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日・祝 17:00〜21:00(L.O. 20:30)
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📊 独自評価と詳細分析
新店舗への移転と進化
2025年4月に約14年の歴史を持つ古民家から、環状通り沿いのモダンな空間へと移転を果たしたかまだ茶寮 円山。築100年の風情ある建物から現代的な設備を備えた新店舗への変化は、一見大胆に見えるものの、その料理の本質は変わることなく受け継がれている。円山公園駅から徒歩5分という立地は旧店舗とほぼ同じで、むしろバス停が目の前という利便性が加わった形だ。
手織り寿司という独創的なコンセプト
かまだ茶寮の最大の魅力は、他に類を見ない「手織り寿司」というスタイルにある。北海道の新鮮な食材を使った12品のおばんざいと4種の刺身を、酢飯と海苔で自由に組み合わせて楽しむという創造的な体験は、従来の寿司や和食の概念を覆すものだ。プレート上に美しく配置された色とりどりの料理は、まるでアート作品のよう。手巻き寿司風にするもよし、ちらし寿司風に盛り付けるもよし、食べる人の感性に委ねられている点が新鮮である。
料理の品質へのこだわり
各おばんざいには丁寧な説明が添えられ、どの食材がどのような調理法で仕上げられているかが一目で分かる配慮がなされている。特筆すべきは、提供される調味料の多様性だ。醤油ジュレという斬新な形態に加え、ガーリックマヨネーズ、わさび、梅、山椒といった選択肢により、一つの食材から無限の味わいを引き出すことができる。この「味変」の楽しさは、まさに現代的な食の楽しみ方と言えよう。
価格設定の妙
ランチで3,000円台、ディナーで6,000〜7,999円という価格帯は、円山エリアの相場からすると決して安くはない。しかし、北海道産の厳選食材、手の込んだ調理、そして何より独創的な食体験という付加価値を考慮すれば、むしろ妥当な設定と評価できる。特筆すべきは、酢飯と海苔がおかわり自由という点。これにより、好きなおばんざいを存分に堪能できるのは大きなメリットだ。
サービスの質と空間の魅力
スタッフの対応は「上品で知識豊富」という評価が多数を占める。メニュー選びのアドバイスや料理の説明が的確で、初訪問でも安心して楽しめる環境が整っている。新店舗では照明が明るくなり、写真撮影がしやすくなったという声も。SNS時代の需要を的確に捉えた改善といえる。18室の個室を完備し、2名から最大160名まで対応可能という柔軟性も、様々なシーンでの利用を可能にしている。
ターゲット層への訴求力
かまだ茶寮が特に支持を集めているのは女性客層だ。見た目の華やかさ、健康的な和食、SNS映えする盛り付け、落ち着いた個室空間など、女性が求める要素を見事に兼ね備えている。女子会やママ友ランチでの利用が多いのも頷ける。一方で、デートや記念日、ビジネス接待など、男女問わず様々なシーンで活用されている点も見逃せない。
予約システムの課題と対策
ランチは木・金のみで2日前までの完全予約制という制約は、一見不便に思えるかもしれない。しかし、これは品質管理と顧客体験の最適化のための戦略的な選択だ。限定営業により、常に最高の状態で料理を提供できる体制を整えている。予約の取りにくさについては、早めの計画が必要だが、それだけ人気が高いという証でもある。
季節性と継続的な進化
季節ごとにおばんざいの内容が変わるという点も重要だ。春は山菜、夏は涼やかな食材、秋はきのこや根菜、冬は温かい料理と、四季折々の北海道食材を楽しめる。何度訪れても新しい発見があるというリピート性の高さは、長期的な顧客関係構築において大きな強みとなっている。
改善の余地と将来展望
完璧に見えるかまだ茶寮にも、わずかながら改善の余地は存在する。電子マネーやQRコード決済への非対応は、キャッシュレス社会において不便さを感じる客もいるだろう。また、量が少なめという声もあり、大食の方には物足りない可能性がある。ただし、これらは本質的な価値を損なうものではなく、今後の改善により更なる顧客満足度向上が期待できる。
総合評価:4.2/5.0の根拠
独創性(5.0/5.0):手織り寿司という唯一無二のコンセプトは、他店との明確な差別化を実現している。
味・品質(4.0/5.0):北海道の厳選食材と丁寧な調理により高品質を維持しているが、量の少なさが一部で指摘される。
サービス(4.5/5.0):スタッフの知識と対応は高評価だが、予約の取りにくさがマイナス要因。
雰囲気(4.5/5.0):落ち着いた和の空間と個室制による快適性は申し分ない。
コスパ(3.5/5.0):価格に見合う価値はあるものの、決して安くはない。
アクセス(4.0/5.0):駅から徒歩5分と良好だが、看板がないため初訪問時は迷う可能性あり。
これらを総合すると、かまだ茶寮 円山は札幌円山エリアにおいて、独自の価値提案により確固たるポジションを築いている稀有な存在である。約14年の歴史を持つ老舗が、移転という転機を経てさらなる進化を遂げようとしている姿は、まさに現代の和食の可能性を示唆するものといえる。
📍 アクセス
地下鉄東西線 円山公園駅 1番出口より徒歩5分(355m)
バス停「円山公園駅前」目の前
〒064-0802
北海道札幌市中央区北1条西27丁目2-13 リバーサウス円山 1F
専用駐車場なし
近隣のコインパーキングをご利用ください
1階フロア・ベビーカー入店可
個室利用可能
店舗からのお知らせ
【2025年4月新店舗オープン】
約14年間営業した円山裏参道の古民家店舗から、環状通り沿いの新店舗へ移転しました!
【営業形態】
◆ランチ:木・金曜日のみ 11:00〜17:00(L.O. 16:30)
◆ディナー:火・水・土 17:00〜23:00 / 日・祝 17:00〜21:00
◆定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
【看板メニュー「手織り寿司」】
北海道の食材を使ったおばんざい12品+刺身4種を、酢飯と海苔で自由に組み合わせて楽しむ新感覚の和食体験。
酢飯・海苔はおかわり自由です!
【完全予約制】
ランチは2日前までの予約が必須となります。お早めにご予約ください。
個室も完備しておりますので、デート・女子会・接待など様々なシーンでご利用いただけます。
かまだ茶寮 円山は札幌市中央区円山にある創作和食店です。円山公園駅から徒歩5分、2025年4月に新店舗へ移転オープン。 看板メニューの「手織り寿司」は、北海道の食材を使ったおばんざいと刺身を酢飯と海苔で自由に組み合わせて楽しむ独創的なスタイル。 ランチは木・金曜日のみの営業で2日前までの完全予約制。18席の落ち着いた空間に個室も完備。 価格はランチ3,000円台、ディナー6,000〜7,999円。デート・女子会・接待など様々なシーンでご利用いただけます。 約14年の歴史を持つ老舗が、新たな場所で伝統と革新を融合させた和食体験を提供しています。