このお店のポイント
北海道喜茂別町の国道230号線沿いにある、本場スイス産チーズと地元産じゃがいもを使ったラクレット料理が看板メニューの洋食レストラン。羊蹄山を眺めながら、半年間冷温熟成された男爵いもとチーズの絶妙なマリアージュを楽しめる、札幌からニセコへ向かう道中の隠れた名店です。
基本情報
北海道虻田郡喜茂別町尻別2-5
※予約推奨
ディナー:17:00~21:00
※臨時休業あり(要確認)
ディナー:¥1,000~¥1,999
無料
※カード・電子マネー対応は要確認
※分煙状況は要確認
📸 店舗・料理写真
💬 お客様の声
半年近く冷温熟成された芋の甘みとスイス産チーズのコクが見事にマッチしています。ラクレットは旨い芋があってこそですね。コーヒー飲みながら羊蹄山を眺めると至福のひと時です。
お芋料理2人様セットを注文。ポテトスープ、ラクレット、チーズのソース蒸し、ポテトサラダと、まさにお芋三昧。男爵を使ったラクレットは柔らかホクホクでさすがの味わい。シンプルゆえに素材と調理技術が光ります。
ポークのチーズ包み焼きを注文。豚肉とチーズの組み合わせは美味しいに決まっています。ただ、料理には多少時間がかかるので、時間に余裕を持って訪問するのがおすすめです。
窓からは羊蹄山が一望できる素晴らしいロケーション。オーナーシェフはとっても気さくで素敵な方です。80年代からラクレットを提供していて、取材もいろいろあったとか。これぞ北海道な最高の芋が食べられます。
📝 詳細レビュー:北海道の恵みを味わう、ラクレット料理の名店
店舗の立地とアクセス
ポテトインパパは、札幌からニセコへ向かう国道230号線沿い、喜茂別町のきのこ王国の向かいという分かりやすい場所に位置する。中山峠を越えた後、ニセコやルスツリゾートへ向かう途中に立ち寄るには最適な立地だ。店舗前には駐車場が15台分完備されており、車でのアクセスが便利。カントリー調の外観は遠くからでも目を引き、初めての訪問でも迷うことはない。
店舗の歴史と特徴
オーナーシェフは1980年代からラクレット料理を提供してきた、この分野のパイオニア的存在。40年以上にわたって地元の食材を活かした料理を追求し続けており、これまで数多くのメディア取材を受けてきた実績を持つ。ログハウス風の店内は年季が入っているものの、それが逆に温かみのある雰囲気を醸し出している。窓からは雄大な羊蹄山の景色を一望でき、食事とともに北海道らしい絶景も楽しめる贅沢な空間となっている。
看板メニュー:お芋のラクレット
店の最大の魅力は、何といっても本場スイスから直輸入したチーズを使用した「お芋のラクレット」だ。このメニューでは、半年近く冷温熟成された地元産の男爵いもを使用しており、熟成によって引き出された芋本来の深い甘みが特徴となっている。チーズは専用のヒーターで温めながら、溶けた部分をナイフで削ぎ、ホクホクに茹で上げたじゃがいもの上にたっぷりとかけていく。この調理プロセス自体が一つのパフォーマンスとなっており、目の前で作られる様子を見ているだけでも食欲をそそられる。
実際に口にすると、チーズの濃厚なコクと芋の自然な甘みが絶妙にマッチし、単純ながらも奥深い味わいを楽しめる。素材の質の高さと、40年以上培ってきた調理技術が如実に表れた一品だ。シンプルな料理だからこそ、素材の良し悪しや調理の巧拙がダイレクトに味に反映される。オーナーは調理中に追加でチーズを乗せてくれるなど、サービス精神も旺盛で、満腹感と幸福感を同時に味わえる。
充実したポテト料理のラインナップ
ラクレット以外にも、トルティージャ(スペイン風ポテトオムレツ)は高い評価を得ている。地元産のじゃがいもと卵をふんだんに使ったこの料理は、意外にもご飯との相性が良く、和食的な楽しみ方もできる万能な一品だ。「お芋料理2人様セット」(3,780円)は、ポテトスープ、お芋のラクレット、ポテトとチーズのソース蒸し、ポテトサラダ、アイスコーヒーが含まれた、芋料理を心ゆくまで堪能できるコースとなっている。
コースに付いてくるポテトスープも見逃せない。じゃがいもの優しい味わいが体を温めてくれる、シンプルながら心に染み入るような一品だ。また、ポークのチーズ包み焼き(1,300円、ライス付き)は、豚肉をチーズで包んで焼き上げた料理で、「美味しいに決まっている」という声が多数寄せられている人気メニュー。チーズ好きにとっては、どの料理も外せない魅力に満ちている。
羊蹄山の絶景と至福の時間
食事の後に提供されるコーヒーも高評価を得ている。料理を堪能した後、美味しいコーヒーを飲みながら窓越しに雄大な羊蹄山を眺めるひと時は、まさに至福の瞬間だ。この景観こそが、料理の味わいをさらに引き立てる重要な要素となっており、都会の喧騒を離れ、北海道の大自然の中で食事を楽しむという贅沢な体験を提供してくれる。
訪問時の注意点
ただし、いくつかの注意点も存在する。まず、料理の提供には時間がかかるという点だ。特にラクレットはチーズをヒーターで温めるなど、手間と時間をかけて調理するため、急いでいる時には不向きだろう。また、芋の在庫状況によってはラクレットが品切れになることもあるため、確実に食べたい場合は事前に電話で確認や予約をしておくことが推奨される。
一部のレビューでは、オーナーの接客スタイルが「少し癖がある」という指摘もあり、人によっては対応に戸惑うこともあるようだ。また、建物自体がかなり年季が入っているため、ドアの建付けなど設備面での不備を指摘する声も見られる。店内の清掃状態についても、飾られている小物や棚にホコリが溜まっているという意見があり、衛生面で気になる人もいるかもしれない。
価格とコストパフォーマンス
価格帯はランチ・ディナーともに1,000円~1,999円と、観光地の立地を考えれば比較的リーズナブル。特に素材の質の高さと、ここでしか味わえないラクレット料理の独自性を考慮すると、十分に納得できる価格設定だろう。ボリュームも満足できるレベルで、コストパフォーマンスは良好と評価できる。
訪問のベストタイミング
定休日は月曜日で、営業時間はランチタイム(11:30~15:00)とディナータイム(17:00~21:00)に分かれている。札幌からニセコやルスツへのドライブ途中、あるいは帰り道に立ち寄るには理想的なロケーションだ。特に秋の紅葉シーズンや冬のスキーシーズンには、周辺の景色も美しく、より一層食事を楽しめるだろう。時間に余裕を持って訪れ、ゆっくりと料理と景色を堪能するスタイルが、この店を最大限に楽しむコツといえる。
総合評価
ポテトインパパは、北海道産の高品質なじゃがいもと本場スイス産チーズを使用したラクレット料理という、他では味わえない独自性の高いメニューを提供する貴重な店だ。40年以上の歴史を持つオーナーシェフの技術と、羊蹄山を望む絶景ロケーション、そして地元食材へのこだわりが三位一体となって、記憶に残る食体験を創出している。設備の老朽化やサービス面での課題は存在するものの、それを補って余りある料理の質と、北海道らしい雄大な自然の中での食事という体験価値が、多くの訪問客を魅了し続けている。時間に余裕を持って訪れ、じっくりと料理と景色を楽しむことで、この店の真価を堪能できるだろう。
📍 アクセス
国道230号線沿い
きのこ王国の向かい
札幌から約1時間、ニセコまで約30分
〒044-0214
北海道虻田郡喜茂別町尻別2-5
道南バス「町民公園前」停留所より徒歩約4分(270m)
※バスの本数が少ないため車での訪問を推奨
専用駐車場あり(15台・無料)
店舗前に駐車スペース完備
店舗からのお知らせ
【ご来店のお客様へ】
◆当店の看板メニュー「お芋のラクレット」は、本場スイス産チーズと半年間冷温熟成した地元産男爵いもを使用しています
◆料理の提供には時間がかかりますので、時間に余裕を持ってお越しください
◆ラクレットは芋の在庫状況により品切れの場合がございます。事前のご予約をおすすめします
◆窓からは雄大な羊蹄山の景色をお楽しみいただけます
◆1980年代からラクレット料理を提供し続けている、北海道でも数少ない専門店です
◆ドライブの途中、お食事休憩にぜひお立ち寄りください
【営業時間】ランチ:11:30~15:00 / ディナー:17:00~21:00
【定休日】月曜日(臨時休業の場合がございますので、事前にお電話でご確認ください)
ポテトインパパは、北海道虻田郡喜茂別町にある洋食・ポテト料理専門店です。国道230号線沿い、きのこ王国の向かいという分かりやすい立地で、札幌からニセコへ向かう途中に立ち寄るのに最適。 本場スイスから直輸入したラクレットチーズと、半年間冷温熟成した地元産男爵いもを使用した「お芋のラクレット」が看板メニュー。 1980年代からラクレット料理を提供し続けている北海道のパイオニア的存在で、窓からは雄大な羊蹄山の景色を一望できます。 トルティージャ(スペイン風ポテトオムレツ)、ポークのチーズ包み焼き、お芋料理2人様セット(¥3,780)など、地元食材を活かした豊富なメニューを展開。 営業時間はランチ11:30~15:00、ディナー17:00~21:00で、定休日は月曜日。駐車場15台完備。ドライブ途中の食事休憩、家族連れ、カップルなど、様々なシーンでご利用いただけます。