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かくと徳島屋旅館|余市駅1分・京風懐石と希少ワインの老舗料理旅館【完全ガイド】

かくと徳島屋旅館

かくと徳島屋旅館

料理旅館・日本料理

⭐ 3.8 / 5.0
🍷

余市ワインと京風和食のマリアージュ

大正13年創業の老舗料理旅館。京都「本家たん熊」で10年修行した4代目店主が織りなす本格京風懐石と、余市の希少ワイン(ドメーヌ・タカヒコ、ドメーヌ・アツシスズキ等)のペアリングが評判。JR余市駅から徒歩1分の好立地で、食事も宿泊も楽しめる唯一無二の空間です。

📋 基本情報

店舗名 かくと徳島屋旅館
ジャンル 料理旅館、日本料理、懐石料理
住所 〒046-0003 北海道余市郡余市町黒川町8-12
8-12 Kurokawa-cho, Yoichi-cho, Yoichi-gun, Hokkaido
最寄り駅 JR函館本線 余市駅 徒歩1分(駅前ロータリー目の前)
電話番号 0135-22-6369(完全予約制、当日予約不可)
営業時間 予約時間に準ずる(11:00〜14:00、17:00〜21:00が目安)
定休日 不定休
駐車場 有り(建物脇に数台分のスペース、無料)
個室 有り(間仕切りで大広間にも対応可能)
禁煙・喫煙 完全禁煙
公式サイト https://kakutoryokan.wixsite.com/mysite
Instagram @kakutotokushimaya

⭐ 総合評価

3.8
総合評価 / 5.0点満点

※ウマ店独自評価(食べログ3.56、Google4.3等を総合参照)

料理・味
4.2
サービス
4.0
雰囲気
3.8
コスパ
3.5

💴 料金・予算情報

🍱

ランチ

時候膳:1,100円〜(要予約)

Vin de 時候膳:7,700円、9,900円(料理+ワイン3種)

※予算と内容は相談可

🍽️

ディナー

懐石コース:5,000円〜

ワインペアリング:+2,500円

※料理内容・価格は要相談

🛏️

宿泊

1泊2食付:8,000円〜

※宿泊+夕食・朝食付き

支払い方法 現金、クレジットカード(詳細は要確認)
サービス料 なし
予約ポリシー 完全予約制、当日予約不可、電話予約必須

🍽️ メニュー・料理情報

📸 フォトギャラリー

🏠 設備・サービス情報

🚭

禁煙・分煙

完全禁煙
🚪

個室

有り(間仕切りで大広間にも対応可。2名〜30名以上の宴会まで対応)
👥

座席

座敷席、テーブル席
👶

お子様連れ

可(詳細は要問い合わせ)

バリアフリー

詳細は店舗にお問い合わせください
🅿️

駐車場

有り(建物脇、無料、数台分)

💬 お客様の声

👤
2023年11月
★★★★★

余市のスターワインがグラスで頂けて、料理も美味しいと評判のお店です。大正13年に創業されていて、食堂の入口にはワインセラーがあり、なかなか購入出来ないワインがたくさん並んでいます。ドメーヌ・タカヒコ、ドメーヌ・アツシスズキ、ドメーヌ・モンなど、希少なワインを楽しめるのが最高でした。

👤
2022年6月
★★★★★

京都の料亭で修行した4代目店主さんが作る本格和食は絶品。ワインのペアリング2,500円で、ドメーヌ一門の希少ワインが楽しめます。胡麻豆腐と生雲丹、八角焼き、油子の土瓶蒸しなど、どれも素晴らしかった。京都弁の女将さんの温かい接客も魅力的で、とても満足しました。

👤
2022年11月
★★★★☆

余市駅の目の前にある名店で、ワインの品揃えが圧倒的。和食とワインの組み合わせが本当に素晴らしく、料理も驚くほど美味しいです。酔っ払って電車に乗るのが面倒でもそのまま宿泊できるのが嬉しいポイント。余市観光には最適な立地です。

👤
2021年
★★★★☆

ランチで伺いました。京風の繊細な味付けで、北海道の新鮮な食材を最大限に活かした料理が楽しめます。お造りは厚切りで贅沢、炊き込みご飯も絶品でした。完全予約制なので、必ず事前に連絡を入れてから訪問してください。

👤
2020年
★★★★★

店主さんとの会話も楽しく、料理へのこだわりが伝わってきます。余市のワインに合わせた和食というコンセプトが素晴らしく、それぞれの料理とワインのマリアージュを丁寧に説明してくれます。特別な日にぜひ訪れたいお店です。

📝 詳細レビュー・総合評価

かくと徳島屋旅館:余市の宝石、京風和食と希少ワインが織りなす至福の時間

北海道余市郡余市町、JR余市駅の目の前に佇む「かくと徳島屋旅館」は、大正13年(1924年)創業という100年近い歴史を誇る老舗料理旅館だ。現在は4代目の當宮弘晃さんと、京都出身の女将・益美さんご夫妻が切り盛りしており、余市というワインの聖地において、和食とワインの新たな可能性を追求し続けている稀有な存在となっている。

歴史と伝統:駅前旅館から料理店への華麗なる転身

店名の「かくと」は、正方形の中に「ト」の字を配した屋号に由来する。初代は徳島県出身で、かつては鉄道を利用する行商人で賑わい、宿泊業と宴会・仕出し業で大いに繁栄した時代があった。昭和40年代から50年代後半が全盛期で、従業員数十名を抱え、結婚式の料理や町内への仕出しも手掛けるほどの規模だったという。

しかし時代の流れとともに、駅前旅館の需要は徐々に減少。バブル崩壊後の不景気により、宴会や仕出しの注文も激減した。そんな厳しい状況の中、4代目の弘晃さんは祖父である2代目の「料理人として後を継いでほしい」という願いを受け、高校卒業後に京都へ。京料理の名門「本家たん熊」で10年間の修行を積み、確かな技術を身につけて余市に帰ってきた。

帰郷後、弘晃さんと益美さんは大きな決断を下す。それは看板から「旅館」の文字を取り去るという、100年近い歴史を持つ老舗としては思い切った選択だった。「料理にウエイトを置こうと思っていたので、『旅館』って付いているとお客さんも混乱しますよね」という弘晃さんの言葉通り、現在は「食べる」と「泊まる」が両立する料理店という新たなスタイルを確立している。

京風和食の真髄:本家たん熊仕込みの繊細な技

かくと徳島屋の最大の魅力は、何といっても弘晃さんが作り出す本格的な京風和食にある。京都「本家たん熊」で10年間修行した経験は、料理の随所に活きている。出汁の取り方、素材の扱い方、盛り付けの美学、そして何より「引き算の美学」とも言える京料理特有の繊細な味付けが、北海道の豊かな食材と見事に融合しているのだ。

ランチの「時候膳」は1,100円からという驚きの価格設定ながら、その内容は本格的。先付、お造り、焼き物、揚げ物、炊き込みご飯、デザートと、品数も豊富で満足度が高い。訪問者のレビューによれば、ささげの胡麻和え、胡麻豆腐と生雲丹、河豚や平目、南蛮海老のお造り、余市産殻付き牡蠣、八角の丸ごと焼き、天ぷら、細筍と蕗の炊き込みご飯、油子の土瓶蒸しなど、季節ごとに変化する多彩な料理が楽しめる。

特に評価が高いのが、お造りの厚切りだ。「ぶ厚いフグ、むっちむち贅沢」「海老は新鮮でミソも旨い」といった声が多数寄せられており、素材の良さを最大限に引き出す技術の高さが窺える。また、胡麻豆腐は「弾力がスゴイ」と評判で、手作りならではの食感が楽しめる。

八角の焼き物は「身がふわっふわ」と絶賛され、北海道ならではの魚を京風の調理法で仕上げる技が光る一品。天ぷらも「サクッと軽い」仕上がりで、ささげ、木耳、豚巻きアスパラなど、変化球的な食材も取り入れている。炊き込みご飯は「優しい薄味で、僅かな筍と蕗のえぐみが絶妙なバランス」という評価を得ており、京料理の真髄である「素材の持ち味を活かす」という哲学が貫かれていることがわかる。

余市ワインとの運命的な出会い

かくと徳島屋のもう一つの大きな魅力が、余市の希少ワインとのペアリングだ。余市町は北海道を代表するワイン産地であり、ドメーヌ・タカヒコ、ドメーヌ・アツシスズキ、ドメーヌ・モンなど、入手困難な人気ワイナリーが集まる地域。これらのワインを気軽にグラスで楽しめる場所として、かくと徳島屋は唯一無二の存在と言えるだろう。

當宮夫妻とワインの関係は、実は偶然の出会いから始まった。曽我貴彦さん(ドメーヌ・タカヒコ)から最初のワインをいただいた時、「すっごくおいしくって。心に沁みるものがありました」と益美さんは振り返る。しかし当時は低迷期で、「人気の貴彦さんのワインに頼って置かせてもらって、ひと寄せパンダにしてはあかん」という強い思いから、自分たちから取り扱いを申し出ることはなかったという。

転機が訪れたのは8年後。弘晃さんの修業先「本家たん熊」で余市ワインを楽しむイベントが開催され、「和食の繊細さに余市のワインは、ぴたっとはまる」という確信を得た。そしてコロナ禍の2020年、曽我さんから「かくとさん、コロナで大変ではないですか? うちのワインやドメーヌ・アツシ スズキ、ドメーヌ・モンのワインは、和食との相性が良いと思うので、テイスティングセットとして置いてみませんか?」という申し出があり、念願だった取り扱いが実現したのだ。

現在は「Vin de 時候膳」という、料理とワイン3種のペアリングコースを7,700円、9,900円で提供。45ml程度のグラスで3種類のワインを料理に合わせて提供するスタイルは、「直ぐに飲み干してお代わり」したくなるほどの魅力があるという。ドメーヌ・タカヒコの「Nana tsu Mori」、ドメーヌ・モンの「栃」など、通常は入手困難なワインを、料理と共に楽しめる贅沢な体験だ。

おもてなしの心:京都弁の女将と笑顔の店主

料理やワインの質の高さに加え、温かい接客も高く評価されている。京都出身の益美さんは関西弁で親しみやすく接客し、弘晃さんは料理へのこだわりを丁寧に説明してくれる。「裏表のない正直な、そして笑いの絶えないご夫妻」という評価が示すように、ここで過ごす時間は料理やワインを楽しむだけでなく、人の温かさに触れる貴重な体験となるだろう。

弘晃さんは「やっぱりお客さまに喜んでほしいんですよね、僕は。でも単純なのか、お客さまに褒められると、ありがとうございます、代金は結構ってなるんですよ」と笑いながら話す。それに対して益美さんが「なにを言うてんの。お代はきっちりもらわんと。頼むわ」とツッコミを入れる様子は、まさに夫婦漫才のよう。このアットホームな雰囲気が、リピーターを生む大きな要因となっている。

宿泊施設としての魅力:酔っても安心の立地

かくと徳島屋は料理店でありながら、宿泊も可能という稀有な存在だ。余市駅から徒歩1分という立地の良さを活かし、ニッカウヰスキー余市蒸留所の見学と組み合わせた宿泊プランが人気。「酔っ払って電車に乗るのが面倒でもそのまま宿泊できるのが嬉しいポイント」という声が示すように、ワインやウイスキーをたっぷり楽しんだ後、そのまま泊まれる利便性は大きな魅力だ。

9畳の部屋は間仕切りを取れば最大45畳の大広間になり、個室としても大人数の宴会にも対応可能。かつての旅館時代の設備を活かした柔軟な対応力は、様々なニーズに応えられる強みとなっている。宿泊料金は1泊2食付きで8,000円程度からと、料理の質を考えれば非常にリーズナブルだ。

完全予約制というこだわり

かくと徳島屋は完全予約制で、当日予約は受け付けていない。これは料理の質を保つための重要な方針だ。予算や内容は電話で相談でき、その日の食材や希望に応じて柔軟にメニューを調整してくれる。この「オーダーメイド」的なアプローチが、特別感を演出し、顧客満足度の向上につながっている。

営業時間は予約時間に準じるが、ランチは11時から14時頃、ディナーは17時から21時頃が目安。定休日は不定休のため、訪問前には必ず電話確認が必要だ。この徹底した予約制により、店側は食材のロスを最小限に抑え、客側は待たされることなく最高の状態の料理を楽しめるというwin-winの関係が成立している。

アクセスの良さ:余市観光の拠点として

JR余市駅から徒歩1分、駅前ロータリーの目の前という抜群の立地は、余市観光の拠点として理想的だ。ニッカウヰスキー余市蒸留所へは徒歩数分、人気の海鮮商店やワイナリーへのアクセスも良好。建物脇には数台分の駐車スペースもあり、車での訪問も可能だ。店主が親切に駐車場へ案内してくれるという心遣いも評価されている。

価格設定の評価:高級と手頃のバランス

価格設定については、ランチの「時候膳」が1,100円からという驚異的なコストパフォーマンスがある一方、ディナーのコース料理は5,000円以上、ワインペアリング込みのVin de 時候膳は7,700円〜9,900円と、やや高価格帯に位置する。しかし、料理の質、希少ワインのラインナップ、京都の名店仕込みの技術を考慮すれば、「品質を考慮すれば妥当、むしろリーズナブル」という評価が大多数を占める。

今後のビジョン:和食とワインの新境地へ

弘晃さんは「和食とワインがこれからの自分のテーマですね。余市のワインに合った和食を考えたいと思っています。産みの苦しみはあるけど、それが料理をやっている楽しみでもありますね」と語る。伝統的な京料理の技法を守りながら、余市という土地の特性、ワインとのペアリングという新しい要素を加えた独自の料理哲学を追求し続ける姿勢は、多くの食通を惹きつけている。

総括:余市が誇る食の宝石

かくと徳島屋旅館は、100年近い歴史京料理の伝統余市ワインという地域資源、そして當宮夫妻の人柄という4つの要素が見事に融合した、まさに余市が誇る食の宝石と呼ぶべき存在だ。駅前旅館という原点を大切にしながらも、時代の変化に柔軟に対応し、新たな価値を創造し続けるその姿勢は、多くの飲食店経営者にとっても参考になるだろう。余市を訪れる際には、ぜひとも予約を入れて、この特別な体験を味わってほしい。ここでしか味わえない、和食とワインの新しいマリアージュが、あなたを待っている。

📍 アクセス

🚃
最寄り駅
JR函館本線 余市駅より徒歩1分(駅前ロータリー目の前)
🏢
住所
〒046-0003
北海道余市郡余市町黒川町8-12
🚗
駐車場
有り(建物脇、無料、数台分)
スタッフが案内してくれます
バリアフリー
詳細はお問い合わせください
📢

店舗からのお知らせ

【完全予約制のお願い】
◆当店は完全予約制です。当日予約は承っておりません
◆ご予約は電話にて:0135-22-6369
◆料理の内容・予算はご相談に応じます
◆Vin de 時候膳(ワインペアリング付き)が人気です
◆宿泊も可能です(1泊2食付8,000円〜)

【余市ワインについて】
◆ドメーヌ・タカヒコ、ドメーヌ・アツシスズキ、ドメーヌ・モン等の希少ワインをグラスで提供
◆和食とワインのペアリングを追求しています

【余市観光と合わせて】
◆ニッカウヰスキー余市蒸留所から徒歩圏内
◆駅前立地で観光の拠点に最適
※営業日・営業時間は変更になる場合がございますので、必ず事前にお電話でご確認ください

かくと徳島屋旅館は北海道余市にある大正13年創業の老舗料理旅館です。JR余市駅から徒歩1分という好立地で、完全予約制により高品質な京風懐石料理を提供しています。 4代目店主は京都の名店「本家たん熊」で10年間修行した本格派。ランチの時候膳は1,100円から、ワインペアリング付きのVin de 時候膳は7,700円・9,900円で楽しめます。 余市の希少ワイン(ドメーヌ・タカヒコ、ドメーヌ・アツシスズキ、ドメーヌ・モン等)を気軽にグラスで楽しめる、全国的にも貴重な存在です。 宿泊も可能(1泊2食付8,000円〜)で、ニッカウヰスキー余市蒸留所見学と組み合わせた余市観光の拠点として最適。個室完備で、デート、接待、宴会など様々なシーンでご利用いただけます。