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有限会社一鱗 新岡商店|余市の本物鮮魚店・津本式血抜き【完全ガイド】

有限会社一鱗 新岡商店

有限会社一鱗 新岡商店

創業50年超、余市が誇る本物の鮮魚店

📍 余市駅から車で5分 ⏰ 平日9:00~16:00 💴 ¥1,000~¥2,000
4.2
総合評価(5点満点)
鮮度・品質
4.8
価格・コスパ
4.5
接客・サービス
4.3
専門性・目利き
4.9

このお店の魅力を一言で

余市の海が育んだ最高鮮度の地魚と、津本式究極の血抜き技術が生み出す極上の味わい。創業50年を超える目利きの確かさと、リーズナブルな箱売りで地元民から観光客まで虜にする、北海道余市を代表する本物の鮮魚店。

ℹ️

店舗基本情報

🏪
店舗形態 対面販売の鮮魚店(テイクアウト専門)
営業時間 平日:9:00~16:00
日曜:9:00~15:00
📅
定休日 不定休
📞
電話番号 0135-23-5618
💴
予算目安 ¥1,000~¥2,000
箱買いでさらにお得
💳
支払い方法 現金のみ
🚗
駐車場 あり(店舗前)
バリアフリー 店頭での対面販売のため段差なし

⭐ 詳細レビュー分析(約5,000字)

総合評価の根拠

有限会社一鱗 新岡商店は、1971年創業という半世紀を超える歴史を持つ余市を代表する鮮魚店である。食べログでの評価は3.04~3.09と一見控えめに映るが、これは同サイトが飲食店中心の評価システムであることに起因する。鮮魚店という業態の特性を考慮し、鮮度・品質、価格・コストパフォーマンス、接客・サービス、専門性・目利きという4つの観点から総合的に評価すると、実質的には4.2点(5点満点)という高評価が妥当といえる。この評価の根拠を、各項目ごとに詳細に分析していく。

鮮度・品質:4.8点 – 余市の海が育む極上の鮮度

新岡商店が最も高い評価を得ているのが、魚介類の鮮度と品質である。専務の新岡崇氏は毎朝市場に足を運び、その日水揚げされた地魚を自らの目で厳選している。この目利きの確かさは、町内外の寿司店や高級飲食店からの注文の多さが証明しており、余市Sagraをはじめとする一流レストランからの信頼も厚い。

店頭に並ぶのは余市産の「地物」を中心とした新鮮な魚ばかり。その他の魚も近海や北海道産のものに限定されており、鮮度はバツグンだ。特に余市産の生ウニは、濃厚な甘みと磯の香りが絶品で、地元民も「昔からよく利用している」と太鼓判を押す品質を誇る。ヤリイカについても「朝獲れ」「鮮度品質good」という評価が多く、透明感のある美しい身が特徴的だ。

さらに注目すべきは、時期によって立派なホッケやソイ、カレイ、ヒラメなどが登場することだ。発泡スチロールの上に並んだたくさんの魚や貝は、どれも水揚げされたばかりの新鮮さを保っており、「とってもふっくらしてました」というレビューが示すように、魚本来の美味しさが際立っている。寿都産の牡蠣も鮮度が良すぎて「さばきづらい」ほどで、生食でレモンをたっぷり絞って食べると絶品だという。

この圧倒的な鮮度を支えているのは、余市という土地の地理的優位性と、新岡商店の徹底した品質管理だ。国道5号線沿いという好立地により、札幌や小樽からのアクセスも良く、週末には箱買いをする客で午前中にはほぼ完売するという人気ぶりが、その品質の高さを物語っている。

価格・コストパフォーマンス:4.5点 – 驚異の箱売り価格

新岡商店のもう一つの大きな魅力が、リーズナブルな価格設定である。特に「箱売り」は他の魚屋では見られない独自のサービスで、大量購入でさらにお得になるシステムが地元民から観光客まで幅広い支持を集めている。

具体的な価格例を見ると、余市産生ウニが1,500円、ヤリイカが250円、寿都の寿かきが100円/個と、この品質でこの価格は「安くて美味しい魚」を求める客にとって理想的だ。「ヤリイカ250円×3、寿かき100円×10で合計1,750円」という購入例が示すように、少額でも満足度の高い買い物ができる点が魅力だ。

札幌から「クーラーボックス片手に定期的に通っている」という熱心なファンがいるのも、この価格と品質のバランスの良さゆえだろう。石狩の朝市などと比較しても、「捌いてもらえる」というサービスが付いている点で新岡商店の優位性は明らかだ。三枚おろしなどのリクエストも一部商品を除き可能で、プロの技術を無料で提供してくれることを考えれば、コストパフォーマンスは極めて高い。

ただし、週末の人気商品は午前中に完売することが多いため、確実に購入したい場合は早めの来店が推奨される。この「売り切れ」という現象自体が、価格と品質のバランスの良さを証明しているともいえよう。

接客・サービス:4.3点 – 笑顔と会話が弾む昔ながらの魚屋

新岡商店の接客スタイルは、昔ながらの対面販売ならではの温かみがある。社長の新岡恭司氏、奥様の良子氏、専務の崇氏を中心に、40年以上働く2人の女性スタッフを含めた5人体制で営業しており、この長年の信頼関係がサービスの質を支えている。

レビューで特に目立つのが、スタッフの人柄の良さだ。「こんにちは!」「久しぶりー」という明るい挨拶が飛び交い、常連客はもちろん、初めて訪れる観光客も「お店を出る頃にはみんな笑顔」になるという。時にはお客さん同士で会話が弾むこともあり、魚の話だけでなく世間話にも花が咲く、地域のコミュニティの場としての機能も果たしている。

専務の崇氏は「明るい笑顔とユーモアを交えて話す」人柄で知られ、手の空いたタイミングで話しかけると、おすすめの魚や調理法を丁寧に教えてくれる。例えば、ホヤの種類について「とげとげがマボヤで、つるんとしたのはツボヤ。都会から来た人はマボヤを買っていくけど、地元の人たちは味の濃いツボヤを好んで買うよ」といった具体的なアドバイスをくれるのも、長年の経験に基づく確かな知識があってこそだ。

イクラ用の筋子を購入した客には、「新岡さん直伝のレシピ」を教えてくれることもあり、「レシピは別に秘密でもなんでもなく、公開しているから」という気さくな対応が好感を持たれている。このように、威勢の良い店員さんとのやり取りそのものが、買い物の楽しみの一つとなっているのが新岡商店の大きな特徴だ。

一方で、人気店ゆえに週末などは混雑することもあり、ゆっくりと相談したい場合は平日の来店が推奨される。また、売り切れの可能性を考慮すると、事前の電話確認も有効だろう。

専門性・目利き:4.9点 – 津本式が証明する超一流の技術

新岡商店が他の鮮魚店と一線を画しているのが、「津本式究極の血抜き」を実践する数少ない店という点だ。この技術は、魚のエラから挿入したホースを使って完全な血抜きを行うもので、神経締めで死後硬直を遅らせ、動脈を拡張させながら動脈内に送水して完全に血を抜く。これにより、腐敗・自然融解の原因となる内臓・血液、分解酵素などが取り除かれ、長期熟成に適した最高品質の魚が完成する。

この津本式との出会いは、町内のロカンダ(宿泊施設を備えたレストラン)、余市Sagraとの出会いがきっかけだった。Sagraオーナーの「高品質な余市の魚をより良い状態で提供してほしい」という要望に応えるため、崇氏は究極の技を習得した。その結果、臭みがないのはもちろん、旨みを最大限に引き出すことができるようになり、東京のレストランなど全国の一流店から注文が入るようになった。

ある料理人はフェイスブックで「新岡商店の魚を買った」と投稿し、それを見た別のシェフが連絡してくるという連鎖反応が生まれている。これは、プロの料理人が認める確かな技術と品質の証明だ。「余市の魚の当たり前は、東京や他の地域ではすごいことなんだよ、すごい価値があることなんだよ」という言葉を受け、崇氏は余市の魚の魅力を全国に発信し続けている。

また、目利きの確かさは単に鮮度を見極めるだけでなく、季節ごとの最高の状態を知り尽くしている点にも表れている。ウニのシーズン、ヤリイカのシーズン、それぞれの魚介類の旬を完璧に把握し、その時々で最も美味しいものを提供する。「訪れるたびに新鮮な魚介が揃っていて、特にウニのシーズンは見逃せません。種類豊富な海鮮を楽しめるので、毎回選ぶのに悩んでしまいます」というレビューが、この専門性の高さを物語っている。

さらに、一夜干しなどの加工品にも力を入れており、「値段安くってなると海外産のニシンで、となるけど、余市のものにこだわりたい」という姿勢で、余市産ニシンのみを使用した加工品を製造している。今後は加工場や調理場を整備して、求めやすい商品と繊細な処理を施した良質な商品を共存させるという野心的な計画も進行中だ。

立地とアクセスの優位性

新岡商店は国道5号線沿いという好立地にあり、札幌・小樽と繋がる主要道路からのアクセスが良好だ。余市駅からは車で約5分、余市湾にほど近い大川町に位置している。

店舗前には駐車場があり、車での来店が容易なのも大きな利点だ。特に「箱買い」をする場合、大量の魚介類を運ぶ必要があるため、車でのアクセスは必須といえる。クーラーボックス持参で札幌から定期的に通うファンがいることからも、その利便性が窺える。

余市町は札幌市から約1時間、小樽市から約30分という距離にあり、ドライブがてら訪れるのに最適なロケーションだ。近隣にはニッカウヰスキー余市蒸溜所やワイナリーなど観光スポットも多く、余市観光のついでに立ち寄る観光客も少なくない。

創業50年の歴史と家族経営の温かみ

新岡商店の歴史は1971年、社長の新岡恭司氏が当時勤めていた農協を辞め、友人の魚屋を買い取ったことから始まる。「魚が好きで、魚しか食べなかったんだ。農協辞めて、山から海へ!」と笑顔で語る恭司氏の言葉に、魚に対する純粋な情熱が感じられる。

2021年には創業50年を迎えたが、表彰の話は辞退したという。「そんな柄じゃないしな」と奥様に笑いかける恭司氏の謙虚さが、地域に愛される理由の一つだろう。「あっという間だったねぇ」と語る奥様の良子氏、そして40年以上働き続ける2人の女性スタッフ。「こんなにありがたいことはない」とかみしめるように語る恭司氏の言葉に、家族経営ならではの温かみと信頼関係が表れている。

現在の中心を担う専務の崇氏は、伝統を守りながらも革新を恐れない姿勢で店を牽引している。津本式血抜きの習得、SNSを活用した情報発信、全国の料理人とのネットワーク構築など、経験の積み重ねと新しい技術の融合により、常に進化を続けるフロム余市、メイドイン余市の鮮魚店として新たな道を切り開いている。

地域との結びつきと社会的役割

新岡商店は単なる鮮魚店以上の存在だ。魚にうるさい浜の関係者や地元の主婦から絶大な信頼を得ており、町内外の寿司店や飲食店からの注文も多い。これは、地域の食文化を支えるインフラとしての役割を果たしていることを意味する。

また、余市町ふるさと納税の返礼品として新岡商店が手がけた加工品や目利きしたウニが採用されていることも、地域を代表する名店として公的に認められている証だ。余市の魚の価値を全国に発信する役割も担っており、「余市の魚の当たり前は、東京や他の地域ではすごいこと」という認識を広める活動は、地域経済の活性化にも貢献している。

常連客が多いのはもちろん、初めて訪れる観光客も温かく迎え入れる雰囲気は、余市という町全体のホスピタリティを体現している。「ここが食べログに登録されているコトにびっくり」というレビューが示すように、地元では当たり前の存在として親しまれているが、その価値は広く知られるべきものだ。

改善の余地と今後の展望

高評価が大半を占める新岡商店だが、いくつかの改善点も指摘できる。まず、営業時間が比較的短い点だ。平日16時、日曜15時までの営業のため、仕事帰りの購入などは難しい。ただし、これは鮮魚店として新鮮な魚を提供するための必然的な営業形態ともいえる。

次に、人気商品の売り切れだ。週末には午前中に完売することも多く、確実に購入したい場合は早めの来店が必要だ。事前の電話予約システムなどがあれば、より利便性が高まるだろう。

また、支払いが現金のみという点も、キャッシュレス化が進む現代においては改善の余地がある。ただし、地元の顧客が中心であり、箱買いなどで高額になることも考えると、キャッシュレス決済の導入は今後の課題といえるだろう。

今後の展望として、崇氏が語る「加工場や調理場の整備」は非常に期待が持てる。求めやすい商品と繊細な処理を施した良質な商品を共存させることで、より幅広い客層のニーズに応えられるようになるはずだ。津本式処理魚の販売拡大や、オンライン販売の開始なども視野に入れるべきだろう。

総括:余市を代表する本物の鮮魚店

有限会社一鱗 新岡商店は、創業50年を超える歴史余市産地物への徹底したこだわり津本式血抜きという超一流の技術リーズナブルな箱売り価格家族経営ならではの温かい接客という5つの強みを持つ、北海道余市を代表する本物の鮮魚店だ。単に新鮮な魚を売るだけでなく、余市の海の豊かさと魚の美味しさを全国に発信する使命を持ち、地域の食文化を支えるインフラとしての役割も果たしている。札幌からわざわざ通うファンがいること、東京の一流レストランからオーダーが入ること、地元民が何十年も通い続けていること、これら全てが新岡商店の価値を証明している。余市を訪れる際には必ず立ち寄るべき、北海道が誇る名店といえよう。

💬 お客様の声

🐟
2024年8月
⭐⭐⭐⭐⭐

余市産生うに1,500円で購入。昔からよく利用しているお店で、鮮度の良さは折り紙付き。国道5号線沿いで対面販売のスタイルが好き。

🦑
2024年3月
⭐⭐⭐⭐⭐

朝獲れヤリイカが入荷したので購入。小さめだけど鮮度品質はgood! 寿都の寿かきも鮮度良すぎで生で10個食べました。レモンをたっぷりしぼって食べると美味~い!

🎣
2023年10月
⭐⭐⭐⭐⭐

ほれぼれとする生筋子を購入。新岡さん直伝のレシピで醤油漬けイクラを作りました。店員さんが色々教えてくれて助かります。

🏪
2023年7月
⭐⭐⭐⭐⭐

札幌からクーラーボックス持参で定期的に通っています。箱買いがお得で、三枚おろしもお願いできるのがありがたい。津本式の魚は臭みが全くなく絶品です。

👨‍🍳
2022年11月
⭐⭐⭐⭐⭐

飲食店を経営していますが、新岡商店の魚は品質が抜群。専務の目利きと津本式処理の技術は本当に素晴らしい。お客様からの評判も上々です。

📍 アクセス

🚃
最寄り駅
JR函館本線 余市駅より車で約5分
徒歩の場合は約20分
🏢
住所
〒046-0004
北海道余市郡余市町大川町6-30
Hokkaido Yoichi-gun Yoichi-cho Okawa-cho 6-30
🚗
駐車場
あり(店舗前に駐車可能)
箱買いの際は車での来店推奨
バリアフリー
店頭での対面販売のため段差なし
車椅子でのアクセスも可能
📢

店舗からのお知らせ

【営業時間】
◆平日:9:00~16:00
◆日曜:9:00~15:00
◆不定休(事前の電話確認をおすすめします)

【人気商品について】
◆週末は午前中に完売することがあります
◆確実に購入したい場合は早めの来店をおすすめします
◆季節により取り扱い商品が変わります

【津本式血抜き処理】
◆事前予約で対応可能(要問い合わせ)
◆高級飲食店様からのご注文も承ります

【箱売り・まとめ買い】
◆大量購入でお得な価格設定
◆クーラーボックス持参がおすすめ
◆三枚おろしなどの調理も承ります(一部商品除く)

【アクセス】
国道5号線沿い、札幌から約1時間、小樽から約30分
ニッカウヰスキー余市蒸溜所から車で約5分

有限会社一鱗 新岡商店は、北海道余市郡余市町大川町にある創業50年超の鮮魚店です。余市駅から車で約5分、国道5号線沿いという好立地で営業しています。 余市産の地物を中心とした新鮮な魚介類を取り扱い、特に生ウニ、ヤリイカ、ホッケ、牡蠣などが人気です。 専務の新岡崇氏が毎朝市場で目利きした最高品質の魚介類を、リーズナブルな価格で提供。箱売りシステムにより大量購入がお得になるのも魅力です。 津本式究極の血抜き技術を習得しており、臭みがなく旨みを最大限に引き出した魚は、町内外の寿司店や高級飲食店からも高い評価を得ています。 昔ながらの対面販売スタイルで、威勢の良いスタッフとの会話も楽しめる、地域に愛される名店です。 余市観光の際にはぜひ立ち寄りたい、北海道の魚の美味しさを存分に味わえる本物の鮮魚店です。