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昭和の面影を残す庶民の味方
中の橋食堂は、昭和感漂う外観と驚異的な価格設定で地元客から絶大な支持を得ている大衆食堂だ。店名の由来となった中の橋のすぐ側に位置し、函館市松川町で長年営業を続けている。ご夫婦二人で切り盛りする温かな雰囲気と、「やっていけるのか心配になる」ほどの良心的な価格が、多くのリピーターを生み出している要因となっている。
圧倒的なコストパフォーマンス
最大の魅力は何といっても驚異的なコストパフォーマンス。日替わり皿定食が550〜600円、塩ラーメンが450円、醤油ラーメンに至っては400円という価格設定は、2025年現在の物価水準を考えれば奇跡的と言える。カツカレーは通常のカレーに+100円で提供されるなど、全メニューにおいて利用者を第一に考えた価格設定が徹底されている。これらの価格帯で提供されているにもかかわらず、「手間がかかっていそう」「家庭の味を味わえる」という評価が多数を占めており、品質面でも妥協がないことが伺える。
名物メニューとその魅力
日替わり皿定食は最も人気のあるメニューで、肉/野菜か魚を選択できるシステムを採用。やわらかな肉にさっぱりとしたタレが絶妙で、野菜炒めのアサリ、切り干し大根の煮物などの小鉢も充実。ご飯と味噌汁がセットになってこの価格というのは、まさに地域に根ざした食堂の真骨頂と言えよう。また、いもサラダ(ポテトサラダ)は「絶品」との声が多数上がっており、「これだけでも食べに来る価値がある」という評価を獲得。定食の付け合わせとしても登場するが、その完成度の高さから単品でも注文する常連客が多いとのことだ。
函館らしい塩ラーメンの真髄
函館といえば塩ラーメンが有名だが、中の橋食堂の塩ラーメンは「透き通ったスープ」が特徴で、昔ながらの函館塩ラーメンの味わいを忠実に再現している。450円という価格ながら、「滋養軒が流行っているが、こちらにも注目してほしい」という声があるように、味のクオリティは確か。今どきの小洒落たラーメン店や二郎系とは一線を画す、シンプルで飽きのこない味わいが支持されている理由だ。
豊富なメニュー構成
麺類、ご飯物、揚げ物、定食とメニューの幅広さも特筆すべき点。ラーメン、そば、うどんといった麺類から、カツ丼、オムライスといった丼物、しょうが焼き定食や刺身定食といった定食メニュー、さらにはうな重まで揃う充実ぶり。たこ刺身や湯豆腐といった飲客メニューもあり、昼食だけでなく晩酌の場としても利用できる柔軟性を持っている。この多様性により、様々なニーズに応えられる点が、長年愛され続けている要因の一つとなっている。
アットホームな雰囲気と通し営業
ご夫婦で営業されているという点が、店の温かな雰囲気を作り出している。カウンター5席、テーブル4卓という小規模な店舗ながら、入口には手指消毒用のアルコールが用意されるなど、細やかな配慮も。11:00〜20:00の通し営業を行っているため、ランチタイムを逃した方や遅めの昼食を希望する方にも便利だ。「いいご夫婦」「地元のTHE食堂で重宝する」という声が多く、単なる食事の場としてだけでなく、地域コミュニティの一部として機能している様子が伺える。
利便性とアクセス
JR函館駅から車で約10分、市電堀川町駅から徒歩約8分という立地。駐車場は店舗前に2台分あるが、1台は店主の車が停まっていることが多いため、実質1台分と考えた方が良い。また、交差点の前という立地から「かなりテクニカルなポイント」との指摘もあるため、駐車に自信のない方は公共交通機関の利用がおすすめだ。日曜日も営業しているのは大きな利点で、「日曜は定休のところが多いから助かる」という声も多い。テイクアウトや出前にも対応しているため、店内で食べる以外の選択肢もある。
注意すべき点
良い点ばかりではなく、利用者が注意すべき点も存在する。まず全席喫煙可という点は、非喫煙者には大きなマイナス要素となり得る。2020年4月の受動喫煙対策法施行後も例外的に喫煙可能となっているが、煙が気になる方は時間帯を選ぶなどの配慮が必要だろう。また、非冷房という点も夏季には厳しい条件となる。「夏は少し暑い」という声があるため、暑さに弱い方は春・秋・冬の利用をおすすめする。支払いは現金のみで、カードや電子マネーは使えない点も事前に把握しておく必要がある。予約も不可のため、混雑時は待つ覚悟が必要だ。
地域に根ざした存在価値
出前の電話が「リンリン鳴っている」という描写からも、地域に密着した営業を続けていることが分かる。「一週間に一、二度行く」という超常連客もおり、単なる食堂という枠を超えて、地域住民の生活の一部となっている様子が伺える。「末永く続けてほしい」という願いを込めた声も多く、地域にとってかけがえのない存在となっているのは間違いない。函館の多くの飲食店が閉店していく中、このような良心的な価格と質を保ち続けている姿勢は、高く評価されるべきだろう。
総合評価
中の橋食堂は、圧倒的なコストパフォーマンス、豊富なメニュー構成、家庭的な味わい、温かな接客という4つの強みを持つ、函館を代表する大衆食堂と言えるだろう。喫煙環境や非冷房といった古き良き昭和の食堂らしい側面は人を選ぶが、それらを差し引いても余りある魅力を持っている。「お財布に優しい」「子供を連れて来たい」という声が示すように、世代を超えて愛される普遍的な価値を提供し続けている存在だ。函館訪問時には、観光地の高級店も良いが、このような地元に愛される食堂こそが、その土地の真の食文化を体験できる場所なのかもしれない。
📍 アクセス
市電堀川町駅より徒歩約8分(585m)
JR函館駅より車で約10分
〒040-0074
北海道函館市松川町23-2
店舗前に2台(内1台は店主の車)
交差点前で駐車にコツがいるため注意
中の橋のすぐ側
共愛会病院のある通りから少し入った場所
店舗の特徴
【昭和の面影を残す大衆食堂】
◆ご夫婦二人で営業する温かな雰囲気
◆驚異的な価格設定:日替わり定食¥550〜、塩ラーメン¥450、醤油ラーメン¥400
◆名物いもサラダは「絶品」と評判
◆11:00〜20:00の通し営業で利用しやすい
◆日曜日も営業(水曜定休)
◆テイクアウト・出前にも対応
【ご注意】
・全席喫煙可(非喫煙者の方はご注意ください)
・非冷房のため夏季は暑い場合があります
・お支払いは現金のみ(カード・電子マネー不可)
・予約不可(先着順)
・駐車場は実質1台分(交差点前で駐車にコツがいります)
函館市松川町で長年愛され続ける地域密着型の食堂。豊富なメニューと良心的な価格で、地元の方々の生活を支えています。
中の橋食堂は函館市松川町にある昭和感漂う大衆食堂です。市電堀川町駅から徒歩8分、JR函館駅から車で10分の立地。 日替わり皿定食550〜600円、塩ラーメン450円という驚異的な価格設定で地元客から絶大な支持を得ています。 ご夫婦で営業される温かな雰囲気と、名物のいもサラダ(ポテトサラダ)が人気。 ラーメン、そば、丼物、定食と豊富なメニューを揃え、11:00〜20:00の通し営業で利用しやすく、日曜日も営業(水曜定休)。 テイクアウト・出前にも対応し、地域に密着した営業を続けています。全席喫煙可・非冷房・現金のみという昔ながらのスタイルですが、 それを差し引いても余りある魅力を持つ、函館を代表する庶民の味方です。