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ミシュラン掲載店としての揺るぎない地位
割烹 三徳六味は2012年と2017年にミシュランガイドで星を獲得した札幌を代表する日本料理店。店名の「三徳六味」は禅宗の教えに由来し、「三徳」は盛り付けにおける「やわらかく」「きれいに」「すっきりと」、「六味」は五味(甘・辛・苦・酸・塩)に「淡」を加えた六つの味を意味する。大畠亮介料理長はこの哲学を体現し、一品一品に深い精神性と技術力を込めて料理を創作している。
出汁へのこだわりと技術の卓越性
同店最大の特徴は出汁への徹底したこだわりにある。北海道京極の羊蹄山の水、3年間寝かせた利尻香深の昆布、枕崎の血合い抜き本枯節を使用した出汁は、「店の味の要」として位置づけられている。この出汁を基調とした椀物は、多くの食通から「繊細で優しい味わい」「日本料理の真髄を感じる」と絶賛されており、技術的完成度の高さを物語っている。
大畠料理長の経歴と料理哲学
1975年埼玉県生まれの大畠亮介料理長は、独特の経歴を持つ。高校卒業後、大阪でサラリーマンを経験した後、和歌山の親友の父が経営する和食店で料理の道に入る。札幌への憧れから料亭「杉ノ目」に飛び込み就職し、27歳で独立。その後、京都で味わった本格的な割烹料理に衝撃を受け、営業の傍ら独学で猛勉強を重ね、2007年に現在地で割烹料理店として再スタートを切った。この経験が現在の料理に深みと独創性をもたらしている。
北海道食材と全国食材の見事な融合
三徳六味の料理は北海道産食材と全国各地の優秀な食材との調和が特徴的。夏季には特大蝦夷鮑(250g)、時不知鮭ハラス、牡丹海老、真ツブ貝などの道産海鮮を使用し、静岡浜名湖産の活すっぽんや各地の季節食材と組み合わせる。この食材選択眼と調理技術により、「北海道らしさを保ちながらも全国レベルの完成度」を実現している点が高く評価されている。
季節感の表現と月替わりメニュー
同店では月替わりでメニューが変更され、日本料理の本質である季節感の表現に徹底的にこだわっている。夏季(6-8月)は活鮎炭焼、鱧落とし、とうきび馬糞雲丹冷製、冬季(12-2月)は虎河豚焼き霜造り、香箱蟹、鮑のしゃぶしゃぶなど、それぞれの季節の美味を最適な調理法で提供。この季節性への配慮が「何度訪れても新しい発見がある」という顧客満足度の高さにつながっている。
完全予約制による質の担保
完全予約制を採用することで、一組一組に最高のサービスと料理を提供する体制を構築。14席という小規模な店内(カウンター6席、個室8席)で、料理長自らが丁寧に向き合う環境を作り出している。この方針により「ゆっくりと落ち着いて食事が楽しめる」「料理長との会話も楽しみの一つ」という声が多く、単なる食事以上の体験価値を提供している。
すっぽん料理への特別な取り組み
静岡浜名湖産の活すっぽんを使用した料理は、同店の代表的メニューの一つ。東京で習得した「すっぽんの焼き」技法を北海道で実践し、「すっぽんの旨みとコラーゲンを存分に味わえる」と評価されている。20,000円コースで提供されるこの料理は、技術的難易度が高く、他店では味わえない特別な体験として位置づけられている。
土鍋ご飯への独自のアプローチ
土鍋で炊く雲丹ご飯は同店の名物として確立されている。「お客様ひと組ごとの具材やタイミングでお出しする特別な一品」として、きんき釜土御飯、塩雲丹の飯蒸しなど、バリエーション豊かな土鍋料理を展開。「炊き立ての香ばしさが食欲をくすぐる」「〆の土鍋が楽しみ」という声が示すように、コースの締めくくりとして重要な役割を果たしている。
器と盛り付けの美意識
料理の支える器や酒器、箸置きに至るまで、細部へのこだわりが徹底されている。「三徳」の教えである美しい盛り付けは、「一瞬にして日常を忘れさせる美しさ」「五感すべてが喜ぶ」と評され、料理の味わいとともに視覚的な満足感も提供。この総合的な美意識が、単なる食事を超えた芸術的体験を創出している。
価格設定に対する評価
ディナーコース15,000円〜19,999円という価格設定について、「ミシュラン掲載店としては良心的」「使用食材と技術を考慮すれば妥当」という評価が大勢を占める。完全予約制による限定性、最高級食材の使用、料理長の技術力、上質なサービスを総合的に勘案すると、「札幌で最高峰の日本料理体験」に対する対価として適正と判断されている。
接客とホスピタリティの質
大畠料理長の人柄についても高い評価を獲得。「真面目で丁寧、笑顔が素敵」「食材への深い知識と情熱を感じる」「料理だけでなく料理長との会話も楽しみ」といった声が示すように、料理技術と人間性の両面で顧客満足を実現している。この人間的魅力が、リピーター獲得の重要な要因となっている。
弁当事業による裾野拡大
平日限定で提供される弁当事業(雪弁当3,780円、月弁当2,700円、花弁当2,160円)は、高級店としては珍しい取り組み。前週金曜20時までの予約制、1万円以上からの受注という条件はあるものの、「お正月用おせちも含めて、見た目もお味もさすがの仕上がり」と評され、より多くの人に同店の味を届ける努力がうかがえる。
総合評価
割烹 三徳六味は、ミシュラン掲載店としての技術的完成度、北海道食材への深い理解、季節感豊かなメニュー構成、料理長の人間的魅力、完全予約制による質の担保という5つの要素が有機的に結合し、札幌における日本料理の最高峰としての地位を確立している。技術、食材、サービス、雰囲気のすべてが高次元でバランスされた、真に特別な食体験を提供する稀有な存在といえよう。
📍 アクセス
札幌市営地下鉄東西線 円山公園駅4番出口より徒歩7分
円山公園駅から402m
〒064-0804
北海道札幌市中央区南四条西23-1-36 アーバン裏参道1F
1台(要予約)
※満車の場合は近隣のコインパーキングをご利用ください
詳細はお電話にてお問い合わせください
TEL: 090-1380-2131
店舗からのお知らせ
【ミシュラン掲載店としてのお約束】
◆完全予約制:お一組様にご満足いただくため、事前予約必須
◆2024年4月1日より個室利用時は室料を別途頂戴いたします
◆月替わりメニュー:季節の美味を最高の状態でお届け
◆厳選食材:北海道産と全国各地の優秀な食材を使用
◆特製出汁:羊蹄山の水・3年寝かせた利尻昆布・枕崎本枯節使用
【お弁当のご案内(平日のみ)】
雪弁当¥3,780・月弁当¥2,700・花弁当¥2,160(すべて税込)
※前週金曜20時までにご予約・1万円以上から・配達不可
【ご予約・お問い合わせ】
TEL: 090-1380-2131(完全予約制)
営業時間: 18:00〜22:00(月〜土)/ 定休日: 日曜・祝日
割烹 三徳六味は札幌市中央区円山にある日本料理店です。2012年と2017年にミシュランガイドで星を獲得した名店で、 大畠亮介料理長による本格的な懐石料理をお楽しみいただけます。 円山公園駅4番出口から徒歩7分、完全予約制でディナーのみ営業(18:00-22:00、日曜・祝日定休)。 北海道産食材と全国各地の厳選食材を使用し、特製出汁(羊蹄山の水・3年寝かせた利尻昆布・枕崎本枯節)による 季節感豊かな日本料理を提供。カウンター6席、個室8席の落ち着いた空間で、 すっぽん料理、蝦夷鮑、土鍋ご飯などの名物料理をお召し上がりいただけます。 接待、記念日、特別な食事に最適な札幌屈指の高級日本料理店です。