはじめ、チーズ、卵、ソーセージ、海老フライなどが用意されている。ピラフのサイズ変更やソース増量など、カスタマイズの自由度が高いのも支持される理由の一つだ。

もう一つの看板メニュー「ジョリバーグ」

ステピと人気を二分するのが、250gという圧倒的ボリュームのハンバーグステーキ「ジョリバーグ」である。移転後にリニューアルされたこのメニューは、月に2〜3回訪れるリピーターがいるほどの中毒性を誇る。最大の特徴は客の目の前で行われる最終調理のパフォーマンス。鉄板で焼き上げられるハンバーグと、ジュージューという音、立ち上る湯気、香ばしい香り。まさに五感で楽しめるエンターテインメントとなっており、料理の提供そのものが一つのイベントとして機能している。肉本来の旨味を最大限に引き出す焼き方にこだわり、その食感と味わいは「ガツンと癖になる」と表現する客が続出。トロトロのチーズソースをかけたバージョンなど、季節限定のアレンジも展開され、飽きさせない工夫が随所に見られる。

地元食材へのこだわり「ローカルファースト」の実践

Jolly Jellyfishが一貫して掲げているのが「ローカルファースト(地元優先)」という理念。道南圏を中心に北海道で採れた肉・野菜・魚介類をふんだんに使用することで、地域経済への貢献と食材の鮮度・品質の担保を両立させている。使用する米は前述の通り北斗市産「ふっくりんこ」、肉は上ノ国町産フルーツポーク、ソースには北斗市トラピスト修道院のトラピストバターと、原材料の産地が明確に示されている透明性の高さも顧客からの信頼を得る要因となっているようだ。この姿勢は単なるマーケティング戦略ではなく、「地元食材ってこんなに美味しい!」という発見と驚きを提供したいという、店側の本気度が伝わってくる取り組みといえる。

移転による空間と雰囲気の変化

2017年の移転により、店舗の雰囲気は大きく変化を遂げた。かつて函館山のふもと西部地区にあった旧店舗は、作家・辻仁成氏ゆかりの建物としても人気があり、オールドアメリカンな独特の雰囲気を醸し出していた。現在の東山の店舗は、道南杉を使用した落ち着きのある内装が特徴で、「片田舎のアメリカンダイナー」をモデルとした居心地の良い空間設計となっている。32席のテーブル席に加え、ゆったりとくつろげるBOX席も完備。アメリカンな雰囲気は継承しつつも、より洗練された「オシャレな空間」「落ち着いた空間」へと進化を遂げたことで、デートや家族連れなど幅広い層に対応できる店舗となった。また、South Cedar DRIVE INNというライフスタイルショップ内に併設されているため、食事の前後にアパレル雑貨やアウトドアギア、DIYツールなどの買い物も楽しめるという付加価値も生まれている。

ファミリー層への徹底配慮

Jolly Jellyfishの特筆すべき点の一つが、子連れファミリーへの手厚い配慮である。施設内には授乳室・オムツ交換台が完備され、お子様用の椅子・食器も用意。さらに予約制でキッズルームが併設された個室も利用可能で、子供を遊ばせながらゆっくり食事を楽しむことができる環境が整っている。お子様メニューは5種類用意されており、中でもミニステピが食べられるお子様プレート(550円または770円)は、子供たちに店の名物を体験させることができる人気商品。このような細やかな配慮により、三世代での食事という需要にも応えることができ、「様々な年代のお子様にもジョリを楽しんでいただける」という店のコンセプトが実現されている。

メニューの多様性とデザートの充実

ステピとジョリバーグという二大看板メニュー以外にも、Jolly Jellyfishは豊富なメニューラインナップを誇る。スパイスの効いた牛すじカレー(880円)や、色鮮やかなコブサラダ(Sサイズ979円)など、サイドメニューも充実。特に注目すべきは季節限定の手作りパフェやパンケーキで、これらは女性客やカフェ利用の客層からも高い評価を獲得している。ふわしゅわ食感のパンケーキは、食事というよりもカフェタイムのスイーツとしての需要も取り込んでおり、ランチ後のデザートとして注文する客も多い。この多様なメニュー展開により、「ステーキピラフの店」という枠を超えて、様々なシーンで利用できるファミリーレストランとしての地位を確立しつつある。

テイクアウト・デリバリーへの対応

コロナ禍以降、重要性が増したテイクアウト・デリバリーにも積極的に対応。チキン南蛮のり弁当(750円)はテイクアウト人気No.1商品となっており、名物のステピもテイクアウト可能で「職場やご自宅でお召し上がりいただけます」という利便性を提供している。また、クリスマスシーズンにはオードブルの予約も受け付けるなど、家庭内イベント需要にも対応。店内飲食だけでなく、持ち帰りや配達という選択肢を用意することで、顧客の利便性を高めると同時に、新たな売上機会を創出している点は経営戦略としても評価できる。

タブレット注文システムの導入と利便性

現代的なサービスとして注目されるのが、タブレットオーダーシステムの導入。客は自分のペースでメニューを確認し、ステーキのサイズ、サラダの量、ソースの種類などを細かくカスタマイズして注文できる。「店員さんを呼ぶ煩わしさがない」という声に代表されるように、特に若い世代からの評価が高い。このシステムにより、スタッフの業務効率も向上し、結果として「オーダーから料理の提供までがとてもスムーズ」という顧客満足度の向上につながっている。デジタル技術の活用と人的サービスのバランスが適切に保たれている好例といえるだろう。

アクセスと立地の課題

一方で、移転後のデメリットとして頻繁に指摘されるのがアクセスの不便さだ。函館駅から車で約15分、最寄りの柏木町駅からは2,262mと、公共交通機関でのアクセスはやや困難。「アクセスだけがちょっと大変かも知れません」という声や、「ちょっと不便な場所」という評価が複数のレビューで見られる。ただし、26台収容可能な専用駐車場が完備されているため、車での来店に関しては特に問題はない。函館バス東山公園停留所から徒歩2分という点も、バス利用者には便利だろう。立地の不便さを補って余りある料理の魅力と、一度訪れればリピートしたくなる満足度の高さが、この課題を克服させている状況といえる。

価格設定に対する評価の二極化

価格に関する評価は、ある程度の二極化が見られる。ランチ予算1,000〜1,999円、ディナー予算2,000〜2,999円という価格帯について、「コストパフォーマンスが良い」「払う価値がある」という肯定的な意見がある一方、「ごくごく普通」「特別感はない」という意見も存在する。ステピの価格1,580円、ジョリバーグ1,480円という設定は、ファミリーレストランとしては標準的な範囲だが、B級グルメというイメージで訪れた客にとってはやや高めに感じられる可能性がある。ただし、使用食材の品質、ボリューム、パフォーマンスを含めたトータルの価値提供を考慮すれば、多くの客が「妥当な価格設定」と判断している状況といえよう。

メディア露出と知名度の向上

Jolly Jellyfishの知名度向上に大きく貢献しているのが、各種メディアでの紹介だ。TBS系列「ぴったんこ☆カンカン」で特集されたことは店の誇りとなっており、店内入口には番組出演者である石塚英彦氏や森公美子氏のサインが飾られている。また、「まいうー」で知られる石塚氏の訪問は、店の信頼性を高める大きなブランディング効果をもたらしている。このようなメディア露出により、地元客だけでなく観光客の来店も増加し、「函館に来たら一度は食べてみるべき名物」としての地位を確立しつつある。

元町公園店の展開と新たな魅力

2022年8月、Jolly Jellyfishは2号店として元町公園店をオープン。1909年(明治42年)建築の旧北海道庁函館支庁庁舎という歴史的建造物を利活用した店舗で、西部地区に「帰還」を果たした形となった。テイクアウト形式の軽食ショップとして、館内のイートインスペースや公園内で飲食できるスタイルを提供。レジャーシートの無料貸し出しを利用して「公園でピクニック」を楽しむことができ、観光客にとって函館の景観を楽しみながら名物ステピを味わえる新たな選択肢となっている。建物の色と同じエメラルドグリーンの「元町パークソフト(500円)」や、ふわしゅわの「元町パンケーキ(プレーン700円)」など、元町公園店限定メニューも展開。この2店舗体制により、用途やシーンに応じた使い分けが可能になり、顧客の選択肢が広がったことは大きな前進といえる。

地元民と観光客の評価の違い

興味深いのは、地元民と観光客で評価が微妙に異なる点だ。地元民の中には「よくある函館パターン」「特に感動はしない」という、やや冷めた評価をする人も存在する。これは長年親しんできた味に対する慣れや、「ソウルフード」という過度な期待値の反動である可能性がある。一方で観光客からは「函館のB級グルメとして必食」「一度は食べてみるべき」という高い評価が多く、初めて食べる新鮮さと、函館らしさを感じられる満足度が支持されている構図が見て取れる。ただし地元民であっても「月に2〜3回訪れるリピーター」が存在することからも分かるように、真のファンは確実に存在しており、その層の厚さが40年以上の歴史を支えてきたことは疑いようがない。

サービスの質と接客評価

サービス面については、「接客も気持ちが良かった」「店員さんの雰囲気も良く」といった肯定的な評価が多数を占める。特に混雑時でもスムーズな案内と料理提供が行われている点が評価されており、オペレーションの質の高さが窺える。一方で「接客は普通かな」という声もあり、特別に印象に残るようなサービスではないという意見も。ただしこれは悪い評価ではなく、過不足ないスタンダードなサービスが提供されているということの裏返しといえる。タブレット注文システムの導入により、最低限の人的接触で快適な食事が楽しめるという現代的なサービススタイルが、結果として多くの客に受け入れられている状況だ。

総合評価:継承と進化を両立させた函館の宝

Jolly Jellyfishは、40年以上守り続けてきた「変わらない感動」と、時代に合わせた進化を見事に両立させている稀有な存在だ。1982年創業から受け継がれるステーキピラフという不変の核を守りながら、移転による空間のアップデート、タブレット注文システムの導入、テイクアウト・デリバリーへの対応、2号店の出店など、柔軟な変化を恐れない姿勢が光る。ローカルファーストの理念のもと、北海道・道南の食材を活かした料理は、地域への貢献と品質の担保を両立。ファミリー層への配慮、メニューの多様性、適切な価格設定により、幅広い顧客層のニーズに応えている。立地のやや不便さという課題はあるものの、それを補って余りある魅力が詰まった店舗であることは間違いない。函館を訪れた際には、40年以上愛され続けてきた伝統の味「ステピ」を、ぜひ一度体験してみる価値があるだろう。

📍 アクセス

🚃
最寄り駅
函館市電 柏木町駅より徒歩約28分(2,262m)
※函館駅より車で約15分
🚌
バスでのアクセス
函館バス 東山公園停留所下車 徒歩2分
函館駅前よりバス利用可能
🏢
住所
〒041-0835
北海道函館市東山3丁目48-3 South Cedar DRIVE INN内
Hakodate-shi, Higashiyama 3-48-3
🚗
駐車場
専用駐車場26台完備
無料でご利用いただけます
📢

店舗からのお知らせ

【函館ソウルフード「ステピ」をご堪能ください】
◆1982年創業から守り続ける伝統の味
◆トラピストバター使用の秘伝オリジナルソース
◆北海道産「ふっくりんこ」使用のバターピラフ
◆250g大迫力ジョリバーグは目の前でパフォーマンス調理
◆お子様連れ大歓迎!キッズルーム付き個室あり
◆授乳室・オムツ交換台完備
◆テイクアウト・デリバリーも対応可能

【2号店も好評営業中】
元町公園店(旧北海道庁函館支庁庁舎内)では、歴史的建造物の中でステピやオリジナルスイーツをお楽しみいただけます。公園でピクニックスタイルでの飲食も可能!

【ローカルファースト】
道南を中心とした地元食材を使用し、安全で美味しい料理をご提供しております。

Jolly Jellyfish(ジョリージェリーフィッシュ)は函館市東山にある、1982年創業のアメリカンダイナー。函館のソウルフード「ステーキピラフ(ステピ)」が看板メニューで、地元民から「ジョリジェリ」の愛称で親しまれています。 トラピストバター使用の秘伝ソースと北海道産ふっくりんこ米のバターピラフ、レア焼きステーキの組み合わせが絶品。250gのジョリバーグも目の前でのパフォーマンス調理が人気です。 キッズルーム付き個室、授乳室・オムツ交換台完備で子連れファミリーにも最適。テイクアウト・デリバリーも対応。函館駅から車で15分、専用駐車場26台完備。 2022年には元町公園店(2号店)もオープンし、歴史的建造物の中でステピをお楽しみいただけます。