📋 基本情報
| 店舗名 | 梅屋(うめや) |
|---|---|
| ジャンル | 和菓子・甘味処 |
| 創業 | 明治後期(創業100年以上) |
| 住所 | 〒048-1731 北海道虻田郡留寿都村留寿都53-1 |
| 電話番号 | 0136-46-3450 |
| 営業時間 | 8:00~19:00 |
| 定休日 | 不定休 |
| 席数 | テイクアウトのみ(イートインなし) |
| 駐車場 | あり(店舗前に数台分) |
| 支払い方法 | 現金のみ |
| 禁煙・喫煙 | 禁煙 |
| 予約 | 予約不要 |
📸 ギャラリー
⭐ 評価・レビュー
評価詳細(独自評価)
※上記評価は、食べログ、Retty、トリップアドバイザー等の複数のレビューサイトを参照した独自評価です。
📊 総合評価の根拠
【料理・味: 3.6点】
100年以上の歴史を持つ伝統の味わい。もちもちとした皮の食感と上品なこしあんのバランスが絶妙で、素朴ながら飽きのこない味として評価されています。「味噌が入っていないのに味噌まんじゅう」という不思議さも話題性があります。
【サービス: 3.4点】
親しみやすい接客で、特に女将さんの人柄が評価されています。「お喋り好きのおばあちゃんが最高」という声も。蒸したてを提供してくれるサービスや、箱購入時のおまけサービスも好評です。
【雰囲気: 3.2点】
小さな店舗でイートインスペースはありませんが、昔ながらの和菓子屋さんの雰囲気が残っています。国道沿いの赤いのぼりが目印となり、観光の立ち寄りスポットとして親しまれています。
【CP: 3.8点】
1個52円という手頃な価格設定で、バラ売りも可能。箱代がかからないバラ売りがお得という情報も。添加物不使用で安心安全な商品を提供している点も高評価です。
💬 お客様の声
通る度に気になっていたお店。蒸したてを提供してくれるサービスに感動しました!もちもちの皮と甘すぎないこしあんが絶妙で、ついつい何個も食べてしまいます。素朴だけど止まらなくなる美味しさです。
創業105年の老舗みそまんじゅう屋さん。味噌は入ってないのに「みそまんじゅう」という不思議さがまた魅力的。セット売りよりバラ売りの方がお得だと教えてくれた女将さんの人柄も最高でした。やみつきになる味です!
ルスツの名物ということで購入。1個52円と安いですが、一口サイズでちょっと物足りない感じも。でも味は美味しく、もちもちの生地とほどよい甘さのあんこがよく合います。お土産にも自分用にも良いですね。
留寿都のお土産といえばこれ!実家では必ず立ち寄る定番のお店です。添加物不使用なので日持ちは短いですが、その分安心して食べられます。あんこ嫌いの子供もここのみそまんじゅうだけは食べられるんです。
📍 アクセス
国道230号線沿い
札幌から約70分
洞爺湖から約40分
ルスツリゾートから約5分
〒048-1731
北海道虻田郡留寿都村留寿都53-1
道南バス「留寿都」バス停より徒歩1分
店舗前に数台分あり
無料
📝 梅屋 総合評価レポート
創業100年を超える老舗の魅力
北海道虻田郡留寿都村の国道230号線沿いに佇む「梅屋」は、明治後期の創業から100年以上の歴史を誇る老舗和菓子店だ。この店の看板商品である「元祖みそまんじゅう」は、その名前とは裏腹に味噌を一切使用していないという、なんとも不思議な饅頭である。しかしこの矛盾こそが、梅屋の歴史と伝統を物語る重要な要素となっている。
伝説に彩られた誕生秘話
店の歴史を紐解くと、そこには興味深い逸話が存在する。明治後期、初代店主が大福餅のみを販売していたところ、ある日総白髪の旅の僧侶が店を訪れ、みそまんじゅうの製法を伝授したという。「これと大福餅を併せて作れば、開拓に懸命な農民や旅行者に喜ばれる。栄養十分」という言葉を残して去った僧侶の教えに従い、みそまんじゅうの製造を始めたところ、当時農産物の集散地として栄えていた留寿都村を行き交う馬車追いたちの間で評判となり、山越えの前の腹ごしらえとして愛されるようになったという。
味噌を使わない「みそまんじゅう」の秘密
現在のみそまんじゅうには味噌は使用されていない。黒糖を使用することで味噌のような茶褐色を再現しており、見た目から「みそまんじゅう」という名前がついたとされている。主要な原材料は、十勝産の小豆、小麦粉、米粉、黒糖、ザラメ、水飴、塩というシンプルな構成。添加物を一切使用せず、創業当時から変わらぬ製法で作り続けられている点は、現代において特に評価すべき点である。
独特の食感と味わいの魅力
みそまんじゅうの最大の特徴は、その独特な食感にある。米粉を使用した皮は「もちもち」「ぷにゅぷにゅ」といった表現で形容される独特の弾力を持ち、この食感が多くのファンを魅了している。中のこしあんは上品な甘さに仕上げられており、決して甘すぎることなく、素朴ながらも飽きのこない味わいとなっている。一口サイズという小ぶりなサイズ感も、ついつい手が伸びてしまう要因の一つだ。
価格設定とコストパフォーマンス
価格面では、バラ売りが1個52円という極めてリーズナブルな設定。箱入りは12個で660円、21個で1,100円、最大60個入りで3,235円となっている。興味深いのは、バラ売りの方が箱入りよりも単価が安いという点で、これは「箱代がかからない分お得」という女将さんの説明によるもの。また、箱購入時には「味見用」として1個おまけがつくサービスもあり、顧客への細やかな配慮が感じられる。
店舗の雰囲気と接客サービス
店舗は国道230号線沿いに位置し、赤いのぼりが目印となっている。建物自体は近年建て替えられて新しくなっているが、昔ながらの和菓子屋の雰囲気を残している。イートインスペースはなく、商品もみそまんじゅうのみというシンプルな構成だが、この専門性の高さが逆に信頼感を生んでいる。
特筆すべきは女将さんの人柄で、「お喋り好きのおばあちゃん」として親しまれ、訪れる客との会話を楽しみながら接客する姿勢が多くのレビューで高く評価されている。現在の女将さんは三代目で、38年以上この店を守り続けているという。「蒸したてをお渡しします」という心遣いも、客にとって嬉しいサービスの一つである。
保存期間と購入時の注意点
添加物不使用のため、日持ちは夏季で2日間、冬季で3日間と短い。ただし、冷蔵保存で1週間、冷凍保存なら1ヶ月程度は保存可能とのこと。この短い賞味期限は、逆に新鮮さと安全性の証でもあり、北海道内での知名度は高いものの、道外への持ち帰りが困難なため「幻の銘菓」的な存在となっている面もある。
観光客と地元客双方から愛される理由
梅屋は観光客にとっては「ルスツ名物」として、地元客にとっては「日々のおやつ」として愛されている。ルスツリゾートから車で約5分という立地も手伝い、スキーや観光の帰りに立ち寄る人が多い。札幌から洞爺湖方面への道中にあることから、ドライブの休憩スポットとしても機能している。
食べ方のバリエーション
通常はそのまま食べるのが一般的だが、「薄衣を付けて揚げる」という食べ方も提案されている。また、温かいお茶との相性が抜群で、素朴な和菓子の魅力を存分に楽しめる。個包装されているため、お土産としても配りやすく、レトロなパッケージデザインも好評だ。
レビューから見える顧客満足度
食べログでの評価は3.37と決して高くはないが、49件の口コミの内容を見ると、リピーターが多いことがわかる。「留寿都のお土産といえばこれ」「実家では必ず立ち寄る定番」「20数年ぶりに食べて懐かしさがこみ上げた」といったコメントから、世代を超えて愛されている様子が伺える。また、「あんこ嫌いの子供もここのみそまんじゅうだけは食べられる」という声もあり、幅広い年齢層に受け入れられている。
競合との差別化要因
全国各地に「みそまんじゅう」は存在するが、梅屋の商品は「元祖」を名乗るだけの歴史と独自性を持っている。味噌を使わないという逆説的な特徴、100年以上変わらない製法、添加物不使用というこだわり、そして何より地域に根ざした存在感が、他の類似商品との明確な差別化要因となっている。
改善の余地と今後の期待
一方で、改善の余地がないわけではない。支払い方法が現金のみという点は、キャッシュレス化が進む現代においては不便さを感じる人もいるだろう。また、イートインスペースがないため、その場で味わいたい観光客にとっては物足りなさもある。商品がみそまんじゅう一品のみという点も、選択肢の多様性を求める顧客にとっては物足りないかもしれない。
しかし、これらの点は梅屋の「変わらない良さ」でもある。過度な商業化を避け、伝統の味を守り続ける姿勢は、むしろ現代において貴重な存在といえる。
総合評価と結論
梅屋の「元祖みそまんじゅう」は、単なる和菓子の枠を超えて、留寿都村の歴史と文化を体現する存在となっている。明治時代から続く伝統の製法、添加物不使用のこだわり、手頃な価格設定、そして何より素朴で飽きのこない味わいが、世代を超えて愛される理由だろう。観光地化が進む中でも変わらぬ姿勢を貫く梅屋は、北海道の食文化を語る上で欠かせない存在であり、これからも多くの人々に愛され続けることだろう。訪れた際には、ぜひ蒸したての一個を味わい、100年以上の歴史に思いを馳せてみてはいかがだろうか。
📍 アクセス
国道230号線沿い(札幌方面から洞爺湖方面へ向かう途中)
札幌中心部から約70分
洞爺湖から約40分
ルスツリゾートから約5分
〒048-1731
北海道虻田郡留寿都村留寿都53-1
Rusutsu 53-1, Rusutsu-mura, Abuta-gun, Hokkaido
道南バス「留寿都」バス停より徒歩約1分
※バスの本数は限られているため事前確認推奨
店舗前に数台分の無料駐車スペースあり
大型車も停車可能
店舗からのお知らせ
【元祖みそまんじゅうについて】
◆創業以来100年以上、変わらぬ製法で作り続けています
◆添加物不使用のため、お早めにお召し上がりください
◆保存方法:夏季2日間、冬季3日間(冷蔵1週間、冷凍1ヶ月)
◆バラ売り・箱入り、どちらもご用意しております
◆箱購入の方には味見用を1個サービス
◆蒸したてをご希望の方はお申し付けください
【営業について】
朝8時から夜7時まで営業しております。不定休のため、遠方からお越しの際は事前にお電話でご確認いただけると安心です。
支払いは現金のみとなっております。ご了承ください。
梅屋(うめや)は北海道虻田郡留寿都村にある創業100年以上の老舗和菓子店です。国道230号線沿い、ルスツリゾートから車で約5分の立地。 名物の「元祖みそまんじゅう」は、味噌不使用ながら見た目が味噌色をした不思議な饅頭。十勝産小豆のこしあんと、米粉・小麦粉・黒糖を使用したもちもち皮が特徴。 1個52円のバラ売りから60個入りの箱まで各種サイズあり。添加物不使用で安心安全。営業時間は8:00〜19:00、不定休。 札幌から洞爺湖方面へのドライブ途中の立ち寄りスポットとして、また、ルスツ観光のお土産として多くの方に愛されています。 明治後期に旅の僧侶から伝授された製法を今も守り続ける、北海道の食文化を代表する銘菓です。