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📊 レビューの詳細分析
はこだて和牛という希少価値
お肉のつしまの最大の魅力は、なんといっても年間約200頭しか生産されない希少なはこだて和牛を提供していることだ。木古内町で育てられる褐毛和種(あか牛)は、黒毛和牛とは一線を画する特徴を持つ。「赤身に豊かな旨みがあり、脂肪が少ない」という特性は、昨今のヘルシー志向の消費者ニーズと見事に合致している。2015年には全国のあか毛和牛の品質を競う「あか毛和牛認定農場枝肉共励会」で最高賞を受賞した実績も、この店が扱う肉の品質の高さを裏付けるものとなっている。
精肉店直営という強み
1階に精肉店を構え、2階でレストランを運営するというビジネスモデルは、鮮度と価格の両面で大きなアドバンテージを生み出す結果に。食肉一筋40年以上を誇る代表の對馬浩氏が、肉牛の生産から解体・加工処理、卸売から小売りまでを一貫して手がけてきた経験は、店の品質管理に直結している。2016年には社団法人日本家畜商協会より全国優良家畜商を受賞しており、業界内での評価も極めて高い。
特筆すべきは1頭買いによる仕入れ方式だろう。これにより、高いコストパフォーマンスを実現しながら、お客様の要望に応じて切る「オーダーカット」も可能となっている。レビューでも「精肉店だけあってお肉の旨さが尋常じゃない」「精肉店の直営ならではの味」といった評価が散見され、この強みが確実に顧客満足度に繋がっていることが明らかとなっている。
ローストビーフ丼の圧倒的人気
ランチメニューの目玉であるはこだて和牛ローストビーフ丼(¥1,320)は、多くのレビューで言及される看板メニューとなっている。「素晴らしいビジュアル」「卵と絡めて食べると最高」「わさびも合う」といった具体的な食べ方の提案を含むレビューが多数存在し、リピーターたちがこの一品を熟知していることが伺える。
価格面でも¥1,320という設定は、はこだて和牛の希少性を考えれば極めてリーズナブルといえよう。「この味でこの価格は驚き」「ボリュームがあるのに安い」という価格に関する肯定的なコメントが複数見られ、コストパフォーマンスの高さが顧客獲得の重要な要素となっているのは明白だ。
赤身肉の美味しさへの評価
はこだて和牛の最大の特徴である赤身肉について、レビューでは一貫して高い評価が寄せられている。「赤身は絶品」「お肉史上1番の柔らかさ」「口いっぱいに広がる豊かな風味」といった表現が頻出。特に「焼きすぎには注意。軽く炙る程度、極力レアに近い焼き加減で味わうと、ほどけるような柔らかい食感もジューシーな味わいも、存分に楽しめる」というアドバイスは、複数の情報源で共通して見られ、この食べ方が最適であることを示唆している。
褐毛和種の特性である「脂がくどくない」という点も、複数のレビューで言及されており、脂の重たさが苦手な客層にとって大きな魅力となっているようだ。「脂くどくない」「さっぱりしている」といった評価は、健康志向の高まりとも相まって、はこだて和牛の需要を後押しする要因の一つといえるだろう。
意外な人気メニュー:冷麺
焼肉店でありながら、冷麺が「岩手県で食べる並に美味しい」との評価を受けているのは特筆に値する。焼肉の後の〆として、あるいは単品メニューとしても楽しめる冷麺の存在は、メニューの多様性を示すとともに、店の料理に対する真摯な姿勢を感じさせるポイントとなっている。
立地とアクセスの評価
「田家町」バス停から徒歩1分、五稜郭公園から徒歩5分という立地は、観光客にとっても地元民にとっても利便性が高い。駐車場9台完備は車での来店を前提とする郊外型レストランとして必須の設備といえ、実際のレビューでも「駐車場も完備」という言及が複数見られる。
ただし「場所は本当に住宅街の真ん中」というコメントもあり、初めて訪れる客にとっては若干わかりにくい可能性がある。しかし、これは裏を返せば閑静な環境で食事を楽しめるということでもあり、落ち着いた雰囲気を好む客層には好意的に受け止められている様子だ。
店内環境と雰囲気
「販売店併設と聞いていたので簡素な作りかと思いきや、清潔感がある広々とした店内」という第一印象は、多くの客の期待を良い意味で裏切っているようだ。30席(テーブル10席、座敷20席)という座席構成は、少人数から家族連れまで幅広いニーズに対応可能だ。
特に掘りごたつ式でロールカーテンでしきれる小上がり席は、プライバシーを保ちながらくつろげる空間として機能している。「店内は想像以上に広くて」というコメントも複数見られ、外観からは想像できない店内の広さが好評価につながっているといえよう。
営業時間とランチ予約制の課題
ランチ営業が11:00〜15:00(L.O. 14:30)で要予約という点は、利便性の面では若干のハードルとなっている可能性がある。「ランチ営業は11時半から13時半LOと短め」というコメントもあり、時間的な制約を感じる客もいるようだ。
また、月曜日・火曜日は予約営業のみという運営方針は、確実に席を確保できるというメリットがある一方で、ふらりと立ち寄る客には不便さを感じさせる可能性がある。ただし、これは人気店ゆえの対応ともいえ、予約を前提とすることで品質の高いサービスを維持しようとする店側の姿勢の表れと解釈することもできるだろう。
観光客と地元民の両立
「函館=海鮮のイメージですが、何度も遊びに来てる方にはオススメ」というレビューは、この店のポジショニングを的確に表現している。函館を何度も訪れるリピーター観光客にとって、海鮮以外の選択肢としてはこだて和牛という地元のブランド肉を提供する店は貴重な存在だ。
同時に「店内は大衆的な雰囲気でたくさんの地元民で賑わっていました」というコメントからは、観光客向けの高級店ではなく、地元の人々に愛される大衆焼肉店としての側面も見える。この観光客と地元民の両方を惹きつけるバランスは、長期的なビジネスの持続性を考える上で重要な要素といえるだろう。
29年間の伝統と一貫性
開業以来29年間変わらないレシピで提供される特製ハンバーグなど、伝統を守り続ける姿勢は、地元の常連客を大切にする店の哲学を体現している。「地元の皆様に愛されてきた一品」という表現は、単なるマーケティング文句ではなく、実際に長年にわたって支持されてきた証左だ。
一方で、はこだて和牛がブランド化される前から扱っていたという歴史は、店が単なる流行に乗ったのではなく、本物の良質な肉を見極める目利きの力を持っていたことを示している。この先見性と一貫性が、現在の評判の基盤となっているのは間違いないだろう。
価格設定の妙
ランチ¥1,000〜¥1,999、ディナー¥3,000〜¥3,999という価格帯は、希少なブランド和牛を提供する店としては極めて良心的だ。「この肉を食べるためだけに、他府県から訪れるかたもいる」という評価がありながら、この価格設定を維持できているのは、1頭買いによる仕入れと精肉店直営という独自のビジネスモデルの賜物といえよう。
「リーズナブルに味わえる」「コストパフォーマンスが高い」といった評価は、単に安いということではなく、提供される品質に対して価格が適正、あるいはそれ以上にお得であるという意味での評価だ。この価格と品質のバランスの良さが、幅広い客層を惹きつける要因となっているのは明らかだろう。
改善の余地と今後の展望
全体的に高評価が多い中、いくつかの改善点も見えてくる。ランチの予約制と営業時間の短さは、より多くの客を受け入れる上での制約となっている可能性がある。また、メニュー価格が「要問合せ」となっている項目が多い点は、初めて訪れる客にとっては若干の不安材料となるかもしれない。
しかしながら、これらの点は店の品質管理や運営方針と密接に関連しており、安易に変更すべきものではないともいえる。むしろ、現在の高い評価を維持しながら、少しずつ情報の透明性を高めていくことが、今後の成長につながるのではないだろうか。
総合評価
お肉のつしまは、希少なはこだて和牛という独自の強み、精肉店直営ならではの品質と価格競争力、40年以上の経験に裏打ちされた確かな目利き、そして地元民と観光客の両方に愛される包容力を兼ね備えた、函館を代表する焼肉店といえる。年間200頭という希少性がもたらすブランド価値を、リーズナブルな価格で提供できる独自のビジネスモデルは、他店が容易に真似できない競争優位性を生み出している。函館観光でいつもの海鮮に飽きた時、あるいは地元の本当に美味しい肉を味わいたい時、この店は間違いなく最高の選択肢の一つとなるはずだ。
📍 アクセス
「田家町」バス停下車 徒歩1分
函館市電 五稜郭公園前駅より 徒歩約15分(1,049m)
〒041-0841
北海道函館市田家町3-16
あり(9台分)
五稜郭公園から車で約5分
店舗からのお知らせ
【はこだて和牛について】
年間約200頭しか生産されない希少な褐毛和種(あか牛)です。
赤身の旨味が濃く、脂がさっぱりしているのが特徴。
2015年に全国あか毛和牛品評会で最高賞を受賞した最高品質の和牛をご提供しています。
【ご予約について】
◆ランチ営業は要予約となります
◆月曜日・火曜日のディナーは予約営業のみ
◆その他の曜日も予約をおすすめします
【1階精肉店について】
食肉一筋40年以上の代表が厳選した「はこだて和牛」を販売。
お好みの量、お好みの仕様でオーダーカットいたします。
特製ハンバーグ、ビーフシチュー、牛タンシチューなど冷凍惣菜も販売中。
【おすすめの焼き方】
はこだて和牛の赤身は、軽く炙る程度、極力レアに近い焼き加減で。
ほどけるような柔らかい食感とジューシーな味わいを存分にお楽しみください。
お肉のつしまは函館市田家町にある精肉店直営の焼肉レストランです。1階が精肉店、2階がレストランとなっており、食肉一筋40年以上の代表が厳選する希少な「はこだて和牛」を提供しています。 はこだて和牛は木古内町で生産される褐毛和種で、年間約200頭しか生産されない希少なブランド和牛。赤身の旨味が濃く、脂がさっぱりしているのが特徴です。 ランチの人気メニュー「はこだて和牛ローストビーフ丼」は¥1,320という驚きの価格。ディナーでは焼肉セットやステーキなど豊富なメニューを揃えています。 五稜郭公園から徒歩5分、田家町バス停から徒歩1分の好立地。駐車場9台完備で、観光客にも地元の方にも利用しやすい焼肉店です。