基本情報
北海道余市郡余市町黒川町2丁目21
徒歩約15分
営業情報
※売り切れ次第終了
※不定休あり(Instagram要確認)
価格・支払い情報
総合評価
総合評価: 4.2/5.0
ぱん処は、北海道の豊かな食材を活かした高品質なパンが評価されている。特にハード系パンの完成度が高く、自家製粉した小麦の風味が際立つ。地元余市産フルーツを使用したシュトレンなど季節限定商品も人気を博しており、こだわりの製法と素材選びが光る実力派ベーカリーだ。
看板メニュー
フォトギャラリー
お客様の声
ハード系パンフェチには涎ものの最高ビジュアルのパンが並んでいました。レーズンクルミを購入しましたが、バリっと硬めのクラストにギュッと小麦が詰まった質量を感じるモチっと食感で、レーズンとクルミの量も盛りだくさん。これで620円は安すぎます。余市には美味しいパン屋が多いですね。
青い建物と埴輪ちゃん達がお出迎えしてくれる可愛らしいお店です。店内に入ると、なんといってもパンの香りがたまりません!フォカッチャがおすすめとのことで購入しましたが、ふんわりもちもちで小麦とオリーブの香り、海の精(日本塩)の塩気が絶妙でした。余市のこだわり食材を使っているところも魅力的です。
近年、余市町にはワイナリーが増え、美味しいワインにつきものなのはチーズとパン。ぱん処のパンは、地元食材を活かしており、特にシュトレンは余市産のブルーベリー、梨、プルーンなど、すべて収穫からドライ加工まで自分たちで行っているそうです。こだわりが感じられる素晴らしいパン屋さんです。
全粒粉100%パンを購入しました。自家製粉しているとのことで、ナイフで切った瞬間の小麦の香りが素晴らしかったです。製粉したての粉を使用しているため、風味がとても良く出ています。健康志向の方にもおすすめできるパンです。
カシューナッツ&黒こしょうのパンは、おつまみパンとして最高でした。有機黒こしょうのスパイシーな香りがワインとも相性抜群。パンってこれくらい硬くなきゃ美味しくないでしょ、というくらいしっかり硬めの食感で、しかしクラムはしっとり重め。たまりません。
詳細分析レビュー
ぱん処の魅力と特徴
2020年10月に北海道余市郡余市町にオープンした「ぱん処」は、フルーツ王国として知られる余市の豊かな食材を活かした本格派ベーカリーとして、地元だけでなく遠方からも多くのファンを集めている。余市のシリパ岬をモデルとした鮮やかな青い外観が目を引く店舗は、道道228号線沿いから曲がった細い道の角に位置し、埴輪のオブジェが訪問客を出迎える独特の雰囲気を醸し出す。
こだわりの素材と製法
ぱん処の最大の特徴は、自家製粉システムを導入している点だ。北海道音更町の中川農場産自然栽培全粒粉、やむべつメーメーファームの自然栽培ライ麦、本別町オフイビラ源吾農場の有機全粒粉など、契約農家から直接仕入れた原麦を店舗で製粉することで、製粉したての新鮮な粉を使用できる。この製法により、一般的な市販の小麦粉では得られない豊かな風味と香りを実現している。
さらに特筆すべきは余市のワインブドウ由来酵母の使用だ。フルーツ王国余市ならではのこの酵母は、パンに独特の風味を与え、他のベーカリーでは味わえない個性を生み出している。このような地域資源を最大限に活用する姿勢が、ぱん処のアイデンティティを形成している。
ハード系パンの完成度
ぱん処の看板商品群は、何といってもハード系パンの充実ぶりにある。レビュアーの間で「ハード系パンフェチには涎もの」「最高ビジュアル」と称賛される商品ラインナップは、全粒粉100%、ライ麦100%、カンパーニュ、クグロフなど多彩だ。
特に人気を集めているのがレーズンクルミ(¥620)で、「バリっと硬めのクラストにギュッと小麦が詰まった質量を感じるモチっと食感」という評価が示す通り、外側と内側のコントラストが見事だ。レーズンとクルミの使用量も多く、「盛りだくさんでサービス良すぎ」という声が複数挙がっている。ハーフサイズ(¥310)での販売にも対応しており、少量購入したい客への配慮も行き届いている。
またカシューナッツ&黒こしょう(¥350)は、「パンってこれくらい硬くなきゃ旨くないでしょ、というくらいしっかり硬め食感」という評価を得ており、有機黒こしょうのスパイシーな香りがワインとの相性も良く、おつまみパンとしても機能する汎用性を持つ。
地域食材を活かした季節商品
ぱん処のもう一つの大きな魅力は、余市という地域性を最大限に活かした季節限定商品の充実度だ。特に11月から12月にかけて販売される余市シュトレンは、余市産のブルーベリー、洋梨、プルーンを自家製ドライフルーツにしたもので、フルーツの収穫から乾燥加工まで全て自分たちで行うという徹底ぶりだ。
「難関だったドライプルーンは諸先輩方のおかげで素晴らしい出来となった」というエピソードからも、試行錯誤を重ねながら品質向上に取り組む真摯な姿勢が伺える。生地も本別町のオフイビラ源吾農場のきたほなみを自家製粉したものをベースとしており、「しっとり感もUP」という改良も加えられている。
さらに栗シュトレンは、余市産栗の甘露煮、本別町産有機黒豆、仁木町産自然栽培きな粉など、地元食材をメインに使用した和テイストのシュトレンとして独自性を打ち出している。アルコール不使用という配慮もあり、幅広い客層に対応できる商品設計となっている。
店舗の雰囲気とサービス
店内は「ナチュラルそのもの」「古き柱なども趣がある」と評され、素朴で温かみのある空間作りがなされている。「なんといってもパンの香りがたまらない」という感想が示す通り、店内に入った瞬間から焼きたてパンの香りに包まれる体験は、訪問客の期待を高める要素となっている。
接客については「お決まりになりましたら…と静かに待ってくれる」という評価があり、押し付けがましくない控えめなサービススタイルが好感を持たれている。余市駅から車で約3分、徒歩で約15分という立地は決して駅近とは言えないが、駐車場が完備されているため車でのアクセスに不便はない。
コストパフォーマンス
価格設定については、総じて「コストパフォーマンスが高い」という評価が多数を占める。レーズンクルミが620円で「これは安すぎ」、カシューナッツ&黒こしょうが350円で「たっぷりカシューナッツ」という声からも、素材の質と量を考慮すれば妥当以上の価格設定であることが分かる。
一方で、「小さめサイズでコスパはイマイチかなぁ」という意見も一部存在し、商品によっては価格と満足度のバランスに個人差があることも事実だ。しかし全体的には、自家製粉や地域食材の使用といった付加価値を考慮すれば、適正価格という評価が妥当だろう。
余市のパン文化における位置づけ
「余市って旨いパン屋多いですね」という感想が示す通り、余市エリアには複数の人気ベーカリーが存在する競争環境にある。その中でぱん処は、自家製粉、地域食材の徹底活用、ハード系パンへの特化という3つの差別化要素により、独自のポジションを確立している。
特に「小麦の風味際立つ、秀逸なバランス」という評価が示すように、素材そのものの味を最大限に引き出す技術力は、他店との明確な差別化要因となっている。また、ワインブドウ由来酵母の使用は、ワイナリーが多数存在する余市という地域特性とも合致しており、地域との一体感を生み出している。
購入時の注意点
営業時間は10:00〜16:00(売り切れ次第終了)で、定休日は火曜・水曜だが不定休もあるため、訪問前にはInstagram(@pandocoro_ichi)での確認が推奨される。人気商品は午前中や週末に売り切れることが多いため、確実に購入したい場合は開店直後の訪問が望ましい。
支払いは現金のみ対応で、キャッシュレス決済には対応していない点は事前に留意が必要だ。また、テイクアウト専門店のため、店内での飲食スペースは提供されていない。
オンライン販売への取り組み
ぱん処は実店舗販売だけでなく、BASEでのオンラインショップ(https://pandocoro.thebase.in/)も運営しており、遠方の顧客にも商品を届ける体制を整えている。北海道内は常温または冷凍便、道外は冷凍便での配送に対応し、シュトレンなどの季節商品も購入可能だ。
特にシュトレンは数量限定のため、オンラインでの早期完売も珍しくない。時間指定や宅配BOX配達にも対応しており、受け取りの利便性にも配慮している。
今後の展望と課題
現時点でぱん処に対する否定的な評価は極めて少なく、「また訪れたい」という意向を示すレビューが大多数を占める。しかし、人気商品の売り切れ問題や、一部商品のサイズ感と価格のバランスについては改善の余地があるという指摘も存在する。
また、キャッシュレス決済への対応は、観光客の利便性向上という観点から今後検討の価値があるだろう。ただし、小規模ベーカリーとして現在の品質を維持しながら事業を拡大することは容易ではなく、無理な拡張よりも現在の方針を堅持する選択肢も十分に合理的だ。
総合評価と推奨度
ぱん処は、自家製粉による新鮮な小麦の風味、地域食材を活かした独創的な商品開発、ハード系パンへの確かな技術力、適正な価格設定という4つの強みを持つ、余市を代表する実力派ベーカリーだ。ハード系パン好きには特に強く推奨できる店舗であり、余市エリアを訪れる際には必ず立ち寄る価値がある。また、オンラインショップを活用すれば遠方からでも購入可能な点も大きな魅力となっている。
📍 アクセス
余市駅より車で約3分
徒歩約15分
〒046-0002
北海道余市郡余市町黒川町2丁目21
あり(無料)
店舗前に駐車スペースあり
詳細はお問い合わせください
店舗からのお知らせ
【営業時間のご案内】
月・木〜日: 10:00〜16:00(売り切れ次第終了)
定休日: 火曜日・水曜日
※不定休がございます。訪問前にInstagram(@pandocoro_ichi)をご確認ください
【季節商品のご案内】
◆11月〜12月限定:余市シュトレン(¥2,500〜¥3,000)
◆栗シュトレン:期間限定販売(詳細はお問い合わせください)
◆季節のフルーツを使用した限定パンも随時登場
【自家製粉パンのこだわり】
北海道産小麦を店舗で自家製粉し、製粉したての新鮮な粉を使用。小麦本来の風味と香りをお楽しみいただけます。
余市のワインブドウ由来酵母を使用した、ここでしか味わえないパンをご提供しています。
【オンラインショップ】
遠方のお客様にもお届けできるよう、BASE(https://pandocoro.thebase.in/)にてオンライン販売も行っております。
北海道内は常温または冷凍便、道外は冷凍便でお届けいたします。
【お支払い方法】
店頭販売:現金のみ
オンライン:クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済等
ぱん処は北海道余市郡余市町にある自家製粉にこだわった本格派ベーカリーです。余市駅から車で約3分の好立地で、駐車場も完備。 営業時間は月・木〜日の10:00〜16:00(売り切れ次第終了)、定休日は火曜日・水曜日(不定休あり)。 北海道産小麦を店舗で自家製粉し、余市のワインブドウ由来酵母を使用した独創的なパンが人気。 レーズンクルミ(¥620)、カシューナッツ&黒こしょう(¥350)、フォカッチャ(¥300)など、ハード系パンを中心とした品揃え。 11月〜12月限定の余市シュトレンは、地元フルーツを自家製ドライフルーツにした季節商品として高い評価を得ています。 オンラインショップ(BASE)でも購入可能で、全国配送に対応。余市のフルーツ王国の恵みを活かした、こだわりのパン作りを続けています。