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📊 レビューの詳細分析
津軽そば文化を継承する希少な老舗
かね久山田は大正7年(1918年)創業、107年の歴史を誇る函館の老舗蕎麦屋。初代店主の祖父が津軽の職人から伝授された製法を代々守り続け、現在は4代目の中村るみ子さんが50年以上のそば打ち経験を活かして店を切り盛りしている。全国的にも珍しい津軽そば文化を継承する貴重な店舗として、地元はもちろん遠方からも多くの蕎麦好きが訪れる名店となっているのは明白だ。
独特の製法が生む唯一無二の味わい
津軽そばの最大の特徴は、呉汁(ごじる)をつなぎに使用する点にある。これは水に浸けてふやかした大豆をすり鉢ですりおろしてしぼったもので、一般的な小麦粉や山芋とは全く異なるつなぎとして機能。この製法により、独特のコシと風味が生まれ、他店では味わえない個性を醸し出している。函館近郊の厚沢部付近の蕎麦と羊蹄山麓で採れた蕎麦を絶妙な配合で合わせており、そば粉の選定からこだわりが感じられる仕上がり。
ウルメイワシのダシが醸す深い旨味
もう一つの特筆すべき点は、ウルメイワシだけで取るダシの美味しさだ。煮つけるようにしてじっくりと取られたダシは、ほんのりとした甘みと香りが立ち、驚くほどの深みを持つ。「毎日でも飲みたくなる味」という評価が示す通り、蕎麦のつゆとしての完成度は極めて高く、この出汁があってこそ津軽そばの真価が発揮されると言っても過言ではない。一般的な鰹節や昆布ベースのつゆとは一線を画す味わいは、一度食べたら忘れられない印象を残すのだ。
コストパフォーマンスの高さ
価格面での評価も非常に高い。人気のかけもりセットが¥800という手頃な価格設定ながら、温かい「かけ」と冷たい「もり」の両方を楽しめるのは大きな魅力。単品のもり・かけが¥650、花巻も同価格で提供されており、老舗の味を気軽に体験できる。大盛りも+¥100と良心的な追加料金設定となっており、多くのレビュアーがコストパフォーマンスの良さを絶賛している。
困難を乗り越えた店主の物語
2019年4月、中村店主が乳がんと診断され店舗を一時閉店。しかし病気を見事に克服し、2019年11月末から週末3日間限定で営業を再開した経緯は、多くの常連客の心を打った。仕込み量を以前の半分程度に抑えながらも、品質を一切妥協しない姿勢は健在。「以前にもまして、そばを打つ喜びが大きくなった」という店主の言葉通り、現在も百年物の蕎麦包丁を使用し、丁寧に手打ちされた蕎麦を提供し続けている。
ミシュラン掲載と百年食堂認定
ミシュランガイド北海道2017特別版掲載店として、その品質は公的にも認められている。また、百年以上続く飲食店を紹介する「北海道百年食堂」にも認定されており、単なる老舗ではなく、時代を超えて愛され続ける価値ある店舗として評価されている点は見逃せない。
アクセスの良さと駐車場完備
立地面では、市電「宝来町」電停から徒歩2分という抜群のアクセスを誇る。JR函館駅からも車で5分、函館空港からはタクシーで15分と、観光客にとっても訪れやすい場所に位置している。さらに、店舗斜め向かいにグリーンベルトを挟んで3台分の駐車スペースがあり、車での訪問も可能な点は大きなメリット。ただし人気店のため、開店直後から混み合うことが多く、早めの訪問が推奨されている。
営業時間と訪問時の注意点
現在の営業は金・土・日曜日の11:30〜14:00のみで、そばがなくなり次第閉店する。月曜から木曜は定休日となっているため、訪問計画を立てる際は曜日に十分な注意が必要だ。仕込み量を調整しながらの営業のため、売り切れが早い日も多く、確実に食べたい場合は開店直後の来店が賢明。電話予約も可能なので、事前に確認するのも良い選択肢だろう。
店内の雰囲気とサービス
店内は昔ながらの蕎麦屋の雰囲気を色濃く残し、落ち着いた空間で食事が楽しめる。カウンター席とテーブル席が用意されており、一人客から複数名まで対応可能。完全禁煙となっているため、煙草の苦手な方も安心して利用できる環境が整っている。店主の人柄も温かく、丁寧な接客が心地よいという評価も多く見られる。
蕎麦湯の美味しさも評価高し
レビューの中で度々言及されるのが蕎麦湯の美味しさ。呉汁を使用した津軽そばならではの蕎麦湯は、通常の蕎麦湯とは異なる風味を持ち、これを目当てに訪れる客も少なくない。つゆに蕎麦湯を注いで飲む最後の一杯まで、津軽そばの世界観を存分に堪能できる仕組みとなっている。
観光客と地元客の両方から支持
函館観光の際に立ち寄る観光客と、古くからの常連客の両方から高い支持を得ているバランスの良さも特徴的。観光客にとっては函館でしか食べられない津軽そばを体験できる貴重な機会であり、地元客にとっては幼い頃から親しんだ懐かしい味を楽しめる場所として機能している。この二つの顧客層を満足させ続けていることが、長年にわたる繁栄の秘訣と言えよう。
改善点と今後の期待
批判的な意見は極めて少ないが、「週末のみの営業で訪問機会が限られる」「売り切れが早く食べられないことがある」といった指摘は存在する。ただしこれらは店主の健康管理と品質維持を優先した結果であり、むしろ無理のない範囲で継続してほしいという温かいエールが多数を占めている。今後も持続可能な形で津軽そばの伝統を守り続けてほしいという期待が、多くのレビューから読み取れる。
総合評価
かね久山田は、107年の歴史、津軽そばという独自の製法、ウルメイワシのダシ、優れたコストパフォーマンス、店主の不屈の精神という五つの要素が融合し、函館を代表する蕎麦屋として確固たる地位を築いている。週末限定という希少性も相まって、「行列ができても食べたい」と多くの客を惹きつけ続ける魅力を持つ。ミシュラン掲載店でありながら気取らない雰囲気、百年を超える伝統を守りながらも親しみやすい価格設定という、相反する要素を見事に両立させた名店と評価できるだろう。函館を訪れた際は、ぜひとも足を運びたい必訪の一軒である。
📍 アクセス
函館市電「宝来町」電停より徒歩2分
JR函館駅より車で5分
〒040-0035
北海道函館市宝来町25-2
(Hokkaido, Hakodate-shi, Horai-cho 25-2)
あり(3台)
店舗斜め向かい(グリーンベルト挟む)
函館空港よりタクシーで15分
店舗からのお知らせ
【重要なお知らせ】
◆営業日:金曜日・土曜日・日曜日のみ(月〜木曜日は定休日)
◆営業時間:11:30〜14:00(そばがなくなり次第閉店)
◆大正7年(1918年)創業・107年の歴史を持つ老舗蕎麦屋
◆ミシュランガイド北海道2017特別版掲載店
◆北海道百年食堂認定店
【津軽そばについて】
当店は全国的にも珍しい津軽そばを提供しております。
呉汁(大豆をすりおろしたもの)をつなぎに使用した独特の製法と、
ウルメイワシだけで取ったダシが特徴です。
函館近郊の厚沢部付近と羊蹄山麓の蕎麦を使用し、
百年物の蕎麦包丁で丁寧に手打ちしております。
【おすすめメニュー】
◆かけもりセット(¥800):温かい「かけ」と冷たい「もり」の両方をお楽しみいただけます
◆もり・かけ(各¥650):津軽そばの味わいをシンプルに堪能
◆花巻(¥650):海苔をのせた人気メニュー
仕込み量に限りがございますため、早い時間帯の売り切れがございます。
お早めのご来店をおすすめいたします。
※電話でのお問い合わせ・ご予約も承っております:0138-23-4438
かね久山田は北海道函館市宝来町にある大正7年(1918年)創業の老舗蕎麦屋です。市電「宝来町」電停から徒歩2分という好立地で、金・土・日曜日の11:30〜14:00に営業(そばがなくなり次第閉店)。 全国的にも珍しい津軽そばを提供する希少な店舗で、呉汁(大豆をすりおろしたもの)をつなぎに使用し、ウルメイワシだけで取ったダシが特徴です。 4代目店主・中村るみ子さんが50年以上のそば打ち経験を活かし、百年物の蕎麦包丁で丁寧に手打ちした蕎麦を提供。 人気の「かけもりセット」は¥800で、温かい「かけ」と冷たい「もり」の両方が楽しめます。 ミシュランガイド北海道2017特別版掲載店、北海道百年食堂認定店として、地元客・観光客の両方から高い評価を得ている名店です。 駐車場も3台完備(店舗斜め向かい)で、函館観光の際にぜひ訪れたい一軒。