📍 基本情報
北海道虻田郡ニセコ町ニセコ415番地
(Niseko 415, Niseko-cho, Abuta-gun, Hokkaido)
(予約可能)
札幌から国道230号線中山峠経由(約2時間)
新千歳空港から約2時間
【チェックアウト】〜10:00
【夕食】17:30〜21:00(最終入場20:00)
【朝食】詳細は要確認
日帰り入浴: 大人¥1,500、小学生¥300
全77室の宿泊施設併設
ファミリーで利用可能
📸 店舗・料理写真ギャラリー
💬 お客様の声
📊 詳細レビュー分析(約5000字の総合評価)
はじめに:ニセコの森に抱かれた癒しのリゾートホテル
北海道虻田郡ニセコ町に位置する「甘露の森(ニセコ昆布温泉 ホテル甘露の森)」は、雄大なニセコの自然に囲まれた温泉リゾートホテルです。JRニセコ駅から車で約10分、札幌から約2時間という好立地ながら、森の中に佇む静寂な環境が魅力。ホテルの名称は、ニセコ名水として親しまれる「甘露水」に由来しており、この良質な湧水を館内の随所で楽しむことができます。
食べログ評価3.32点という数字は、宿泊施設併設のレストランとしては標準的な評価に見えますが、実際の利用者の声を詳細に分析すると、料理の質、サービス、雰囲気、設備のバランスが非常に優れた施設であることが明らかになります。当サイト独自の総合評価では4.2点(5点満点)という高評価を付けました。
料理の質:ハーフビュッフェという選択の妙
甘露の森のディナーは、「和洋折衷ハーフビュッフェ」という独自のスタイルを採用しています。これは、季節のお造り、陶板料理、メイン料理(肉料理または魚料理から選択)という3品のコース料理に、前菜や季節の料理、デザートなどのビュッフェを組み合わせたものです。このスタイルは、「一律のコース料理だと物足りない」「ビュッフェだけでは特別感がない」という両方のニーズを見事に満たしています。
多くの宿泊者が特に高く評価しているのが、オープンキッチンで調理される牛フィレ鉄板焼きです。シェフの調理技術を目の前で見ることができる臨場感と、絶妙な焼き加減で提供される肉の品質は、「ハーフビュッフェ」という言葉から想像する以上のクオリティだと評判です。香草塩、山わさび味噌、酢橋おろし、木の実など、様々なトッピングで味わい方を変えられる工夫も好評を博しています。
ビュッフェコーナーは、「ハーフビュッフェとは思えない」という声が多数寄せられるほど充実しています。フレッシュなサラダ、生ハム、季節野菜の天ぷら、ハンバーグ、ラーメン、2種類のカレー、魚・肉料理、季節の炊き込み御飯、ニセコ農家産の熱々ご飯、和総菜など、常時30品以上が並びます。特筆すべきは、料理がコンロの上で温かいまま、サラダは氷の上に用意されるなど、「一番おいしい状態」をキープする細やかな配慮です。
デザートも見逃せません。創業当時から人気のクレームブリュレは、濃厚なクリーム感がありつつしつこくない甘さで、多くの宿泊者が「何個でも食べられる」と絶賛しています。トッピングのラズベリーが良いアクセントになっており、男性客からも高評価を獲得。他にも、プチケーキ(ベイクドチーズ・チョコレート・カスタード・イチゴ・ショコラ)、パンナコッタ、かぼちゃババロア、イチゴプリン、ゼリー、フルーツなど約10種類の豊富なデザートが用意されています。
地産地消へのこだわり:ニセコ・北海道の食材
料理において特に評価が高いのが、地元食材へのこだわりです。季節ごとに吟味したニセコ・積丹の素材を使用し、北海道ならではの食材の魅力を存分に引き出しています。お造りは季節ごとの旬のネタを仕入れるため、「何が出てくるかはその時々のお楽しみ」という演出も、訪れる度に新しい発見がある楽しさを提供しています。
また、ニセコ名水「甘露水」を使用した料理やお茶も特徴的です。この良質な湧水は、客室にもポットに入って置かれており、お代わり自由で楽しめます。特に朝食で提供される「甘露豆富」は、この名水を使用したホテル自慢の豆腐で、「とろとろでふんわり」「絶品」という評価が相次いでいます。売店でも¥320で販売されており、お土産として購入する宿泊者も多いようです。
日本酒にもこだわりが見られます。羊蹄山の湧水で仕込んだニセコ酒造の「京極」、ニセコ町産の酒米を使った田中酒造の「蔵人衆」など、ニセコならではの地酒を豊富に取り揃えており(別料金)、料理と合わせて楽しむことができます。
朝食:一日の始まりにふさわしい贅沢
朝食も和洋バイキング形式で提供され、「沢山のおかずがあり、お腹いっぱいになった」という声が多数寄せられています。大きな窓に囲まれた開放感抜群のレストランで、ニセコの朝の空気を感じながら食事を楽しめるのは格別の体験です。
前述の「甘露豆富」に加え、焼きたてのパンも高評価を得ています。朝に焼き上げた各種パンの香りが食欲をそそり、和食派・洋食派どちらも満足できるメニュー構成となっています。
サービス:心温まるホスピタリティ
甘露の森のサービス面では、スタッフの親切な対応が高く評価されています。「フロントなど、スタッフの応対が良く気持ち良く滞在することが出来た」「シェフの方から声がけいただき、とても親切な対応に感謝」といった具体的な賞賛の声が多数見られます。
特に印象的なのは、子供が食べられないメニューがあった際に、シェフの方から積極的に声をかけて対応してくださったという口コミです。このような細やかな気配りは、家族連れにとって非常にありがたいサービスといえるでしょう。
また、予約制のディナータイムにより、混雑を避けて快適に食事ができる点も好評です。チェックイン時に30分刻みで時間を申請できるシステムは、自分のペースで滞在を楽しみたい宿泊者にとって理想的な配慮といえます。
雰囲気:森と一体化する空間デザイン
ホテル全体の雰囲気については、「和のくつろぎと洋の遊び心が調和する和風モダン」というコンセプトが見事に実現されています。鮮やかな赤の扉を抜けると、次に迎えるのは格子の木の黒い扉。その向こうには、木の温もりに包まれるエントランスロビーが広がります。
レストラン「カリネット」は、窓が大きく天井が高い開放感抜群の空間です。レンガ調の落ち着いた色合いと品の良いブラウンカラーを基調とし、間接照明が施されたやさしい風合いの会場となっています。木々に囲まれた立地を120%生かした設計で、「森に包まれたレストラン」という表現がぴったりです。
子連れ客にも配慮が行き届いています。ソファ席が5つあり、空きがあれば利用可能。半個室のような形になるため、小さなお子様連れのファミリーもゆったりとディナーを楽しむことができます。
温泉:五感を癒す森の天空露天風呂
甘露の森を語る上で欠かせないのが、「森の天空露天風呂」です。ニセコアンベツ川支流の河川敷から引湯した温泉は、ほのかに硫黄の香りが心地よく、ほぼ無色透明の湯質です。美肌成分を多く含むメタケイ酸を豊富に含む美人の湯として知られており、泉質は「含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)」です。
露天風呂の最大の魅力は、「森の中に浮かんでいるような気分」を味わえることです。夏は緑が、冬は樹氷が窓いっぱいに広がり、四季折々の美しい自然を眺めながら温泉に浸かることができます。「手をのばすと木々に手が届きそうな、耳をすますと森のささやきが聞こえてくるような、そんな自然の豊かさを体感していただける湯の空間」という公式の表現は決して誇張ではなく、多くの宿泊者が同様の感動を口コミで語っています。
内湯は広々とした大浴場で、時間による男女入れ替え制を採用。サウナと水風呂も完備されており、サウナ好きにも満足できる設備です。また、貸切風呂(有料)も用意されており、家族やカップルでプライベートな温泉時間を楽しむことも可能です。
日帰り入浴も受け付けており(大人¥1,500、小学生¥300)、近隣のスキー場利用者などが気軽に立ち寄れるのも魅力です。ただし、営業時間が朝9時までのため、チェックアウト前にお風呂が利用できない点を残念に思う宿泊者もいるようです。
特別な演出:森の演奏会
甘露の森の大きな特徴の一つが、毎晩ホテルロビーで開催される「森の演奏会」です。地元の演奏家によるピアノやバイオリン、ギターの生演奏が約1時間20分にわたって披露され、「たっぷりと聴きごたえのある演奏会に心地良かった」「一番の思い出」という感想が多数寄せられています。
この演奏会は通常19:30から開催されるため、夕食の時間を調整すれば、食後にロビーでゆったりと音楽を楽しむことができます。木の温もりに包まれるロビーの雰囲気と相まって、非日常的な優雅な時間を過ごせるのは、甘露の森ならではの体験といえるでしょう。
客室:多様なニーズに応える77室
客室は全77室で、エコノミータイプから個室温泉付きまで幅広いラインナップを誇ります。和室・洋室・和洋室と様々なタイプが用意されており、利用シーンに合わせて選択できます。
人気が高いのはデラックス和洋室です。「部屋は広くゆったりリラックス出来た」「畳でのごろ寝が良かった」という声が多く、ファミリーやグループでの利用に適しています。全客室に無料Wi-Fiが設置されており、ビジネス利用にも対応しています。
また、温泉付き客室(3室)や露天風呂付きタイプもあり、プライベートな空間で温泉を楽しみたい方にも対応しています。
その他の設備・サービス
甘露の森は、温泉とレストランだけでなく、フィットネスクラブも完備しています。宿泊客は無料で利用でき、森の景色を望みながら体験できる種類豊富なマシンでリフレッシュできます。
駐車場は150台分あり、無料で利用可能。車でのアクセスが便利な立地です。札幌から国道230号線中山峠経由で約2時間、新千歳空港から支笏湖経由で約2時間という距離は、北海道旅行の拠点として理想的です。
冬季にはニセコモイワスキー場やニセコアンヌプリ国際スキー場へのアクセスも良好で、スキー・スノーボード愛好家にも人気があります。夏季はトレッキングやサイクリングなど、アウトドアアクティビティの拠点としても最適です。
バリアフリー対応としては、車イスの貸出、バリアフリートイレ1か所、貸切風呂などが用意されていますが、部屋には段差があるため、詳細な対応については事前の確認をおすすめします。
コストパフォーマンス:価格に見合う価値
宿泊料金は2食付きで¥10,000〜¥14,999程度です。この価格帯は、ニセコエリアの温泉リゾートホテルとしては標準的ですが、提供される料理の質、温泉の良さ、サービスの手厚さ、森の演奏会などの付加価値を考慮すると、コストパフォーマンスは非常に高いといえます。
特に、「ハーフビュッフェ」という形式により、好きなものを好きなだけ食べられる満足感と、コース料理の特別感を同時に味わえる点は、多様な嗜好を持つ宿泊者にとって大きな魅力です。連泊利用者やリピーターが多いのも、この満足度の高さを裏付けています。
改善の余地と注意点
高評価が多い甘露の森ですが、いくつかの改善点も指摘されています。まず、温泉の営業時間が朝9時までという点です。チェックアウトが10時のため、朝食後にもう一度入浴したいという宿泊者にとっては残念なポイントとなっています。
また、ホテルの基本部分は古いという指摘もあり、「それほど新しくはないけど、リニューアルされていて今風」という評価が一般的です。最新鋭の設備を期待する方には物足りないかもしれませんが、和風モダンの落ち着いた雰囲気を好む方には十分満足できる環境です。
インバウンド客が多い時期には脱衣場が混雑することもあるようですが、グリーンシーズンは比較的静かに過ごせるという情報もあります。
利用シーン別おすすめ度
▼ カップル・夫婦:5.0/5.0
静かな環境、良質な温泉、美味しい食事、森の演奏会という非日常体験が揃っており、記念日やリフレッシュ旅行に最適です。半個室のレストラン席や貸切風呂も利用でき、プライベート感も確保できます。
▼ ファミリー:4.5/5.0
広い和洋室、子供向けメニュー、スタッフの親切な対応など、家族連れに優しい環境が整っています。森の演奏会は子供にとっても良い音楽体験になるでしょう。ただし、温泉の利用時間制限は小さな子供連れには若干不便かもしれません。
▼ グループ:4.5/5.0
多様な客室タイプ、豊富なビュッフェメニュー、広い大浴場など、様々な好みを持つメンバーが集まるグループ旅行に適しています。フィットネスクラブもあり、アクティブなメンバーも楽しめます。
▼ 一人旅:4.0/5.0
静かな環境で自分のペースで過ごせる点は一人旅に向いていますが、基本的にはファミリーやカップル向けの雰囲気が強いホテルです。森の演奏会や温泉など、一人でも十分楽しめる要素は多くあります。
▼ スキー・アウトドア目的:4.5/5.0
ニセコモイワスキー場、ニセコアンヌプリ国際スキー場へのアクセスが良好。アクティビティ後の温泉とボリュームたっぷりの食事は最高の組み合わせです。
総評:五感すべてが癒される上質なリゾート体験
甘露の森(ニセコ昆布温泉 ホテル甘露の森)は、料理、温泉、サービス、雰囲気、エンターテインメントという複数の要素が高いレベルでバランスしている稀有なホテルです。
特に評価すべきは、「選ぶ楽しさ」を提供するハーフビュッフェスタイルです。コース料理の特別感とビュッフェの自由度を両立させたこの形式は、多様な宿泊者のニーズに応え、何度訪れても新しい発見がある食体験を実現しています。地元食材へのこだわり、オープンキッチンでの調理、創業当時から愛されるクレームブリュレなど、細部にまで行き届いた工夫が光ります。
森の天空露天風呂は、まさに「五感が癒される」という言葉がぴったりの空間です。美肌効果が期待できる良質な温泉、森の中に浮かんでいるような非日常感、四季折々の自然の美しさ、硫黄の香り、森のささやき…すべてが調和して、心身ともにリフレッシュできる体験を提供しています。
毎晩開催される森の演奏会は、他のホテルにはない甘露の森独自の価値です。質の高い生演奏を、木の温もりに包まれたロビーで聴くという体験は、滞在を特別なものにしてくれます。
スタッフの心温まるホスピタリティ、バリエーション豊かな客室、フィットネスクラブなどの充実した設備、ニセコの観光拠点としての好立地…これらすべての要素が組み合わさり、「また訪れたい」と思わせる魅力的なホテルとなっています。
食べログの3.32点という評価は、宿泊施設併設のレストランとして一見控えめに見えますが、実際の体験価値は遥かに高いものです。当サイトでは、料理の質(4.3点)、サービス(4.4点)、雰囲気(4.5点)、コストパフォーマンス(3.8点)を総合的に評価し、総合評価4.2点(5点満点)としました。
ニセコの雄大な自然とひとつになる贅沢な時間、地産地消の美味しい料理、心身を癒す温泉、心温まるホスピタリティ、そして森の演奏会という特別な体験。甘露の森は、これらすべてを求める旅行者に自信を持っておすすめできる、上質なリゾートホテルです。四季折々のニセコの魅力を存分に味わいながら、五感すべてが癒される優雅なひとときを過ごせることでしょう。
📍 アクセス
札幌から国道230号線中山峠経由(約2時間)
新千歳空港から支笏湖→国道276号線美笛峠経由(約2時間)
函館から国道5号線→道央自動車道(約3時間20分)
JRニセコ駅よりタクシーで約10分
※駅からの送迎については要確認
小樽駅前より高速ニセコ号乗車、ニセコ駅より昆布温泉行きへ乗り換え「甘露の森前」下車(約2時間50分)
札幌駅前ターミナルより高速ニセコ号乗車、「いこいの村」下車(約3時間)→ホテル送迎バス(約5分)
あり(150台・無料)
ホテルからのお知らせ
【ご宿泊プラン】
◆基本プラン(2食付き):和洋折衷ハーフビュッフェディナー+和洋バイキング朝食
◆朝食のみプラン:ビジネスやレイトチェックインの方におすすめ
◆早割プラン:30日前までのご予約でお得に宿泊
【温泉のご案内】
◆森の天空露天風呂:美肌成分メタケイ酸を豊富に含む美人の湯
◆営業時間:11:00〜22:00(時間により男女入れ替え制)
◆日帰り入浴:大人¥1,500、小学生¥300(未就学児無料)
◆貸切風呂:有料・要予約
【森の演奏会】
毎晩19:30よりホテルロビーにて、地元の演奏家によるピアノ・バイオリン・ギターの生演奏をお楽しみいただけます。
【その他サービス】
◆フィットネスクラブ:宿泊者無料
◆無料Wi-Fi完備(全客室)
◆会議室あり
◆荷物預かり:チェックイン前後可
【ニセコ宿泊税について】
2024年11月以降、宿泊料金の金額により指定の宿泊税がかかります(現地支払)。
甘露の森(ニセコ昆布温泉 ホテル甘露の森)は、北海道ニセコ町にある全77室の温泉リゾートホテルです。JRニセコ駅から車で約10分、札幌から約2時間という好立地ながら、森の中に佇む静寂な環境が魅力。 レストラン「カリネット」では、季節のお造り・陶板料理・メイン料理(肉or魚)のコースに、30品以上のハーフビュッフェを組み合わせた和洋折衷ディナーを提供。ニセコ・積丹の地元食材を使用し、オープンキッチンで調理する牛フィレ鉄板焼きが人気です。 温泉は美肌成分メタケイ酸を豊富に含む「森の天空露天風呂」が自慢。森の中に浮かんでいるような非日常感を味わえます。 毎晩19:30からは、ホテルロビーで地元演奏家による「森の演奏会」を開催。ピアノ・バイオリン・ギターの生演奏が楽しめます。 ニセコモイワスキー場、ニセコアンヌプリ国際スキー場へのアクセスも良好で、スキー・スノーボード愛好家やアウトドア好きにも人気。カップル、ファミリー、グループなど、様々なシーンでご利用いただけます。